• Instagram
  • You Tube
  • Facebook

NEWS 海外レース タグ 記事一覧

RACE

2023.05.26

ザナがジロ・デ・イタリアでグランツール初ステージ優勝!

フィリッポ・ザナ(Filippo Zana)は、2023年最初のグランツールであるジロ・デ・イタリアの第18ステージで優勝し、彼のレースキャリア中最大の勝利を挙げました。この勝利によってチーム・ジェイコ・アルウラーは、ジロ2つ目のステージ優勝を獲得しました。 チーム全体にとって大きな日となったジロ・デ・イタリア第18ステージ。ジェイコ・アルウラーのエディ・ダンバー(Eddie Dunbar)は総合順位争いで地盤を築き、個人総合4位に上昇しました。 優勝したザナは、イタリアのロードナショナルチャンピオンジャージを着用し、自身のPropel Advanced SLチームバイクを駆って、山岳地帯の160kmのステージで逃げ切り、ティボー・ピノ(Thibaut Pinot)をスプリントで下しました。これは24歳の彼にとって初めてのグランツールのステージ優勝であり、地元での勝利でした。チームにとってはマイケル・マシューズ(Michael Matthews)の第3ステージ優勝に続く2つ目の勝利です。 ザナはこうコメントしています。「僕にとって、このジロ・デ・イタリアは夢のようなものです。地元ヴェネトで、沿道からは多くのファンが応援してくれました。ワールドツアーチームに参加させてくれたチームに感謝しなければなりません。僕のレベルをここまで引き上げてくれました。」 スプリントデーとなった水曜に続き、第18ステージはドロミテを舞台にした決戦となりました。序盤から多くのアタックが繰り広げられ、カテゴリー1のパッソ・デッラ・クロゼッタの後、ザナは7名の逃げ集団に加わり、最終30kmでの3つの山岳を通過するまでアドバンテージを保ちました。 逃げ集団の中で、ステージ優勝はザナと引退前の最後のシーズンで優勝を狙うベテラン、ピノとの戦いになっていきます。2人は最後の登りで後続を引き離し、約1分のギャップを保ったまま最後の登りの急坂に突入。ザナは、そこから完璧な動きをし、残り約200メートルで最後のスプリントを開始しました。 ザナはレース後、このように語っています。「こんな機会はめったにないと思っていたので、最後の瞬間まで遅れないように、すべてを出し切ろうと思った。イタリアのナショナルチャンピオンジャージを着てジロ・デ・イタリアのステージで勝つなんて、信じられない気持ちだよ。」 一方、ステージ優勝争いのすぐ後ろで、ザナのチームメイト、エディ・ダンバーも素晴らしい1日を過ごしていました。チーム・ジェイコ・アルウラーに加入して1年目、2度目のグランツールに出場した26歳のダンバーは、3週間のグランツールで個人総合の順位を上げ続けています。第16ステージで総合8位から5位に浮上し、第18ステージではさらに1つ順位を上げ、山岳では素晴らしい走りを見せました。 「プリモシュ・ログリッチがアタックしてきたとき、僕はただ自分のペースで走っていた。ジョアン・アルメイダがやってくるのもわかっていた。一日一日を大切に過ごしている。このような勝利はそうそうあるものではないし、この勝利はチームの皆のおかげだと思う。おめでとう!」 Photo: Cor Vos photo

RACE

2023.05.08

マシューズがジロ・デ・イタリアの第3ステージで勝利!

チームジェイコ・アルウラーのライダー、マイケル・マシューズ(Michael Matthews)は、メルフィでのゴールに向かう上りスプリントで、マッズ・ペデルセンとカデン・グローブスを引き離し、スリリングなレースを制しました。 マシューズは、上りのスプリントフィニッシュを得意としており、そのパワーとスピードを活かして今年最大の勝利を手にしました。 チームの見事なサポートによって、ゴールへの難しいアプローチで有利な位置につけることができたマシューズは、猛然とスプリントを繰り出し、2019年のロード世界チャンピオンであるペデルセンや、今シーズン複数の優勝を挙げている強力なスプリンター、グローブスを抑えました。 マシューズは常にマークされていましたが、彼のフィニッシュスプリントには敵う相手はいませんでした。 この勝利は、マシューズにとっては感慨深いものでした。彼は今年最初のグランツールに向けて、多くの困難に直面していたのです。ミラノーサンレモや春のクラシックレースシーズンに向けて準備をしていた3月、コロナ陽性のテスト結果を受けて競技から離れることになりました。 マシューズはこうコメントしています。「正直言って、言葉にならない。この2か月間で経験したことを考えると、チームのために勝利を収めることができて、とても嬉しいよ。」 ヴァストからメルフィへ南下する213kmの第3ステージは、最終40kmまでほとんどが平坦で、最後に2つのカテゴリー付きクライムとゴールまでの坂が待っていました。チームジェイコ・アルウラーは、最後の数キロでのバトルになることを予測して序盤の2人のブレークを許し、その後巻き返しを図りました。

RACE

2023.03.27

ルーク・マイヤースミスがエンデューロワールドカップ初優勝!

