• Instagram
  • You Tube
  • Facebook

NEWS

2021.02.02

BIKE

TCR ADVANCED PRO 1 DISC : 前田公平インプレッション

昨年末惜しまれながらもプロ選手を引退した、元JPTロードレーサーで前シクロクロスチャンピオンでもある前田公平さん。その前田さんが引退後のロードバイクとして選んだのは「GIANT TCR ADVANCED PRO 1 DISC」でした。年末年始に距離を乗り込んだあと、前田さんにTCRの感想を伺いました。 【インプレッションライダー】 前田 公平(まえだ こうへい)生年月日:1994年6月15日身長:172cm体重:63kgTCRサイズ:S主な経歴: 2020 MTB全日本選手権 XCE : 3位 2019シクロクロス全日本選手権 : 優勝 2019 MTB全日本選手権 : 3位 2019 Coupe du japon MTB : シリーズ総合優勝 2018 シクロクロス全日本選手権 : 優勝 2018 UCI-C1野辺山シクロクロス : 優勝 2018 Japan Cup ロードレース オープンクラス : 3位   Festive 500 用に選んだTCR ADVACED PRO 1 DISC 年末の恒例イベントであるFestive500。今回は、GIANTの新型TCR ADVANCED PRO 1 DISCを使用して、ゆっくりペースからトレーニング強度まで、幅広く500km以上乗り込んでみました。完成車状態での走り味を確認したかったので、市販スペックにペダルを装着してサドル位置を調整しただけの状態でバイクの性能を吟味することに。   外観、スペック まず、TCRの「トップチューブとシートステイが繋がっている」デザインに惹かれた。これは好みの問題だけど、ここは、自分がロードバイクに求める重要な要素。次に部品構成は、機械式アルテグラに42mmハイトのカーボンフックレスホイール、POWER PROのパワーメーターまでもが標準装備されているパッケージで45万円と聞いて驚いた。そして、アルミハンドル&ステムで組まれており特別軽いパーツを使っていないのに、ペダルレスで重量7.4kg。持ち上げてみて納得したけど見た目以上に軽い! ハンドル周りのケーブルが外に出ていて、ポジションを調整したり整備がしやすかったりするのは嬉しいポイント。真横からの写真では細く見えるフォークも、正面から見るとしっかりと厚みがあって、剛性も高そうで走りに期待が持てる。   漕ぎ出し、加速性能 このバイクに乗った人の多くは反応の良さ、加速性能の高さを評価すると思う。それくらい中低速からの加速、踏み込んだ時の反応の良さが光っている。SLR1 42 ホイールのカーボンリムの軽さとGAVIA COURSE 1チューブレスレディタイヤの影響もあってか、気持ちよく加速していく。ダンシング時のバイクの振りも非常に軽くて、スプリントのようにもがいても、ねじれ方向への剛性が高くてもたつくこともない。レースでアタックが続くような展開やストップ&ゴーの多いコースでは武器になりそうだ。   巡行性能 バイクを選ぶ際に、登りがあまり得意でないこととコントロール性を重視するので、横方向に癖のあるバイクが多いエアロロードよりも、扱いやすく軽量なオーソドックスなバイクを好んで乗ってきた。そこでネックになるのは高速域での巡行性能で、ディスクブレーキバイクは、リム(キャリパー)ブレーキのバイクと比較してスポーク数が増えて、ヘッド~フレーム下周りの空気の抜けが悪くなったように感じていた。でもTCRは、ケーブル外装式で4本も出ているにもかかわらず(以前使用していたバイクは電動コンポなのでブレーキホース2本のみ)、空気の抜けが良くて、メーカーの謳う空力性能は確かなるものと感じることができた。大きく確保されたフォークとタイヤのクリアランスも、ボトル装着前提の幅の広いダウンチューブも、その造形すべてが意味を持っていることを理解させられた。   登坂性能 TCRは軽いとはいえ、以前乗っていたSRAM RED eTap + 各所にチタンボルトを換装したバイクに比べれば当然重い。