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NEWS

2021.12.24

RACE

他の追随を許さない:クリスティアン・ブルメンフェルトの歴史的な1年を支えたバイクたち

クリスティアン・ブルメンフェルトは、年初に大きな目標を掲げました。東京オリンピックや初のフルディスタンス・アイアンマンレースに出場し、2021年を自身のブレイクイヤーにすると計画していたのです。 オリンピック金メダル、トライアスロン世界選手権での優勝、初のアイアンマンレースでの圧勝など、歴史的なシーズンを振り返ると、ノルウェー出身27歳のブルメンフェルトの、すべての準備とハードなトレーニングが報われたことは明らかです。 オリンピックに向けて勢いに乗ったブルメンフェルトは、集中したトレーニング体制で2021年をスタートさせました。さらに今年は、オリンピックディスタンス用のPropel Advanced SL Discと、アイアンマンディスタンス用のTrinity Advanced Proという2つの秘密兵器も追加したのです。 ブルメンフェルトのために特別にデザインされたカスタムグラフィックが2台とも施されています。また、どちらのバイクもCFD解析と動的風洞試験によって、あらゆるヨー角でエアロ性能を最適化するGIANTのAeroSystem Shapingテクノロジーを採用しています。 ここでは、ブルメンフェルトが2021年を忘れられない年にするために使用した、2台のマシンを詳しく紹介します。   PROPEL ADVANCED SL DISC Photo: Charly Triballeau オリンピックやスプリントディスタンスのトライアスロンでPropel Advanced SL Discを選んだブルメンフェルトは、人生最大のレース「東京オリンピック」でもこのバイクを使用しました。オリンピック前に、世界トライアスロン選手権シリーズ横浜大会や世界トライアスロンカップのポルトガル大会などでPropelに乗り優勝したブルメンフェルトは、最高の自信をもってオリンピックに臨みました。 Photo: Tommy Zaferes Propel Advanced SL Discは、高性能なエアロロードマシンとして2つの役割を担っています。単独で走行しているときも、スプリントやアタックで、もちろんオリンピック・トライアスロンで勝利を狙うときにも、ライダーにあらゆるエアロアドバンテージを与えるよう設計されています。GIANTの最高級フレーム素材であるAdvanced SLコンポジットによって、すべてのチューブ形状と角度を最適化し、空気抵抗を最小限に抑え、実際の走行状況下で機能するAeroSystem Shapingテクノロジーを採用して設計されています。 Propelのフレームデザインは、計算流体力学の研究と風洞試験の結果によって生み出されたものです。CADEXホイールやContact SLRエアロコックピットとの組み合わせにより、様々なヨー角において空気抵抗を最小化し、エアロアドバンテージを実現しています。 ドラフティングが許可されたレースでブルメンフェルトは、フロントに42mm、リアに65mmのCADEX WheelSystemを選択します。Shimano Dura-Ace Di2で組まれたディスクブレーキ専用設計のバイクは、強力な制動力とコントロールを実現し、あらゆるコンディションや天候で性能を発揮します。フロントとリアのスルーアクスルは、剛性を高め、ハンドリング性能の向上に役立っています。 