GIANT FACTORY OFF-ROADチームのルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)は、タスマニアで初開催されたUCIマウンテンバイク エンデューロワールドカップで、6ステージ中3ステージで勝利し、総合優勝を飾りました。 ルーク・マイヤースミスは、Reign Advanced Proを駆り、エンデューロ ワールドカップ初戦で歴史的勝利を収めた。Sven Martin photo ルークの弟、レミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)は、男子U21カテゴリーで表彰台に上がり、フランスのユン・デニアー(Youn Deniaud)はエリート男子レースで9位に。チームから3名の選手が、トップ10入りを果たしました。 また先週末は、現在のベルギー男子XCOチャンピオンであるイェンス・シューマンス(Jens Schuermans)が、オーストリアのUCI C1クロスカントリーイベントであるKamptal Trophyを制しました。 シューマンスは、Anthem Advanced Proでシーズン序盤の好調さをアピールした。Robin Nevrala photo マイヤースミス兄弟は今年、新体制のGiant Factory Off-Road Teamに加入し、すぐに活躍の場を広げました。昨年のU21エンデューロ ワールドシリーズで総合優勝した 兄ルークは、20歳にして初めてタスマニアでエリートカテゴリーのレースを経験しました。彼の躍進は、チームにEWS/ワールドカップレベルでの初勝利をもたらしました。 第6ステージのフィニッシュ後、祝福されるマイヤースミス兄弟。Sven Martin photo ルークはレースで勝利した後、このように語っています。「素晴らしい日だ、言葉にならないよ! 1日を通してスムーズで安定した走りを続け、それが功を奏してトップに立つことができた。Reign Advanced Proは、リア27.5インチ、フロント29インチのマレットセットアップを選択したよ。」 今大会は、10年間続いたエンデューロ・ワールドシリーズからワールドカップにステップアップし、新しいUCIマウンテンバイク ワールドシリーズの6種目の1つとして、初めて開催されたものです。ライダーは、ダーウェントバレーのユーカリ林の中で、6つのステージに挑戦しました。総距離は54kmで、1200mの上り坂と3000mの下り坂が続きます。 ルークはオープニングステージで2位となり、その後3つのステージで勝利を収め、終日安定した走りでトップ4以下に順位を落とすことはありませんでした。 「一日を通して路面状況はかなり悪化したけど、慎重さを保ってなんとかミスなく速い状態を維持することができたよ。自分の走りにだけ集中し、結果にとらわれないようにしていたんだ。」 最初の5ステージのうち2ステージを制したルークは、この日最長のステージ6をトップで迎えました。「リードしているのに最終ステージで最後尾に下がったことは、間違いなくプレッシャーになったよ。でも、なんとか持ちこたえて、初めてのエリートカテゴリーレースでトップに立つことができたんだ。」 ルーク・マイヤースミスは、チームに、EWS/ワールドカップレベルで初めての優勝をもたらした。Sven Martin photo さらに、ルークの弟であるレミも Reign Advanced Proを駆って、兄と同じく3つのステージで優勝。男子U21で2位となり、この日 活躍をアピールしました。 18歳のレミ・マイヤースミスは、男子U21で驚異的なスピードと冷静さを見せ、銀メダルを獲得した。Sven Martin photo チームは来週末、タスマニアのダービーで開催されるエンデューロ ワールドカップ第2戦に参加する予定です。   シューマンスがXCレースで優勝 オーストリアで開催されたUCI C1イベント、KTMカンプタールトロフィーでイェンス・シューマンスが優勝を飾った。Robin Nevrala photo オーストラリア勢がタスマニアにいる間、2023年にチームに加わったもう1人の選手、イェンス・シューマンスは、オーストリアで大きな勝利を収めました。シューマンスは、ランゲンローイスで開催されたKTMカンプタルトロフィーに出場し、最高ランクのレースで今シーズン初勝利を収めました。 Anthem Advanced Pro、Giant Rev Proヘルメット、Charge Proシューズを使用し、勝利したシューマンスは、こう語ります。「このレースは、急な登りが長く続く厳しいコースで知られており、フィジカルなレベルで自分が今どのくらいの力を持っているのかを測る、良いテストになりました。シーズン序盤の自分の調子と、新しいレースバイクのスピード感に満足しています。」