踏んだ力を推進力に変える性能は高いので、スペックからしたら登るバイクだけど、軽いパーツで組んでみたいという思考が頭をよぎったのがシッティング時の最初の感想。しかし、腰を上げてビックリしたのが登坂力で、前記の通りダンシングの振りが軽いことが登りでより顕著に表れた。もともと登りではギアを掛けてダンシングを多用するタイプなので、よりその違いを感じたのだと思う。ディスクブレーキ化したものの、スルーアクスルの採用とリアのエンド幅を142mmに広げただけのポン付けモデルに多いダンシング時のリアの重さ、後ろに引っ張られるような感覚もなかった。   下り、コントロール性 タイヤのエア圧も高く、サスペンションも無いロードバイクではバイク設計のバランスがそのまま表れる。よく曲がる運動性能と、狙ったラインをトレースできるコントロール性能は、僕が重要視していてバイクに高く求める部分。ピーキーなバイクは乗っていて楽しいけど、バランスを崩したり、滑り出した後に立て直しが難しかったりするので、ロードバイクには安定感も欲しいところである。結論から言うと、このバイクは僕好みの性能をしており、直進安定性と旋回性能を両立していた。まずは、旋回性能、コーナリングについて。405mmという短いチェーンステー、69.5mmと70mmを切るBBドロップによる小回りとバイクの振りやすさ。そしてディスクブレーキのストッピングパワーとコーナーの横Gにも負けない、しっかりとしたヘッド、フォーク周り。ターンインでもたつくことなく、鋭い突っ込みと立ち上がりまで変に膨らまない安定感がある。リアを詰めてBBハイトを高くするだけでは、ピーキーなバイクになってしまい、コントロールし難いバイクになってしまうが、気持ち寝かしたヘッドとフォークのオフセットでホイールベースを確保してあり、扱い辛さを感じさせない味付けとなっていた。また、必要な剛性はしっかりと確保してあるものの、垂直方向にはとてもしなやかで、荒れた舗装でも路面追従性が高く、バイクが跳ねてしまって大変ということもなく、スプリントした時のカッチリとしたイメージからは意外なほどに振動吸収性が高かった。路面をしっかりと掴みつつ、よく曲がるというのは他にはない不思議な感覚で、安心感があった。   カスタムするとしたら メインコンポのULTEGRA R8000機械式シフトを変えない条件で考えると、まず、サドルとハンドル形状は自分の好みに合わせたものに交換します。あと、TCR ADVANCED PROはよく曲がるバイクなので、ハンドリングの良さをより活かすために、シフトインナー&アウターワイヤーをニッセンケーブルに変更すること。定評のある引きの軽さに加えて、アウターケーブルのしなやかさがハンドリングをより軽いものにしてくれるので、ワイヤー類としては高価だけど価値のあるカスタムだと思います。あとは、パーツ交換ではないけど、ホイールバランスを取ると良いかもしれない。SLR1 42のホイールは、リムハイトの割に軽量で扱いやすいホイールだけど、カーボンリムが軽量なせいかチューブレスバルブ側にバランスが寄りがちな印象で、低速では気にならないけどスピードが乗ってくると少しだけ気になってくる。そのままでの性能も十分高いけど、バランスを取った後は中高速の走りが良くなります。   まとめ 平坦、登り、下り、ダート、パヴェ、アタック、スプリントなど、様々なシチュエーションのあるロードレースで、あらゆるセクションで高いパフォーマンスを発揮するためにというトップモデルから踏襲した性能をひしひしと感じた。ディスクブレーキ化に伴い、車軸の径が太くなってリアエンド幅も広くなり、大きく変わったはずの全体バランスがしっかりと纏まっているのも良い。思い通りにバイクが扱えるということはストレスフリーで、乗っていて楽しいと思えるバイクだし、これからもTCRと一緒にサイクリングを楽しみたいです。   インプレッションした製品 TCR ADVANCED PRO 1 DISC¥450,000(税抜)

2021.01.21

BIKE

TCR ADVANCED PRO DISC が ROAD.CC の バイク・オブ・ザ・イヤーを獲得!