ブルメンフェルトのオリンピック金メダルバイクのフレームセットには、日本のアートやファッションによく見られる「七宝文様」からインスピレーションを得た特別なグラフィックが、ダウンチューブのロゴに採用されています。重なり合う円や形は調和と幸福を象徴し、5色の組み合わせは勝利を追い求める動きとスピードを表現しています。   TRINITY ADVANCED PRO 短距離のトライアスロンで目標を達成したブルメンフェルトは、すぐに新たな目標を掲げました。フルディスタンスのトライアスロンに初挑戦することです。112マイルのフルディスタンスでエアロダイナミクスと快適性を最大化するためには、今までと異なるライディングポジションが必要となるため、ピュアトライアスロンバイクでありTTマシンでもあるTrinity Advanced Proで、数ヶ月の準備期間中にトレーニングを開始しました。 2022年にコナで開催されるアイアンマン世界選手権を含む、より長距離の大会を目標に、ブルメンフェルトはメキシコのコスメル島をアイアンマンデビュー戦に選びました。彼はアイアンマン・コスメルで好調なスタートを切り、2.4マイルのスイムをトップから2秒差の2位で泳ぎ切りました。 そこからブルメンフェルトは、新しいマシンで圧倒的な走りを見せ、レースのトップに躍り出ました。CADEX Aero WheelSystemとGIANT Rivet TTヘルメットを装着した彼は、この日の最速タイムとなる4時間2分40秒でバイク区間を走り抜け、2位のRuedi Wild(スイス)に15分以上の差をつけ、圧倒的な強さで優勝を飾ったのです。 実際、ブルメンフェルトはアイアンマン史上最速のタイム(7時間21分12秒)を記録し、トライアスロン界に衝撃を与えました。その後、スイム中にダウンカレントがあったことが分かり、プロトライアスリート協会はこの世界記録を撤回しましたが、ブルメンフェルトが完全にレースを支配していたことは否定できず、アイアンマンの世界記録を塗り替えそうな勢いがあったことは誰の目にも明らかでした。 今月初め、ブルメンフェルトはフロリダの有名なモータースポーツ会場であるデイトナで開催された中距離イベント、CLASH Daytonaで再び大きな勝利を収め、シーズンを締めくくりました。高速道路を何周もする90マイルのバイク区間で、彼は再びCADEX Aero WheelSystemを搭載したTrinity Advanced Proを使用しました。 Photo: @dnarrowgate ブルメンフェルトは、動的マネキンによる風洞試験によって設計されたTrinity Advanced Proのエアロアドバンテージを、明らかに気に入っています。エアロエンジニアリングに加え、一体型デザインのハイドレーションとベントーボックス、ウォーターボトルなど、ロングに特化した機能を備え、エアロ性能の向上に寄与しています。また、幅広い調整機能を備えているため、112マイルにおよぶアイアンマンのバイクパートでも、快適性と効率性のためにフィット感を高めることができます。 Photo: Mikal Iden カスタムグラフィックは青から黒へのフェードで、選手が水中を進む様子や、路面で風を切り裂くような動きを表現しています。メインカラーに筆で描かれたグラフィックは、CADEX Aero WheelSystemのデザインにも反映されています。また、ホイールにはブルメンフェルトのサインと、彼の座右の銘 "It hurts more to lose"が刻まれています。 Photo: Mikal Iden 夢のようなシーズンを終えた今、ブルメンフェルトはすでに2022年に向けての準備を始めています。 ひとつだけ確かなことは、きっと面白い展開になる、ということでしょう。