RACE

2023.01.24

イェーツとマシューズが、サントス・ツアー・ダウンアンダーで躍動

ジェイコ・アルウラーのサイモン・イェーツ(Simon Yates)は、オーストラリアで5日間にわたって開催された、サントス・ツアー・ダウンアンダー最終ステージを制し、チームに今季初優勝をもたらしました。イェーツは個人総合2位、マイケル・マシューズ(Michael Matthews)はポイント賞を獲得し、シーズン最初のツアーの幕を閉じました。 第3ステージで優勝を逃したイェーツは、第5ステージで優勝を果たした。Cor Vos photo CADEX WheelSystemを搭載したPROPEL ADVANCED SL DISCを使用したイェーツは、第3ステージで優勝まであと少しのところにまで迫り最終ステージでついに優勝を果たすなど、シーズン序盤から目覚ましい活躍を見せました。マウント・ロフティへの最後の登りでは、オーストラリア出身の2位のジェイ・ヴァイン(Jay Vine)、3位のベン・オコーナー(Ben O’Connor)を抑えての優勝でした。 イェーツはこうコメントしています。「感無量だ。とても嬉しい。我々チームは総合優勝を目指してここに来たけれど、本当によく頑張ったので満足して次に進めるよ。」 イェーツはシーズン序盤から素晴らしい活躍を見せ、オーストラリアで初優勝を飾った。@sprintcycling photo イェーツはステージレースの中盤、第3ステージの重要なコークスクリューの登りで勝負を仕掛け、惜しくも優勝には届かなかったものの、残り2ステージを残して総合3位に浮上。総合優勝の候補に躍り出ました。翌日もその勢いは衰えず、さらに順位を上げて総合2位となり、最終ステージでは総合優勝獲得に狙いを定めていました。 アデレードの丘陵コースで行われた第5ステージは、イェーツ、ヴァイン、オコーナーの3人による総合優勝をかけた戦いとなりました。最後の数キロでイェーツが先にアタック。これに追従したヴァインとオコーナーとのスプリント勝負の末に、イェーツがフィニッシュ地点でヴァインをパスし、最終ステージで優勝。そして、ヴァインに次ぐ総合2位を獲得しました。 総合2位を獲得したサイモン・イェーツ @sprintcycling photo 「距離の短いステージで、マウント・ロフティを何周かする、僕の好きなサーキットレースだったんだ。チームメイトは今回も素晴らしく、全員が自分の役割を果たした。最後の上り坂でうまくラインを合わせて、ヴァインをパスして優勝した。ここオーストラリアで優勝できてうれしいよ!」とイェーツは語りました。 オーストラリア出身のマイケル・マシューズは、ポイント賞を獲得した。Cor Vos photo ポイント賞を獲得したオーストラリア出身のマイケル・マシューズは、こうコメントしています。 「この1週間は、特に僕個人にとってはジェットコースターのような1週間だった。でもチームとしては、できることはすべてやったと思うし、ステージ優勝、ポイントジャージ、そして総合2位を獲得することができた。僕たちにとって良いシーズンスタートになったと思う。ハードでアグレッシブなレースができたし、ここオーストラリアで再びレースができるのは本当に嬉しい。」

RACE

2023.01.12

GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM 2023年の体制を発表!

GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは、新しいMTBワールドカップカレンダーに焦点を合わせ、エキサイティングな若き才能と経験豊富な優勝経験者によって強化した2023年のチーム体制を発表しました。 18歳のレミ・マイヤースミスは、現在オーストラリアのU19男子ダウンヒル・ナショナル・チャンピオンである。レミは、昨年ジュニア時代にDHワールドカップシリーズで5つの表彰台を獲得している。 2023年のGIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは、クロスカントリー(XC)、ダウンヒル(DH)、エンデューロに参戦する10名のアスリートで構成されています。新しいメンバーには、ナショナルチャンピオン、オリンピック期待の星、そして世界で最も権威のあるマウンテンバイクレースのトップ選手達が名を連ねています。 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMのマネージャーであるセバスチャン・ボイトンは、このように語っています。「今年はチームにとって、様々な面で非常にエキサイティングな1年になるでしょう。5名の新しいアスリートの参加はもちろんのこと、ライダーにとってチームの体制が変わることは大きなことですから、スムーズな移行を実現することが最優先事項でした。彼らの第一印象や自信に満ちた姿を見るのは、本当に素晴らしいことです。これは、業界をリードするスポンサーと昨年から引き続きチームに参加する5名のアスリートがGIANTと協力して新しいバイクを開発したことの証しです。これからの展開が楽しみです。」   クロスカントリー XCチームには、エリートとU23カテゴリーのワールドカップで活躍が期待される3選手が新加入します。ベルギーのエリート男子XCチャンピオン、イェンス・シューマンス(Jens Schuermans)は、2度のオリンピック出場(2016年、2020年)を果たし、ワールドカップで5回の表彰台を経験しています。シューマンスは2022年ワールドカップを総合12位で終え、今年はさらに高い目標を掲げています。 オリンピックに2度出場し、現在ベルギー ナショナルチャンピオンに輝いているイェンス・シューマンスは、今季のチームにさらなるパワーをもたらしてくれるだろう。 「GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMに加入することは、私にとって本当に特別なことだと感じています。2022年シーズンは好調で、ワールドカップで何度かトップ10に入ることができましたが、一方で表彰台のチャンスを2~3回逃してしまいました。表彰台は私の目指すところであり、このワールドクラスのチームとスタッフがその目標を達成する手助けをしてくれると信じています。新しいAnthem Advanced Pro 29erを数週間前からテストしていますが、この新しいレースマシンには本当に満足しています。」 2人目のアレクサンドル・バルマー(Alexandre Balmer)は、GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMでのXC競技とTeam Jayco AlUlaでのワールドツアーロードレースを両立するマルチタレントです。22歳のスイス人は、2018年世界選手権ジュニアカテゴリーで、XCとチーム・リレーで金メダルを獲得しています。同年バルマーは、ジュニアとしてヨーロッパ選手権のXCも制しており、ロードではスイス選手権を何度も制しています。 元XCジュニア世界チャンピオンのアレクサンドル・バルマーは、ロードレースとUCIワールドカップシリーズを行き来する予定だ。 XCチームの3人目の新戦力は、カナダのカーター・ウッズ(Carter Woods)です。21歳の彼は、昨シーズンにU23カナダ男子ナショナルタイトルを獲得し、U23ワールドカップシリーズで総合2位となるなど、ブレイクを果たした選手です。ウッズは1年を通して一貫してトップ選手として活躍し、ワールドカップで1勝といくつかの表彰台を獲得しました。今年はワールドカップでの優勝と、U23世界選手権のタイトルを獲得することを目指しています。 今年から現カナダ男子U23 XCナショナルチャンピオンのカーター・ウッズが加入。21歳の彼は、U23ランクでワールドカップ優勝と表彰台を目指す。 XCチームは、新加入の3名とアントワーヌ・フィリップ(Antoine Philipp)の計4名で構成されます。フランス出身のフィリップは、昨年初めてワールドカップ エリートでトップ10に入る成績を収め、順位を上げています。 XCライダーのアントワーヌ・フィリップは、昨年初めてエリート男子でワールドカップトップ10入りを果たし、2023年にはさらに上を目指す。Michal Cerveny photo XCライダーたちは、レースのコンディションや地形に合わせてバイクを選択します。テクニカルなコースではフルサスペンションのAnthem Advanced Pro 29erを、滑らかで高速なXCレーストラックではXtC Advanced SL 29erを使用します。   DH・エンデューロ グラビティチームには、DHとエンデューロの両種目に秀でたオーストラリア人兄弟、ルークとレミ・マイヤースミスが新たに加わります。20歳のルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)は、すでに両種目で素晴らしい実績を残しています。昨年は、ワールドカップDHのエリート男子で2度のトップ10入りを果たし、オーストラリアで開催されたエリート男子DHナショナルチャンピオンシップでは4位に入賞しました。エンデューロレースでは、2022年エンデューロワールドシリーズのU21カテゴリーで5勝し、総合優勝を果たしました。 マイヤースミス兄弟の兄であるルークは、2022年DHワールドカップシリーズで2回のトップ10入りを果たし、2022年エンデューロワールドシリーズのU21カテゴリーで優勝している。 ルーク・マイヤースミスはこう語っています。「2023年からGIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMに参加することができ、本当に光栄だよ。僕はGIANTのバイクに乗って育ったから、すべてが始まった場所に戻ってくるのは本当にクールだ。すでに数週間、新しいバイクに乗り、とても気に入ったよ。気持ちを切り替えて、今年こそはと意気込んでいるんだ。」 ルークの弟で18歳のレミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)は、現U19オーストラリアDHナショナル・チャンピオンです。昨年はジュニアとしてレースに参加し、ワールドカップで4つの表彰台を獲得、DH世界選手権では銀メダルを獲得しています。 マイヤースミス兄弟は、フランスのDHのベテラン、レミ・シリオン(Rémi Thirion)に加わります。シリオンはワールドカップで表彰台を数回と、1回の優勝経験があります。3名ともGlory Advancedを使用し、チームの技術スタッフとともに新シーズンに向けて次世代モデルの開発・テストにも取り組む予定です。 DHレーサーのレミ・シリオンは、2022年に怪我と闘いながらも、イタリアで開催されたワールドカップファイナルでトップ10入りを果たした。以前のワールドカップ優勝や表彰台を獲得した調子を再び取り戻したいところだ。Sven Martin photo エンデューロレースでは、フランスのユン・デニアー(Youn Deniaud)とカナダのマッケイ・ヴェジーナ(Mckay Vezina)が、2023年も継続してチームに参加します。昨年デニアーは、フランスのルダンヴィエルで行われたファイナルでのステージ優勝を含め、EWSの最後の2ラウンドでベストリザルトを記録しました。 昨年のEWS最終戦でステージ優勝し、2022年EWSプロ男子ランキングで総合16位となったデニアーは、Reign Advanced ProとともにUCI MTB World Cup Enduroを目標に戦う。Sven Martin photo ヴェジーナも、3回のトップ20フィニッシュを達成し、堅実なEWSシーズンを送りました。両選手は、レースバイクのReign Advanced Proに加え、イベントによって、より短いトラベルのTrance X Advanced Pro 29erも使用する予定です。 カナダのエンデューロレーサー、マッケイ・ヴェジーナは2022年、ウィスラーでの15位を含む3回のトップ20入賞を果たし、これまでで最高のEWSシーズンとなった。Sven Martin photo チームを締めくくるのは、E-bikeレースに参戦しているオーストラリアのジョシュ・カールソン(Josh Carlson)です。E-エンデューロ オーストラリア選手権で過去3回優勝しているこのベテラン選手は、2023年のUCI MTBワールドカップE-エンデューロシリーズを目標にしています。カールソンは、主にReign E+ ProとTrance X Advanced E+ でレースに出場しています。 ベテランのジョシュ・カールソンは、E-エンデューロレースで3度のオーストラリアチャンピオンに輝き、2023年にはReign E+ ProとTrance X Advanced E+でUCI MTBワールドカップE-エンデューロイベントを目指す。   チームパートナー バイク機材については、FOXサスペンション、Maxxisタイヤ、Shimanoドライブトレインおよびブレーキコンポーネント、MRPチェーンガイド、HTペダル、PROコックピットコンポーネントなど、2022年からのスポンサーシップの殆どを継続しています。さらに、GIANT ホイール、サドル、ミニツールなどのコンポーネントやギアも追加されます。また、パワーメーターのスポンサーとして、新たにStagesサイクリングが加わりました。 アパレルについては、スイスのCuoreとのパートナーシップを継続し、XCとグラビティレーサーのレースキットを供給します。100%はフルフェイスヘルメット、ボディープロテクション、アイウェア、グローブを供給し、GIANTはXC用のREV PRO、トレイル/エンデューロ用のRAIL SXとREALMなどその他のヘルメットを供給します。また、GIANTはXC用シューズ「CHARGE PRO」、トレイル/エンデューロ用シューズ「LINE」、DH用シューズ「SHUTTLE」などのフットウェアを供給します。 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMの最新情報は、InstagramとFacebookでご確認いただけます。   2023 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM Alexandre Balmer (SUI), XC【アレクサンドル・バルマー(スイス)、XC】Josh Carlson (AUS), E-bike【ジョシュ・カールソン(オーストラリア)、Eバイク】Youn Deniaud (FRA), Enduro【ユン・デニアー(フランス)、エンデューロ】Luke Meier-Smith (AUS), DH and Enduro【ルーク・マイヤースミス(オーストラリア)、DH/エンデューロ】Remy Meier-Smith (AUS), DH and Enduro【レミ・マイヤースミス(オーストラリア)、DH/エンデューロ】Antoine Philipp (FRA), XC【アントワーヌ・フィリップ(フランス)、XC】Jens Schuermans (BEL), XC【イェンス・シューマンス(ベルギー)、XC】Rémi Thirion (FRA), DH【レミ・シリオン(フランス)、DH】Mckay Vezina (CAN), Enduro【マッケイ・ヴェジーナ(カナダ)、エンデューロ】Carter Woods (CAN), XC【カーター・ウッズ(カナダ)、XC】   2023 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM スポンサー Suspension forks/shocks: FOXWheels: GiantTires: Maxxis Pedals: HTDrivetrain & Brakes: ShimanoBar/Stem: PROSaddle: Giant and PROSeatpost: FOX dropper and PRO seatpostsCycling Computers: Giant/Stages CyclingPower meters: Stages CyclingGrips: ODIChain guides: MRPTire insert: CushCoreCycling shoes: GiantRace kits: CuoreCycling eyewear: 100%Helmet: Giant & 100% (full-face)Protection: 100%Gloves: 100%Other: Park Tool, Finish Line lube and cleaning products, Stan’s tire sealant, GoPro cameras, Thule gear