イギリスのサイクリングメディア road.cc が選ぶ「バイク・オブ・ザ・イヤー2020/21」で、TCR ADVANCED PRO 1 DISCがNo.1バイクに選出されました。 「バイク・オブ・ザ・イヤー 2020/21」は8つのサブカテゴリーで高得点を獲得したモデルから選出されますが、TCR ADVANCED PRO 1 DISCは「ロードバイク・オブ・ザ・イヤー」でNo.1に。TCR ADVANCED SL 0 DISCも「スーパーバイク」のカテゴリーでNo.2にランクインしました。 road.ccの編集者は、TCR ADVANCED PRO 1 DISCを今年のNo.1バイクとして選んだ理由として以下のようにコメントしています。 「TCR ADVANCED PRO 1 DISCは、手ごろな価格でスーパーバイクの性能を提供している。コストパフォーマンスに優れていることを除けば、より高価なADVANCED SLモデルの乗りごこちとテクノロジーを踏襲していて、パワーを上げても反応性が良くてペダルを強く踏んでもロスがない。しっかりとしたフィーリングと素早い加速を提供してくれるし、このバイクの本当の強みはクライミングです。」 また、「スーパーバイク」のカテゴリーで2位を獲得したTCR ADVANCED SL 0 DISCについても以下のようにコメントしています。 「この最高級の製品は完璧に美しいし、加速も上り坂も速い。バイクを掴んで強くブレーキをかけてもびくともしないフォークの剛性には自信を抱かされたし、これはかなり希少な製品です。」 詳細は、下記road.ccの動画とウェブサイトでご確認いただけます。 ※YouTube内の動画は、「設定」→「字幕」→「自動翻訳」→「日本語」を選択することで簡易翻訳字幕をご利用いただけます。

no-images

2020.12.24

INFORMATION

弊社製品の入荷遅延に対するお詫び

日頃より弊社製品をご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。 新型コロナウイルス感染拡大により、世界的な自転車需要の高まりとともに製造および物流への影響も長期化し、現在、多くの製品において入荷予定日からの遅延が発生しております。 製品をお待ちいただいているお客様に大変なご迷惑をお掛けいたしておりますことを、心より深くお詫び申し上げます。 今後も弊社工場および運送会社と連携し、一日でも早く製品をお届けできますよう尽力して参ります。 何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 株式会社ジャイアント

2020.12.19

INFORMATION

「ジャイアントストア松山」 2020年12月23日(水)OPEN!