2021.12.17

RACE

シクロクロス全日本選手権レポート

12月11日(土)- 12日(日)、茨城県土浦市のりんりんポート土浦・川口運動公園特設会場で「第27回 全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス」が開催されました。 Photo : Kazutaka Inoue 土浦駅から徒歩5分の好立地で初めて開催された全日本選手権には、全国から多くのシクロクロッサーが参戦。アクセスの良いロケーションと、大会スポンサーでもある「弱虫ペダル」著者のファンイベントや好天も影響して、会場には土日両日ともにシクロクロス全日本選手権史上最高と言えるほどの観戦者が訪れていました。 GIANT TCXやLiv BRAVAに乗る多くのユーザー様も、各カテゴリーの日本一を目指して参戦していました。どのカテゴリーもドラマがあり、観戦していて感動する素晴らしいレースばかりでした。 男子ジュニアクラスでは、袖木伸元選手(朝明高校)が二位に約1分の大差をつけて優勝し、ジュニア全日本チャンピオンジャージを獲得しました。袖木選手、おめでとうございます! Photo : Kazutaka Inoue 女子エリートクラスでは、Livアスリートの渡部春雅選手(明治大学)が同じくLiv Brava Advanced Proに乗る福田咲絵選手(AX cyclocross team)との接戦を制して優勝。エリートクラス参戦初年度で全日本チャンピオンの称号を手にしました。渡部選手、おめでとうございます! >>シクロクロス全日本選手権エリート女子で渡部選手が優勝! Photo : Kensaku SAKAI/FABtroni+camera また、弊社社員チーム「RIDELIFE GIANT」の2名も全日本選手権に参戦しました。 大会初日の11日(土)、男子マスターズ50(MM50:50~59歳のカテゴリーレース)には、湯浅勉がエントリー。昨年の全日本選手権MM50で3位となった湯浅の目標は「MM50チャンピオン」。ライバル選手と熱い先頭争いを続けた湯浅でしたが、最後は5秒届かず2位でゴール。全日本選手権MM50で3位、2位と続いた湯浅は、レース後来年に向けてのリベンジを誓いました。 Photo : Takashi Saito 大会2日目の12日(日)、男子エリートには、斎藤朋寛が参戦。今期JCX第1戦2戦で4位の斎藤の目標は、全日本選手権での過去最高リザルト9位を更新すること。2列目からスタートダッシュを成功させて3名のセカンドパックを形成した斎藤は、この3名で最終周回まで続いた5位争いには敗れたものの6位でゴール。目標を達成したゴール後、エリート完走TCXユーザー様との恒例イベント「#TCX友の会」の撮影も完遂して笑顔で全日本選手権を終えた斎藤でした。エリート完走者の皆様、おつかれさまでした! Photo : Kazutaka Inoue Photo : Itaru Mitsui 湯浅と斎藤は、主にJCXシリーズと関西クロスシリーズを中心に参戦しています。TCXやタイヤのセッティングなどご質問がありましたら、会場でお声がけいただければ幸いです。

2021.12.01

RACE

【TEAM GIANT】CJ最終戦で門田選手が優勝。年間総合タイトルも獲得!

11月27日(日)、京都府相楽郡和束町の湯船森林公園で開催された日本自転車競技連盟(JCF)公認MTBシリーズ「Coupe du Japon(クップ・ドュ・ジャポン:CJ)」クロスカントリー・オリンピック(XCO)の最終戦でTEAM GIANTの門田基志選手が優勝しました。 Photo : @Sumpu Photo XTCとともにCJ最終戦を6年ぶりに制した門田選手は、CJシリーズの年間総合優勝も獲得しました。 Photo : @Sumpu Photo CJシリーズに全日本選手権のポイントを加えたナショナルランキングも3位で今シーズンを終えた門田選手。 ゼッケン59番で活動した今シーズンから大きくジャンプアップして来シーズンも活動します。 門田基志選手 コメント 今年は怪我から復活の1年と位置付けて、トレーニングを年齢に合わせて根本から見直してシーズンを迎えました。 前半戦はレースのブランクが長かった影響で苦戦したけど、全日本選手権を含む後半戦は身体も動いてくれたし、最新機材の導入もプラスに働いてくれました。 今大会はMTBとしては過去最高に寒い中でのレースだったけど、XTCとバイクセッティングがコースに合ったこともあり、6年ぶりにCJシリーズで優勝して総合優勝も獲得。有終の美で終えることができました。 来年は46歳になるけど、まだまだ成績に拘り走り抜けます! バイクセッティング Frame : GIANT XTC ADVANCED SL 29ER (M)Fork : ROCKSHOX SID ULTIMATE CARBON 100mm, 105psiComponents : SHIMANO XTR M9100 seriesWheels : GIANT XCR 0 29 CARBON HOOKLESSTire : MAXXIS IKON 29x2.20, 1.35bar (F & R)Saddle : GIANT FLEET SLR

2021.11.25

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【TEAM GIANT】全日本選手権XCOで門田選手が5位に

