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5/13(土)に開催された「2024ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会」に、GIANTおよびCADEXファミリーのクリスティアン・ブルメンフェルト選手とGIANT JAPANライダーの小田倉真選手(三井住友海上)、バスコ・ピラサ選手、タイラー・ミスローチャック選手が出場しました。
東京五輪の金メダリストであるクリスティアン・ブルメンフェルト選手は、自身のスローガン「IT HURTS MORE TO LOSE(負ける方がツライ)」が刻まれたカスタムペイントのPROPEL ADVANCED SLにCADEX 50 ULTRAホイールを使用。小田倉選手はテクニカルなコースに合わせ、第9世代のTCR ADVANCED SL DISCに、CADEX 50 ULTRAホイールの組み合わせ。CADEXアスリートであるバスコ・ピラサ選手とタイラー・ミスローチャック選手はともにCADEX 50 ULTRAを使用しました。
スイムをトップから2秒以内で終えたピラサ選手は、バイクの先頭集団前方でレースを牽引。ブルメンフェルト選手、ミスローチャック選手も、約4秒差でスイムを終え、先頭集団中盤にジョイン。小田倉選手はスイムでやや遅れ、バイクの第2集団後方でレースを進めます。
その後、バイク6周回目の終盤で先頭集団と第2集団が合流し大集団を形成し周回を重ねます。ところが、最終周回の県庁前付近で集団内での大きな落車が発生。ピラサ選手、ミスローチャック選手、小田倉選手がクラッシュを回避できずに落車してしまいます。大きな遅れをとって3選手とも復帰しますが、最終的にミスローチャック選手はレースをリタイアしています。
落車を逃れた先頭グループが続々とランパートへ移行すると、45秒以内にトップ10がひしめき合うタイトな展開へ。合計4ラップのランコースで全力を尽くし、ブルメンフェルト選手が10位、落車で大きく傷を負ったピラサ選手が27位、小田倉選手が33位で完走。集団落車によって13名がリタイヤを喫する厳しいレースとなりました。
「今年のWTCS初参戦で、パリに向けて勝利し自分に自信をつけたかったのだけど、結果は残念だった。バイクパートは心拍も落ち着いていたし全然問題は無かったのに対し、ランは自分の期待したようにいかなかった。昨日のモーガン(優勝選手)のランペースはすごく速かった。トレーニングの方向性が正しいということは分かったから、今後はもっとランのトレーニングに集中して、ペースを速くしていきたいね。」
「今シーズン2戦目となった横浜大会ではオリンピック選考に関わるレースになっており、8位以内獲得してオリンピック内定を取ることを目標にして臨みました。スイムでは終始混戦の中、低水温も関係してエネルギーを使い過ぎてしまいました。 バイクでは自らの現状の調子とランのことを考えた時にローテーションに加われる状態ではないと感じ、後方でレースを進めることになりました。その後もランに向けてエネルギーを温存していましたが、最終周回の集団落車を回避出来ずに突っ込むかたちで落車してしました。 先頭集団から30秒遅れてランに移ってからは、落車の際に背中を打ったことから背中の動きを確認しながら前の選手をなるべく多く抜くことに考えを切り替え、33位でレースを終えました。パリオリンピック選考の残りの1枠の獲得を目指して、この後のワールドカップ(サマルカンド)とWTCS カリアリを戦っていきたいと思います。」
ブルメンフェルト選手は、レースの晩に開かれたCADEXアスリートミーティングに出席し、ミスローチャック選手と交流を深めました。(ピラサ選手は病院検査のため残念ながら欠席)
また、レース翌日の日曜日には、レース会場のハマトラフェスに出展していたGIANT/CADEXブースを突如訪問。等身大パネルとCADEX TRIの展示パネルに直筆のサインを刻んでくれました。
次号のトライアスロンマガジン「Lumina」では、ブルメンフェルト選手のロングインタビュー記事を掲載予定です。そちらもぜひご確認ください。
また、イタリア・カリアリで開催されるWTCSの次戦にぜひご注目ください!
Photo9: World Triathlon @by_wout