2020年12月23日(水)、愛媛県松山市に「ジャイアントストア松山」をオープンいたしました。全国で41店舗目、愛媛県では2店舗目のジャイアントストアとなります。 日本を代表するサイクリングロード「瀬戸内しまなみ海道」を有する愛媛県は、豊かな風土と温暖な気候に恵まれ、自ら「サイクリングパラダイス」と称するサイクリング先進県です。その中心都市である松山市は、四国4県最大の都市として地域経済の中核を担うとともに、日本最古の温泉として名高い道後温泉を筆頭に観光地としても国内外にその名を馳せています。 「ジャイアントストア松山」は、伊予鉄道松山市内線の「上一万」駅から徒歩8分。道後温泉からも徒歩約10分程度ですので、スポーツサイクルや関連ギアのお買い物はもちろん、レンタサイクル観光の起点としてもアクセス至便です。 面積約51坪の店舗には、新型ロードバイク「TCR」や話題のE-BIKE、女性向けの「Liv」製品まで幅広く展示。「TCR」はGIANTが誇る究極のオールラウンドロードレーサー。2021年モデルとして今年フルモデルチェンジを果たして以来高評価をいただいているモデルであり、当店では「TCR ADVANCED 2 DISC SE」などの人気グレードを展示しています。また、グランフォンドバイクの最高峰モデル「DEFY」、優れたエアロダイナミクスを誇る「PROPEL」なども取り揃え、GIANTのロードバイクラインナップを一度にご確認いただけます。近年大注目のスポーツE-BIKEにも注力。「ESCAPE RX-E+」の試乗車をご用意しますので、最新スポーツE-BIKEの実力と乗り味をお気軽に体感いただけます。また、ハイパフォーマンスコンポーネントブランド「CADEX」のホイールから、GIANTとLivのパーツ、ウェアまで、幅広く展開いたします。 さらにレンタサイクルにも注力。乗りやすいクロスバイクと本格的なロードバイクを主軸に、E-BIKEもご用意。松山エリアでの気軽なサイクリングから、しまなみ海道サイクリング、四国1周へのチャレンジまで、全国からアクセスのよい松山を発着点とするサイクリストのご要望にお応えしてまいります。 なお、たいへん恐縮ながら新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オープン日を含む最初の3営業日はご招待者様のみの対応とさせていただきます。ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。 ■ジャイアントストア松山 新型コロナウイルス感染拡大防止営業スケジュール12/23(水)~24(木): 恐れ入りますが、ご招待のお客様のみの対応とさせていただきます。12/25(金)~1/6(水): 年末年始休業1/7(木): 恐れ入りますが、ご招待のお客様のみの対応とさせていただきます。1/8(金)~: 通常営業 ※但し、店内の「密」を避けるためご入場を制限させていただく場合がございます。 ■オープン記念キャンペーン「オリジナルエコバッグ(数量限定)」プレゼント ※1月8日(金)から開始オープンを記念して、ジャイアントストア松山にご来店のお客様にオリジナルエコバッグを差し上げます。 ヘルメットやシューズに便利なサイズのエコバッグ。もちろんスーパーやコンビニなどのお買い物にも重宝します。ぜひご来店ください。 ※1月8日(金)開始※先着100名様分。合計3,000円(税抜)以上お買い上げのお客様が対象。 コロナ禍が想定外に長引きどこか鬱々とした状況ではありますが、GIANTは、全世界に展開するスポーツサイクルメーカーの立場で、サイクリングの灯を絶やさぬよう出来る限りのことを粛々と行ってまいります。 「ジャイアントストア松山」は、老若男女を問わず、スポーツサイクルを初めて購入されるお客様を主体として、適切な自転車選びはもちろんのこと、ご購入後のメンテナンスから遊び方のご提案まで、お客様お一人お一人をしっかりとサポートできるよう努力し続けてまいります。 「より多くの方に、もっとスポーツサイクルに親しんでいただきたい」というGIANTの理念を体現するブランドストアとして、既存のストアと共に努めてまいります。ご支援のほどよろしくお願いいたします。 【ジャイアントストア松山】住所 : 愛媛県松山市道後北代5-1電話番号 : 089-923-3196アクセス :伊予鉄道松山市内線「上一万」駅から徒歩8分営業時間 : 月~金:10:00~19:00 土日祝:9:00~19:00定休日 : 火曜日、第2・第4水曜日店舗面積 : 約51坪URL : https://giant-store.jp/matsuyama/

2020.12.07

BIKE

BIKE CHECK : マイケル・バンデンハムのカスタムTCX

3年連続でカナダチャンピオンタイトルを獲得しているマイケル・バンデンハム(EASTON-GIANT Team)が今期使用する、特別なデザインのTCX ADVANCED PROが公開されました。 今年は北米でのレースが制限されているので、ヨーロッパで開催されるワールドカップレースとスパープレスティージュに出場するため、マイケルはこのTCX ADVANCED PROと共に渡欧します。 ペイントハウスカスタムによるこのユニークなデザインは、1950年代にカナダで開発された超音速迎撃機「アブロアロー」をモチーフにしたものです。 政治的な決定により開発がストップしたアローは、最初のテスト飛行から2年も経たないうちにプロトタイプが破壊されてしまいます。

2020.11.29

RACE

UCIワールドカップで梶選手がフルラップ完走!