11月21日(日)、愛媛県八幡浜市の八幡浜市民スポーツパーク内特設MTBコースで開催されたMTB全日本選手権XCO(クロスカントリーオリンピック)に参戦した TEAM GIANTの門田基志選手が、5位でゴールしました。 Photo : @Sumpu Photo 地元愛媛県で初開催される全日本選手権に、門田選手は2日前に発表されたばかりの新型ANTHEMで挑みます。 大会前日の土曜日は朝の試走後、門田選手は足早に松山市へ移動して、愛媛県の自転車推進有識者として岸田総理大臣と面会。自転車活用について意見するなど忙しく過ごしました。 全6周回で争われた全日本選手権。スタートラインの最前列に並んだ門田選手はスタートで少しミスするものの、コース最高地点までで7位に上がり、テクニカルなシングルトラックへ。 コース幅が狭い区間で前走者を交わして、先頭パックでメインエリアに戻ってきます。 Photo : @Sumpu Photo その後、先頭3名のパックからは離れてしまうものの、1周目を4位で終えます。 Photo : @Sumpu Photo 2周目以降は一時8位まで順位を落とした門田選手でしたが、4周目には6位に。最終周回の6周目後半で前走者をパスして5位でゴールしました。 Photo : @Sumpu Photo 門田基志選手 コメント 地元愛媛県の全日本選手権で表彰台を狙って走りましたが、先頭パックの上りのスピードに遅れをとってその後順位を落としてしまいました。得意の八幡浜のコースと新型ANTHEMの性能に助けられながら、中盤以降はレース感とリズムを取り戻して5位まで上げたところでゴールでした。 来週末のCJ京都湯船大会では、新型ANTHEMの特性を生かしてより良い走りを目指します。 バイクセッティング Frame : GIANT 2022 ANTHEM ADVANCED PRO 29ER (M)Fork : ROCKSHOX SID ULTIMATE CARBON 100mm, 105psiShock : ROCKSHOX DELUXE RT3, 185 psiComponents : SHIMANO XTR M9100 seriesWheels : GIANT XCR 0 29 CARBON HOOKLESSTire : MAXXIS アスペン29 2.25 1.35bar (F & R)Saddle : GIANT FLEET SLR

2021.11.25

RACE

ブルメンフェルトがアイアンマンの世界記録を更新!

東京オリンピックで金メダルを獲得したクリスティアン・ブルメンフェルトが、初挑戦したフルディスタンスのアイアンマン・コスメルを7時間21分12秒の驚異的なタイムで走り切り見事優勝!フルディスタンスの世界記録を更新したブルメンフェルトは、アイアンマンで再びトライアスロン界に旋風を巻き起こしました。 ブルメンフェルトは、Trinity Advanced Proで112マイル(約180キロメートル)を4時間2分40秒で駆け抜けました。@lalobadillo_ photo これまでブルメンフェルトは、スプリントやオリンピックディスタンスの大会に出場し、7月の東京オリンピックで金メダルを獲得後、8月の世界トライアスロン選手権カナダ・エドモントン大会でも優勝しました。その後、ブルメンフェルトは初のアイアンマンディスタンスイベントに照準を合わせます。 2022年にコナで開催されるアイアンマン世界選手権を含む、より多くの長距離レースに挑戦する計画の一環として、ブルメンフェルトはメキシコのコスメルをアイアンマン初戦に選びました。ブルメンフェルトは、2.4マイル(約3,900メートル)のスイムをトップのポール・シュスター(ドイツ)からわずか2秒差の2位で終え、幸先の良いスタートを切ります。 その後、ブルメンフェルトはTrinity Advanced Proで圧倒的な走りを見せ、状況を一変させます。CADEX WheelSystemとGIANT Rivet TTヘルメットを使用し、112マイル(約180キロメートル)の距離を4時間2分40秒という圧倒的な速さで走りきりました。 初めてフルマラソンの距離に挑戦したブルメンフェルトでしたが、ミス無く26.2マイル(約42キロメートル)を2時間35分24秒という驚異的なタイムで走りきり、勝利を手にしました。 ブルメンフェルトの記録は、2位のルディ・ワイルド(スイス)に15分23秒もの差をつけました。ドイツのシュスターは20分20秒差でゴールし、3位となりました。 東京オリンピックでの金メダル、世界選手権での優勝、そしてアイアンマンでの勝利と記録更新。ブルメンフェルトが2021年のトライアスロン界のスターであったことに、疑いの余地はありません。

2021.11.19

BIKE

新型「ANTHEM ADVANCED PRO 29ER」を発売!