RACE

2022.10.26

ヴルーウェンベルダーとカールソンがナショナルチャンピオンに!

アメリカのルーク・ヴルーウェンベルダー(Luke Vrouwenvelder)がUSAサイクリングマラソンMTBチャンピオンシップで優勝し、オーストラリアのジョシュ・カールソン(Josh Carlson)は、E-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップでタイトル防衛に成功。2022年シーズンの締めくくりに、GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは2つの大きな勝利を獲得しました。 ヴルーウェンベルダーは序盤からアタックをかけ、後続の選手を抑えて初優勝を飾った。Photo:@fotoweaver メリーランド州フレデリックで開催された39.2マイルのマラソンMTBチャンピオンシップで、ヴルーウェンベルダーとチームメイトのステファン・ダヴースト(Stephan Davoust)が圧倒的な走りを見せ、それぞれ1位と2位を獲得しました。 ヴルーウェンベルダーは、ガンブリル州立公園のテクニカルなXCコースにマッチするAnthem Advanced Pro 29ERで完璧なパフォーマンスを披露し、勝利を手にしました。ノースカロライナ出身で東海岸の地形に慣れ親しんでいた彼は、序盤からリードを奪いレース中もライバルを寄せ付けない走りを見せました。 27歳のヴルーウェンベルダーは、Anthem Advanced Pro 29ERで東海岸のテクニカルな地形を走破した。Photo:@fotoweaver 「戦略はシンプルなものだった。早い段階でペースを上げ、後ろを振り返らないようにした。自分のペースで走り、東海岸の岩や木の根はAnthem Advanced Pro 29ERの性能に任せたよ」と、GIANT Rev ProヘルメットとCharge Proシューズを着用したヴルーウェンベルダーは語りました。 ダヴーストが優勝し、ヴルーウェンベルダーが2位となった昨年とは打って変わり、圧倒的な強さを見せたヴルーウェンベルダーは、3時間20分05秒のタイムを記録し、2位のダヴーストに約3分、3位のカーソン・ベケット選手に6分以上差をつけ、初優勝しました。 「ナショナルチャンピオンシップでの勝利は、シーズンの最後を飾るにふさわしいものだと思う。今年の素晴らしい締めくくりで、ステファンと表彰台を共有できたことが嬉しいよ。」 昨年のチャンピオンであるダヴーストは銀メダルを獲得し、チームにワン・ツー・フィニッシュをもたらした。Photo:@fotoweaver   カールソンが3連覇を達成 チーム唯一のE-bikeスペシャリストであるジョシュ・カールソンは、オーストラリアE-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップ2連覇中のディフェンディングチャンピオンとして参戦しました。男子レース中にビクトリア州の会場を激しい雨が襲いましたが、カールソンはReign E+レースバイクで濡れた滑りやすいコースコンディションを克服し、GIANT Lineシューズを使用して優勝しました。 ビクトリア州で開催されたオーストラリアE-エンデューロナショナルチャンピオンシップで、カールソンは再び圧倒的な強さを見せた。Piper Albrecht photo 3年連続でタイトルを獲得したカールソンは、次のように語っています。「今日はタフな一日だったよ。コースはひどいウェットコンディションに見舞われ、厳しいレース展開となった。各ステージはきつい上りに荒々しいセクション、タイトなコーナーがうまくミックスされていた。」 Reign E+は、走行するコースの特徴に合わせてジオメトリを2段階で調整できるリンクシステム「FLIP CHIP」を備えています。このレースでカールソンは「HIGH」ポジションを選択し、ヘッドチューブとシートチューブの角度を急にすることで素早いハンドリングとよりアグレッシブなクライミングポジションを実現しました。 激しい雨のため厳しいコンディションとなる中、カールソンは8つのステージをコンスタントに走り抜き、タイトルを獲得した。Piper Albrecht photo 「800Whのエナジーパックシステムを使用し、8つのステージを走り切りました。2022年のシーズンをEWS-Eランキング8位で終え、E-エンデューロ オーストラリアナショナルチャンピオンのタイトルを守ることができ、とても嬉しいよ!」 カールソンはオーストラリアE-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップで3連勝を達成した。Piper Albrecht photo