チェコの首都タボールで11/29(日)に開催されたシクロクロスUCIワールドカップにGIANTがサポートする梶鉄輝選手(JPF/兵庫)が参戦しました。 今期のヨーロッパ遠征で初レースとなったワールドカップU23(19~22歳)クラスで、梶選手はTCX ADVANCED PROとともにトップと同一周回の27位でゴールしました。   梶選手コメント「目標としていた20位以上には届かなかったものの、シーズン初戦にワールドカップでフルラップ完走できたのは悪くなかったと思います。スタートはとても上手く行き前に上がれましたが、その後落車に巻き込まれました。ネットにレバーを絡めてしまったりもしましたが、バリアを飛べないことと、ハイスピードな展開になかなか身体が反応せずミスを繰り返してしまいました。」

2020.11.26

GEAR

新型サドル各種のスペシャルコンテンツを公開

幅広い男性サイクリストに優れたパフォーマンスを提供する、GIANTの新型サドル「FLEET SLR」「FLEET SL」「APPROACH」のスペシャルコンテンツを公開しました。 スペシャルコンテンツでは、それぞれのサドルに採用されるテクノロジーの詳細をご確認いただけます。 ぜひご覧ください。 <FLEET SLR スペシャルコンテンツ>   <FLEET SL スペシャルコンテンツ>   <APPROACH スペシャルコンテンツ>

2020.11.08

RACE

【TEAM GIANT】MTB全日本選手権で門田選手が15位に

2020年の全日本マウンテンバイク選手権大会が11/8(日)に長野県富士見パノラマリゾートで行われ、TEAM GIANTの門田基志選手が参戦しました。昨年末の骨折とコロナ禍の影響で今期初レースとして参加した門田選手は、久しぶりのハードなレースに苦戦しながらも15位でレースを終えました。 以下、門田選手のレポートです。 門田基志選手レースレポート コロナ禍における自粛が続き、今回の全日本選手権は自分にとって今期の開幕戦であり最終戦で、さらに肩の手術から復帰戦でもあるレースとなった。 怪我と自粛で約1年もレースを離れていたので、序盤にいかにレース感を取り戻し限界を超えたレース領域に入れるかが、今回のレースの鍵となった。 今回の遠征は、飛行機で愛媛県松山→中部国際空港へ。その後レンタカーで会場入りしたが、移動日から波乱万丈だった。高速道路上でレンタカーがパンクするトラブルがあり危うく大事故というところを乗り切って会場入りしたものの、金曜日はオフィシャルトレーニングが許されてなく、バイクチェックをして早めにホテルに入りゆっくり過ごした。 土曜日の試走では、不安定な天気を想像したがらタイヤを色々と試した。少しドロになったらMAXXIS IKON、ドライならREKON RACE、さらにASPENも視野に入れてテストしながら3周試走した。芝生の軽さと必要十分なトラクションも確保できるREKONをメインの選択肢として、夜間の雨次第ではIKONに変える準備をした。 久々に走るレースコースで上半身を使ったため、手術後の腕の疲労感というか力の抜け感と悪さが気になり、試走後にスポーツアロマコンディショニングで肩の動きをケアしてもらう。移動と蓄積疲労に対してアプローチしてもらい日曜本番に向けて気持ちを盛り上げた。 土曜夜の豪雨でレース当日の朝は路面は濡れていてタイヤ選択が難しかったが、午前中にレースを走った選手から情報を聞き、最終的にドライと判断してタイヤはREKON RACEに決定した。 ウォーミングアップを始める前にアップオイルを塗ることでレースに来たんだな!という思いと、やっとレースを走れる安堵感というかなんとも言えない心境の中、チームブースでローラーを回し集中し始めた。 今期初レースだけど昨年のUCIポイントの影響で1列5名のステージングで2列目に並ぶことができたのは悪くない。コールされてスタートラインに並んだとき、やっと帰って来たんだなという感覚で集中をさらに高めて行った。1分前のコールで自分がやりたいことはこれだ!という確信と、戦いの場に戻れた興奮がスタートの合図で一気に爆発してスタートを切った。 しかし、レースはスタートしてみないと分からない。 スタート直後の平坦から登坂に入るとリズムが悪く、レース領域で上体と脚の動きがバラバラで思ったように進まない。踏み方を変えてみたりしつつ最初のシングルトラックには20位くらいで突入した。 シングルトラックに入って予想より濡れていて根っこや石が滑りやすいが集中して走る。リアが根っこに乗りグリップが抜けたりもしたが、ANTHEMのマエストロとREKON RACEは滑り出しからコントロール出来てペースを落とすことなくテクニカルセクションをパスできた。 しかし、シングルトラックの登坂ではまた身体の動きが連動せず、順位を落としながらレース領域の走りが苦しい展開になった。厳しい展開になることは2周目に走る前から認識出来た。ただこのまま落ちていくわけにいかない!前に行く気持ちからフィードゾーンで前走の選手の後輪と自分の前輪が干渉してしまい何でもないところで足をつき失速。。つまらないミスが続いてしまう。 2周目も相変わらず苦しい走りになるが、サドルに座る位置を変えたり、腰回りの筋肉を意識したりとレース中に出来ることを片っ端からやってみると、3周目後半あたりから何か重りが取れたような感覚でペースアップに成功した。 3-4周目と前を行くパックを追い、パスして順位を上げて行く。 この辺り自分のペースが上がったというよりも周りのペースが落ちて来ている感覚だった。難しい岩の登坂も乗車してクリアし5秒、10秒と前のパックとの差を詰め最終ラップにも順位を上げて、最終的に15位でゴールとなった。 肩の手術からここまで、レースという極限の状態でバランスが悪く力が入らなくなることを想像できなかった考えの甘さを来期に改善すべき重要事項と受け止め、先ずはこの冬シクロクロスでレース感を完璧に取り戻して、肩周りを中心に全身の筋力アップを行い、来期に向けて体を作り込んで行こうと思う。   バイクセッティング Frame : GIANT ANTHEM ADVANCED PRO 29ER M-sizeFork : ROCKSHOX SID ULTIMATE CARBON 95 psiShock : ROCKSHOX DELUXE RT3 180 psiComponents : SHIMANO XTR M9100 series Wheels : GIANT XCR 0 29 HOOKLESSTire : MAXXIS RECON RACE 29x2.25 1.38 bar (F & R)Saddle : GIANT FLEET SLR