2022モデルとして、生まれ変わったピュアXCレーシングバイク「ANTHEM ADVANCED PRO 29ER」シリーズを発売いたします。   新型「ANTHEM ADVANCED PRO 29ER」の特徴 1. 高い効率性:軽量化と剛性アップを両立 ●FlexPoint Pro: ハイパフォーマンスXCバイクにのみ採用する新型サスペンションシステム ① フルカーボンリアフレームのたわみで100mmストロークを生む、ピボットを排除したデザイン ② リンケージの働きでブレーキングやペダリングに影響されないシングルピボットシステム ③ 前世代と比べて250g軽量化した独自のフルカーボンスイングアームがアクティブな動きを実現 ●BB剛性が20%向上: より少ない入力で速く加速、登坂ができる●ねじれ剛性が7%向上: 過酷なレースでもクイックで正確なハンドリングが可能 2. 卓越したコントロール性 ●急なクライミングでもパワフルなペダリングポジションが可能な、立ち気味のシートチューブアングル●高速でテクニカルな下りに対応する、前110mmトラベルのサスペンションフォーク、寝たヘッドチューブアングル、長めのリーチ 3. ライドクオリティを高めるコンポーネント類(ANTHEM ADVANCED PRO 29ER 2) ●剛性を高め正確なコントロールを可能にするハンドルクランプ径35mmのステム&ハンドルバー●チェーン落ちのリスクを軽減する専用チェーンガイド●軽量かつ高剛性で高い駆動効率を実現するXCR 2カーボンフックレスホイール●手元のレバーでシート高を調節できるドロッパーシートポスト   ラインナップ ANTHEM ADVANCED PRO 29ER 2 標準価格 : ¥660,000(税込)サイズ : 390 (S)、420 (M) mm 重量 : 11.3kg(420mm)カラー : ブラックダイヤモンド>>詳しくはこちら   ANTHEM ADVANCED PRO 29ER FRAME SET 標準価格 : ¥385,000(税込)サイズ : 390 (S)、420 (M)、465 (L) mm 重量 : 1,760g(390mm)カラー : アークティックライト>>詳しくはこちら

2021.11.10

RACE

グスタブ・イデンがアイアンマン・フロリダで優勝!

ジャイアントがスポンサーするトライアスリートのグスタブ・イデン選手が、パナマシティビーチで開催されたアイアンマン・フロリダで優勝いたしました。アイアンマン70.3の世界チャンピオンに2度輝いたイデンですが、この大会が彼にとって初めてのフルディスタンスだったこともあり、大きな話題を呼びました。さらに、7時間42分57秒のコース新記録を樹立し、勝利に華を添えました。 2019年のアイアンマン70.3を23歳で制したイデンは、史上最年少の世界チャンピオンとなりました。翌2021年大会でも連覇したイデンは、ショートディスタンスの分野ですでに世界トップの実績を上げています。7月に開催された東京オリンピックをトップ10で終えたイデンは、次にフルディスタンスのアイアンマンに照準を合わせます。当初予定していたアイアンマン・カリフォルニア大会が天候不良で中止になったため、フロリダ大会に方向転換しました。 パナマシティビーチで開催されたレースで、2.4マイル(約3.8キロ)のスイム前半は荒波のコンディションに苦戦するも、2周目に力強い泳ぎでトップグループとの差を縮めたイデンは、バイクへのトランジションを1位で通過しました。その後、カナダのライオネル・サンダース選手がバイクでトップに立ちましたが、イデンは「GIANT TRINITY ADVANCED PRO」と「CADEX AERO WHEELSYSTEMS」を使用して上位に食い込み、112マイル(約180キロ)を4時間05分11秒で走破しました。 数マイル走った時点で、イデンとサンダース2人の優勝争いになることは明らかでした。「ライオネルに離されるか、僕が彼を引き離すかのどちらかだと思っていたから、最後まで混戦になるとは考えてなかったよ。」と、イデンは言います。 2人は残り約10マイルまで一緒にいましたが、イデンがペースを上げるとサンダースはそれに応えることができませんでした。イデンは2時間34分51秒という驚異的なタイムを記録し、従来のコースレコードを1分17秒更新しました。 レース後、140.6マイル(約226キロ)のアイアンマンに今後も挑戦するかどうか聞かれたイデンは、「時間をかけて検討したい」と答えました。「初めてアイアンマンに参加した後、皆『もう二度とやらない』と言うと思うし、今はそんな感じだよ。僕にはハード過ぎたから、数時間後には考えが変わるかもしれないけど、今はもう充分さ。」 2022年にどの距離のレースを目標にしたとしても、イデンはトライアスロン大会で注目され続ける存在になるでしょう。