RACE

2022.10.11

グスタブ・イデンがアイアンマン・コナでコース新記録を樹立し優勝!

GIANTがスポンサーを務めるトライアスリート、グスタブ・イデンは、ハワイ島コナで開催された2022アイアンマン世界選手権で、初出場にして優勝という歴史的なパフォーマンスを披露しました。 アイアンマン・コナのコースレコードを10分以上更新したイデン。 @santarastudios - @lalobadillo photo イデンは7時間40分24秒という素晴らしいタイムでコナを制覇し、ドイツのヤン・フロデノ(Jan Frodeno)の7時間51分13秒の記録を、10分以上も塗り替えました。さらにはマラソンのコースレコードも更新し、26.2マイルを2時間36分15秒で走りきり、1マイル平均6分台を記録した史上初の男性ランナーとなりました。 イデンはTrinity Advanced Proで完璧なペースを保ち、ランで優勝を狙える位置につけていました。 @santarastudios - @carla.nagel photo アイアンマン世界選手権のディフェンディングチャンピオンとしてレースに参加し、イデンのトレーニングパートナーで、同じノルウェー代表のクリスティアン・ブルメンフェルトは、コナでのこれまでの最速タイムを更新しながら、3分強の差で3位に入り、共に表彰台に上がりました。 イデンとブルメンフェルトを応援しようと、ノルウェーのファンが大勢集まりました。 @santarastudios - @takervazquez photo ランパートで台湾のお寺にちなんだ「幸運の帽子」をかぶり、無敗をキープしていたイデンは、レースを振り返って以下のコメントをしています。「非常に厳しいレースだったよ。サム・レイドロウ(Sam Laidlow)に追いつくまではすべてが順調に進んでいた。ところが彼を追い越したとき、まるでこの島が僕を倒そうとしてるかのように、順調にいかなくなった。でも、僕の帽子はこの島の伝説より強いと思ったよ。」 イデンはスタートから強さを見せ、この日のプランを決して崩すことはありませんでした。彼は20名ほどの先頭集団で2.4マイルのスイムを終えると、Giant Trinity Advanced ProとCADEX Aero WheelSystemで112マイルのバイクに挑みました。フランスのサム・レイドロウがバイクでペースを上げ、イデンとブルメンフェルトが追走グループでハイペースを維持しました。 レイドロウはバイクでコース新記録を樹立し、イデンとブルメンフェルトは約6分遅れで、第2トランジションを通過しました。ランでは2人とも1マイル6分以内を記録し始め、トップのレイドロウは平均6分13秒でした。19マイル手前、有名なエナジーラボの区間付近でイデンが動き出し、ブルメンフェルトを置き去りにしました。 19マイル地点でイデンが動き出すまで、トレーニングパートナーの2人はランパートの大半を一緒に過ごしていました。@santarastudios - @carla.nagel photo この時点で、イデンがレイドロウを捉えてトップに立つことは、ほぼ確実と思われました。イデンはさらにペースを上げ、22マイル地点でついにレイドロウに追いつくと、彼の肩をたたき親指を立て、通り過ぎました。 「今日は、自分のプランをうまく実行できた。クリスティアンがエナジーラボの坂を上がってきたとき、僕は少しの間待って、風が変わったタイミングでペースアップしたんだ。初出場だけど、かなり堅実な計画だったと思うよ。」 イデンはレイドロウに2分の差をつけて優勝し、ゴールテープを握りしめながらその快挙を祝いました。ブルメンフェルトはオーストラリアのマックス・ノイマン(Max Neumann)を抑え3位でフィニッシュし、友人でもあるイデンと共に表彰台に上りました。 イデンは、無敗の幸運の帽子でアイアンマンの栄冠を手にしました。 @santarastudios - @carla.nagel photo

RACE

2022.09.27

ロード世界選手権でマシューズが3位表彰台を獲得!

