• Instagram
  • You Tube
  • Facebook
モデル名で選ぶ
ジャンルで選ぶ

A ROAD REVOLUTION

20年以上前に始まった伝統を継承した「新型TCR」は、GIANTのエンジニアと開発者、エアロダイナミクスの専門家、そしてグレッグ・ヴァンアーヴェルマートやCCCチームのライダー、スタッフなどを含む関係者の努力の結晶です。コンパクトジオメトリと革命的な外観を備え、物議を醸しデビューしたアルミニウムフレームのTCR以来、すべての新世代TCRが性能の限界を常に押し上げてきました。1998年以来、TCRはプロツアープロトンの中心であり、20年以上にわたり世界中の主要なレースで優勝しています。

プロジェクトは「さらに効率性を高め」史上最速のTCRを生み出すという、ほとんど不可能と思えるような目標を掲げるところスタートしました。それを達成するために、私たちのチームは3つのパフォーマンス要素「CLASS-LEADING EFFICIENCY」「ADVANCED AERODYNAMICS」「TOTAL CONTROL」にフォーカスし、原材料、製造工程など、あらゆる面の分析と全く新しい手法の開発が必要でした。

最終的にTCRのブレイクスルーは、クラス最高の重量剛性比を維持しながらも、前モデルよりも空力性能を大幅に向上したことです。20年にわたりプロレベルのレースバイクとして君臨した品質を維持したまま、すべてのチューブは重量を増すことなく、空気抵抗を低減する形状に変更されました。

Evolution of the Total Race Bike

1998年、「チームONCE」と共にプロツアープロトンに登場した初代TCRは、物議を醸しました。その革命的に「コンパクト」なフレーム形状が、当時何十年も普及していた一般的なロードバイクデザインと明らかに異なっていたからです。ここで、長年にわたるTCRの進化をご紹介します。

2004

2004年、ツール・ド・フランスでT-Mobileチームとともにデビューした第3世代のTCR。T-Mobileチームは、2006年まで3年連続でツールのチーム優勝を獲得。

2008

第5世代のTCR ADVANCED SLを発売開始。PressFitボトムブラケットや内蔵ケーブルルーティングなど、多くの画期的なテクノロジーを採用。翌年にはチームRabobankのデニス・メンショフが、TCR ADVANCED SLを駆りジロ・デ・イタリアで総合優勝。

2017

チームSUNWEBのトム・デュムランが第8世代のTCRでジロ・デ・イタリア総合優勝。 また、ツール・ド・フランスではチームSUNWEBがポイント賞と山岳賞を同時に獲得。

2020

五輪チャンピオンスペシャルペイントのプロトタイプを駆るグレッグ・ヴァンアーヴェルマートなど、CCCチームライダー達との1年の共同開発を経て、革新的な第9世代のTCRシリーズを市販開始。

Developing the total race bike

新型TCRシリーズは、次の3つのパフォーマンス要素を念頭に設計されています。

Class Leading Efficiency

エアロダイナミクスの要素を自転車に加えることは、通常、重量の増加を意味します。空力性能向上のために形状変更した部位の重量増を補いながら、クラス最高の重量剛性比を維持するためには、使用素材の最小化が不可欠でした。この達成のために、次の4つの最先端の製造プロセスが貢献しています。
レースバイクにとっての最終領域は、空力性能の追求です。重量と剛性は全体的なパフォーマンスを決定づける重要な役割を果たしますが、空気抵抗を最小限に抑えることは現実世界におけるパフォーマンスを高める最大の好機といえます。GIANTのエンジニアリングチームは、計算流体力学(CFD)と風洞実験とを組み合わせ、重量剛性比を犠牲にすることなく、空力性能に優れる形状を作り上げました。この行程は、風洞実験においても現実世界でのパフォーマンスを忠実に再現するという信念のもと実施されています。
ディスクブレーキテクノロジーの完全なインテグレーションにより、新しいTCR ADVANCED SL DISCは、ウェットまたはドライコンディションでの優れた制動力とより大きなコントロール性を提供します。 これは、高速での下りやコーナリングを含むさまざまな地形で数時間にわたるレースをするプロロードレーサーからの重要なリクエストでした。

Disc Brake Integration

新しいフレームは、すべての状況で一貫した制動力を発揮するアップデートされたフラットマウントディスクブレーキシステムで設計されています。フロント(12x100mm)およびリア(12x142mm)スルーアクスルのセットアップは、軽量性を維持しながら比類のないステアリングの精度と剛性を生み出します。

New Fork Design

ステアリングの剛性を高めるため、スルーアクスルからクラウンまでフロントフォークを一から再設計。前世代のTCRのフォークと比較して重量を加えることなく、最大35%ねじり剛性を高め、ノンドライブサイドのブレーキキャリパーの空力性を改善。新型TCRでは、フレームとフォークのタイヤクリアランスも広くなっており、コーナリングにおけるグリップ、転がり効率、荒れた路面でのハンドリング性を高める最大32mm(※)の大容量タイヤを選択可能に。
※DISCブレーキモデル(リムブレーキモデルは28mm)

これは過去サイトのコンテンツです。
このまま閲覧を続けますか?