2022.11.09

RACE

【TEAM GIANT】全日本選手権XCCで門田選手が8位に

11月7日(日)、千葉県千葉市の千葉公園で開催されたMTB全日本選手権XCC(クロスカントリーショートトラック)に参戦した TEAM GIANT の門田基志選手が8位でゴールしました。 千葉公園内に全日本選手権のために作られた特設コースで、予選、決勝ともに約30分のレースが行われました。園内の舗装路と砂利の広場、さらには公園の斜面をつかったオフロードで構成されたコースに、門田選手はXTC ADVANCED SLを選択。 参加者37名が2組に分かれて行われた予選を危なげなく3位で通過して、20名のみが参加できる決勝ラウンドへ進みます。 強豪選手が出揃った決勝では、常にアタックが繰り返されて位置取りが重要になります。門田選手は、途中動きがあった際にできた5名の先頭パックに入ることができず、第2集団を形成して前を追うものの、最終的にこの集団での争いになり8位でゴールしました。 門田基志選手 コメント コーナーからのダッシュが続くXCCレースで、XTCの反応の良さと加速性に助けられました。決勝では位置取りのミスもあり中切れしてしまい、先頭パックを逃してしまいましたが、短距離レースで瞬発力のある若手ライダーとのレースを純粋に楽しむことができました。2週間後の地元愛媛でのXCO全日本選手権に向けて、調子を上げていきます。 Photo : ©MakotoAYANO/cyclowired.jp バイクセッティング Frame : GIANT xtc ADVANCED SL 29ER M-sizeFork : ROCKSHOX SID ULTIMATE CARBON 100mm, 110psiComponents : SHIMANO XTR M9100 seriesWheels : GIANT XCR 0 29 CARBON HOOKLESSTire : MAXXIS アスペン29 1.35bar (F & R)Saddle : GIANT FLEET SLR