ウロンゴンで開催された2022年UCIロード世界選手権の男子ロードレースに、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのマイケル・マシューズ(Michael Matthews)が、オーストラリア代表として出場しました。マシューズは、ガッツある追走とスプリントでホームの観衆を沸かせ、銅メダルを獲得しました。 距離266kmに及ぶレースは、ニューサウスウェールズ州の海岸地帯で行われ、長く混沌とした戦いとなりました。オーストラリアチームのリーダーであるマシューズは、レース後半に小集団に分かれた際にも決して諦めずに、奮闘しました。CADEX 50 Ultra WheelSystemを搭載したPropel Advanced SL Discを駆るマシューズは、チームメイトの助けも借りてスプリントを行い、メダル獲得に手が届く位置へつくことができたのです。 レースを振り返って、マシューズは以下のようにコメントしています。 「母国オーストラリアの観客の前で表彰台に上がることができ、これ以上の喜びはないよ。残念ながら、胸に虹色はないけれど、努力が足りなかったわけではないんだ。今日のチームワークは素晴らしかったし、自分のレースをして3位になれたんだから。 はじめの数周は、観衆の声援を受けて集団の前方で走っていたけれど、その後レースモードに切り替えた。ラスト2周になると観客の盛り上がりは一段と増し、登りをハイスピードで駆け上がっても脚の痛みを感じないほどの応援だった。とても特別な気分で、涙があふれてきたよ。」 優勝したベルギーのレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)は、最後の25kmで単独アタックをかけて独走勝利しましたが、その背後では優勝候補とされていた選手たちによる激しい表彰台争いが繰り広げられていました。レース無線もなく、6時間を超える長丁場のレース終盤にはプロトンもバラバラになり、選手達にとって状況を読み取るのが難しい状況でした。7月のツール・ド・フランスで単独ステージ優勝を果たし、開催国代表としての期待を背負っていたマシューズは、最終スプリントに差し掛かるタイミングで集団に追いつき、着々と前へ出ていきました。 「ただひたすら、集団を追い続けていたよ。最後の500メートルになってもね。スプリントで10位以内に入るのは無理だろうと思っていたら、フランスチームが(クリストフ)ラポルトのために並んでいるのが見えたので、その後ろに飛び乗ってスプリントで自分の力を発揮したのさ。その後も、自分が何位でフィニッシュしたのかよく分からなかった。数分後に3位だとわかったよ。」 マシューズは、2015年にアメリカで開催された世界選手権 男子ロードレースでも銀メダルを獲得しており、現在3つの世界選手権メダルを獲得しています。しかし彼は、ウロンゴンでの今回のメダルが一番だと言っています。 「ホームでのレースは間違いなく、最も特別なものだ。年々、自転車競技のレベルは高くなっていると思う。ここで銅メダルを獲得できたことは、信じられないくらいだよ。」 この銅メダルは、マシューズにとって今大会2つ目の銅メダルでした。最初のメダルは、TTミックスリレーで獲得しました。 CADEX Aero WheelSystemを装着したTrinity Advanced Pro TTバイクを駆るマシューズは、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのチームメイト、ルーク・ダーブリッジ(Luke Durbridge)、そして女子チームのアレクサンドラ・マンリー(Alexandra Manly)とジョージア・ベイカー(Georgia Baker)を含む6人チームの一員でした。 また、同じくチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのチームメイトであるイタリアのマッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)は、TTミックスリレーで銀メダルを獲得しています。 Photos: Cor Vos photo

RACE

2022.09.01

グローブスがブエルタ・ア・エスパーニャでスプリント勝負を制す!

チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのカーデン・グローブス(Kaden Groves)は、ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージでスプリントを決め、自身初のグランツールステージ優勝を獲得しました。 エルポソ・アリメンタシオンからカボ・デ・ガタまでの191.2kmの第11ステージは、スプリンターたちの活躍が期待される1日でした。スペイン南部を走るほぼ平坦なルートは、うだるような暑さと横風でライダーたちを苦しめました。残り26kmで3人の逃げ集団が捕まると、ステージ優勝を狙うチーム同士の位置取り争いが始まります。その結果、バイクエクスチェンジ・ジェイコは最も良い位置を取り、グローブスはこれまでのキャリアで最大の勝利を手にすることになりました。 CADEX WheelSystemを搭載した新しいエアロロードバイク、Propel Advanced SLを駆るグローブスは、チームメイトの完璧なリードアウトに続き、残り約100メートルでスプリントを開始。オランダのスプリンター、ダニー・ファンポッぺルとベルギーのティム・メルリールを抑えて、フィニッシュしました。 「残り50mから100mの地点で、他の選手よりも余力を残せていた。そして有難いことに、良い位置からスプリントを始めることができたんだ。グランドツアーで初めて優勝できたのは、この上ない喜びだよ。ここで勝てたのは本当に嬉しいし、まだまだステージは続くよ」と、グローブスは語っています。 グローブスは今シーズン、ツアー・オブ・ターキーとボルタ・ア・カタルーニャでもステージ優勝しており、今季3つ目の勝利となりました。 この日、総合5位につけていたチームリーダーのサイモン・イェーツ(Simon Yates)は、スタート前に新型コロナウイルスの陽性反応により、ツアーを棄権せざるを得なくなりました。グローブスがもたらした今年のブエルタでの初勝利は、エースのリタイアによって失望していたチームを盛り上げました。 「関係者全員にとって、本当に感動的な一日だった。サイモンの欠場という知らせで目が覚めたが、そこから気持ちを切り替えるのは大変なことだ。しかし、みんなは集中力を高め、体制を立て直し、カーデンをフィニッシュさせるための素晴らしい計画を立ててくれた。全員が自分の役割を果たし、全員が素晴らしい仕事をし、リードアウトも完璧だった」と、チームのスポーツディレクターであるジーン・ベイツは語っています。 「みんなに感謝しなければならない。ルーク(Luke Durbridge)は一日中走り回ってくれ、強風のために早めに準備をした。もう少し早くから横風が吹くと思っていたけれど、最後の4キロで先頭を引くまで何もなかった。みんなが完璧な仕事をしてくれたから、僕が前方で余力を残しておくことができたんだ。」 ブエルタ・ア・エスパーニャは、本日の第12ステージに続き9月11日にマドリードで幕を閉じます。

RACE

2022.08.30

ブルメンフェルトが新型プロペルでワールドカップの表彰台を獲得!

現アイアンマン世界チャンピオンのクリスティアン・ブルメンフェルト(Kristian Blummenfelt)は、ノルウェーで開催された2022ワールドトライアスロンカップ・ベルゲンで、新しいレースバイクPropel Advanced SLを使用して2位を獲得し、プロ男子で最も速いバイクスプリットを記録しました。 ノルウェー出身のブルメンフェルトは、ベルゲンの通りに並んだ2万人以上の地元ファンの前で印象的なパフォーマンスを披露しました。現在、彼は10月にコナで開催されるアイアンマン世界選手権のタイトル防衛に重点を置いていますが、ショートのトライアスロンの経験も豊富で、アイアンマンでの活躍に加えて東京オリンピック金メダリストであり、2021年世界トライアスロン選手権シリーズ優勝者でもある、ノルウェーのスーパースターなのです。 並み居る強豪を前に苦戦を強いられたブルメンフェルトでしたが、スタートからそのスピードとパワーを見せつけました。彼は、750mの短いスイムを先頭のニコロ・ストラーダ(イタリア)から約20秒遅れで終えました。そこから新しいレースバイク、Propel Advanced SLに乗り換えたブルメンフェルトは、順位を上げ始めすぐに先頭グループに追いつきました。 今夏のツール・ド・フランスで発表された新しいPropelは、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコが使用して2つのステージ優勝を獲得しました。この新型Propelは、前世代よりもさらに空力的に優れており、また大幅な軽量化と効率性の向上も実現しています。ブルメンフェルトのバイクは、新しいCADEX 50 Ultra WheelSystemとCADEX Aeroタイヤがアッセンブルされ、そのエアロ効率とスピードをさらに高めています。また、東京オリンピック金メダル、アイアンマン世界選手権、トライアスロン世界選手権など、彼の近年の活躍を記念したカスタムグラフィックが施されています。 このバイクを使用して、ブルメンフェルトは20. 8kmのバイク区間で31分ジャストという最速のスプリットを記録しました。石畳のセクションやテクニカルなコーナーがある地元のコースに慣れていたブルメンフェルトは、そのまま先頭に立ち12名の先頭グループを牽引し、第2トランジションまで追走グループに45秒の差をつけました。 先頭集団は5kmのランで徐々に絞られ、最後の上りでブルメンフェルトとドリアン・コニンクス(フランス)が優勝を争うことになりました。コニンクスはブルーカーペットが敷かれたゴール前の最後の上り坂で速度を上げ、スリリングなスプリント勝負の後、ブルメンフェルトを抑え、ゴールしました。 「今年はロングディスタンスのレースが多かったけど、1年中ベルゲンのために準備してきたんだ。地元ベルゲンで、多くの観客の前でレースができたことが本当に嬉しい。信じられないくらいだよ」と、ブルメンフェルトは語っています。 またブルメンフェルトと同じノルウェー出身で、GIANTがサポートするトライアスリートのグスタブ・イデン(Gustav Iden)は、15位入賞を果たしました。 新しいPropelについて、詳しくはこちらをご覧ください。

1 2 3 4 5 6 12