2020.11.07

RACE

【TEAM GIANT】MTB全日本選手権で浅野選手が13位に

2020全日本マウンテンバイク選手権大会ダウンヒル競技が、11/7(土)に長野県富士見パノラマリゾートで行われ、TEAM GIANTの浅野善亮選手が出場しました。 予選を17位で終えた浅野選手は、決勝では各セクションを果敢に攻めることで予選から自身のタイムを5秒も短縮しますが、ライバルとの差は埋められず13位でレースを終えました。 浅野選手コメント「今季、最初で最後のレースだったので昨シーズンよりも攻めの走りを意識しましたが、決勝では上手くまとめられずこのような結果となってしまいました。気持ち入れ替えて来季のレースに向けてトレーニングしていきます。」   バイクセッティング Frame : GIANT GLORY L-sizeFork : ROCKSHOX BOXXER ULTIMATEShock : ROCKSHOX VIVID R2C COIL 400lbsComponents : SHIMANO SAINT Tire : SCHWALBE MAGIC MARY 29x2.4

2020.10.27

GEAR

REV PRO ASIA MIPSスペシャルコンテンツを公開

軽量ロードヘルメット「REV MIPS」やエアロロードヘルメット「PURSUIT MIPS」で培った多くのノウハウを基に開発されたハイエンドヘルメット「REV PRO ASIA MIPS」のスペシャルコンテンツを公開しました。 スペシャルコンテンツでは「REV PRO ASIA MIPS」に採用されるテクノロジーを紹介するムービーや各テクノロジーの詳細をご覧いただけます。 ぜひご覧ください。

1 21 22 23 24 25 26 27 28 29 63