2021.11.05

BIKE

軽量かつ効率性を高めた新型「REVOLT」シリーズを発売

2022モデルとして、これまで以上にアグレッシブなグラベルライドのためにフレームを一新した「REVOLT(リボルト)」シリーズを発売いたします。   新型「REVOLT」の特徴 1. より軽量で高効率 ●軽量化: ADVANCEDグレードで、フレーム&フォーク合わせて前世代から160g軽量化。●ジオメトリ: 前世代と比較して、ヘッドアングルを立たせ、BBハイトを低くすることで、クイックなコントロールと安定性を両立。   2. グラベルライディングでの疲労を抑える振動吸収性・快適性 ●フレーム設計: 剛性を犠牲にすることなく高い快適性を実現する細身のオフセットシートステイ。●シートポスト: 「しなり」によって衝撃や振動を和らげるD型断面の「D-FUSE」シートポストを採用。 新型フレームは30.9mm径の丸型シートポストにも対応し、ドロッパーポストへの換装も可能。 ※ケーブル内装式ドロッパーシートポストへの換装はADVANCED 2のみ可能。●ハンドルバー: 「REVOLT ADVANCED 2」は、シートポストと同様に上ハンドル部分がD型断面の「D-FUSE」ハンドルバーを採用し、垂直方向の衝撃や振動を軽減。 「REVOLT 2」も、短いリーチ・浅いドロップ・下ハンドルが外に開いた、快適性の高いフレア形状のハンドルバーを採用。   3. より幅広い状況のグラベルライディングに対応する汎用性 ●「フリップチップ」システム: リアエンドのパーツの方向を入れ替えることで、リアセンター長をショート/ロングのいずれかに設定可能。 リアセンター長 タイヤクリアランス (mm) ライディングスタイル ① ショート 425mm(※) 42mm クイックで機敏な、コントロール性重視 ② ロング 435mm(※) 53mm 長いホイールベースで荒れた路面での安定性重視  (※)数値は「REVOLT ADVANCED 2」。「REVOLT 2」はショート430mm、ロング440mmとなります。 ●ボトルケージを最大6か所に取り付け可能: フロントフォーク左右2か所、ダウンチューブ上下2か所、トップチューブ、シートチューブ。   ラインナップ 新型「REVOLT」は、カーボンフレームの「REVOLT ADVANCED 2」とアルミフレームの「REVOLT 2」の2車種をラインナップいたします。   REVOLT ADVANCED 2 標準価格 : ¥330,000(税込)サイズ : 430 (XS)、450 (S)、470 (M) mm 重量 : 9.4kg (470mm)カラー : スターリーナイト>>詳しくはこちら   REVOLT 2 標準価格 : ¥148,500(税込)サイズ : 430 (XS)、450 (S)、470 (M) mm カラー : サテンブラックダイヤモンド>>詳しくはこちら

2021.10.29

BIKE

アグレッシブなトレイルライドに最適な新型「TRANCE X」を発売

2022モデルとして、アグレッシブなトレイルライドに最適な、27.5インチの新型「TRANCE X」を発売いたします。   TRANCE X 前160mm/後145mmストロークの「トランス X」が新登場。ジオメトリを2段階に調整できる「FLIP CHIP」システムが高速コースからテクニカルトレイルまでセッティング幅を拡げ、バイクコントロール性能を向上。高剛性の35mm径ハンドルクランプやドロッパーシートポストを標準採用するトレイルライドに最適な1台。 TRANCE X 2 標準価格 : ¥440,000(税込)サイズ : 420 (S)、430 (M) mm カラー : ヘマタイト>>詳しくはこちら   TRANCE X 3 標準価格 : ¥385,000(税込)サイズ : 420 (S)、430 (M) mm 重量 : 15.2kg (430mm)カラー : グッドグレイ>>詳しくはこちら   「TRANCE X」新型フレームの特徴 ●ALUXX SLアルミフレーム: アグレッシブなトレイルでも、俊敏性と反応性を犠牲にせずにライダーがバイクをコントロールしやすい、重量と剛性のバランスに優れる軽量フレーム。 ●マエストロサスペンション: ペダリングの影響を受けない効率性の高い設計で、ブレーキングから独立しトラクションを高める独自のシステム。トラニオンマウントはレバー稼働比を低減、チェーンステイ長を短くすることが可能になり、高い反応性を実現。 ●ADVANCED FORGED COMPOSITE テクノロジー: ロッカーアームに最先端の高圧成形技術を用いたカーボンを採用。軽量かつ高剛性・高強度でバイク全体のパフォーマンスを向上。 ●アッパーロッカーアームの「フリップチップ」: ロッカーアームのハードウェアの方向を変えることで、地形やライディングスタイルに応じて、ジオメトリをロー/ハイのいずれかに設定可能。 ヘッド / シートアングル BBドロップ (mm) ライディングスタイル ① ハイ・ポジション 64.5° / 77.0° (Mサイズ) 20mm 低速でテクニカルなトレイル向き ② ロー・ポジション 63.8° / 76.3° (Mサイズ) 30mm 高速でオープンなトレイル向き   ●タイヤクリアランス: 最大2.6インチ幅タイヤ対応のハイボリューム仕様。 ●フレームプロテクション: フレーム一体型チェーンステイ&ダウンチューブプロテクターがチェーンの暴れや障害物からフレームを保護。

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