女性向けバイクは「Liv」のウェブサイトへ
ハイパフォーマンス製品の新たな可能性を追求するために、エンジニア、バイオメカニクスの専門家、プロレースチーム、そしてプロアスリート達を結集させた数年間にわたる開発段階を経て、CADEXコンポーネントが市場に投入されます。ツール・ド・フランス 2019開幕直前のグローバル発表会で、CADEX製品が発表されました。
CADEXプロジェクトは、プロレーサー向けの最高のサイクリングコンポーネントを開発するという野心的な試みとして、2016年に始まりました。 このブランド名は、1985年にGIANTが大量生産可能なカーボンファイバーロードバイクを開発するために着手した先駆的なプロジェクトに由来しています。 数十年を経た今、CADEXは最先端コンポーネントブランドとして生まれ変わります。
プロジェクトを開始するために、エンジニア、バイオメカニクスの専門家、ツール・ド・フランス、世界選手権、そしてワンデークラシックを駆け抜けるワールドツアーチームやアイアンマントライアスロン選手を含むプロアスリート達が開発チームとして集められました。 彼らのミッションは、主に次の3つのテーマに焦点を合わせていました。「運動中のバイクとライダーの動作研究」、「次世代のマテリアル技術の探求」、「 画期的な製造プロセスへの投資」。
過去2年間に開発され、プロレベルでテストされたプロトタイプコンポーネントには、#overachieveというラベルが付いています。 #overachieveの名のもと、CCCチームのオリンピックチャンピオンGreg Van Avermaet、オーストラリアのアイアンマンプロのTim Van Berkel、Sam Appletonなどのプロアスリート、そしてロード世界選手権を3度制しているMarianne Vosを含むCCC-Livのロードレーサー達によって、新しいホイールシステム、サドル、タイヤがテストされ、開発が続けられてきました。
「CADEXのスタッフは、私たちのフィードバックや提案に対して非常にオープンです」とVan Avermaetは述べています。 「冬に初めてのCCCチームトレーニングキャンプがあり、そして春のクラシックから今日のツール・ド・フランスに至るまで、私たちは最も過酷な条件下のトレーニングやレースにおいて、最高のパフォーマンスを発揮するために、これらの製品を開発し改良してきました」。
CADEXのプロダクトおよびマーケティング責任者であるJeff Schneiderは、プロチームやプロレーサーと協力することが、開発プロセスにおいて不可欠な役割を果たしていると述べています。
「私たちはこのプロジェクトの最初から、トッププロアスリートやそのメカニック、そして技術スタッフから貴重なフィードバックを得ることができました。私たちはすべてを一から再考し、ホイールシステム、サドル、タイヤなどのコンポーネントが、新しい素材や製造技術によって、いかに劇的に改善されるかを研究するための新しい方法を見つけることから始めました。 そこから私達はラボ、そして厳しいトレーニングとレースの条件下で、プロトタイプの数々をテストしてきました」。
CADEXコンポーネントのラインナップには、ホイールシステム、タイヤ、サドルが含まれています。 これらの新しいコンポーネントは、9月下旬以降に市場で入手可能になり、2020モデルのGIANTおよびLivバイクの限られたプレミアムバイクにも採用される予定です。
CCCチームのプロレーサーによるトレーニングとレースの両方のシーンで開発・テストされたカーボンホイールシステムは、全く新しい素材と製造技術で生産され、より軽量で優れたパワー伝達、反応性および空力性能を提供します。 CADEX 42(リムハイト42mm)はさまざまなレース状況下において、オールラウンドな性能を発揮します、一方CADEX 65は変化する風の動きに対する安定性を妥協することなく、最上のエアロ性能のためのより高いリムハイトを特徴とします。 どちらも、新しいフックレスカーボンリムを採用しており、エアロカーボンスポークとカスタム・チューンド・ダイナミック・バランスド・レーシング(DBL)テクノロジーにより、パワー伝達効率を向上させています。 また、精密機械加工されたハブ内部構造により、ベアリング摩擦を最小にしてさらに効率を高めています。どちらのモデルも、チューブレスとチューブラー仕様、リムブレーキとディスクブレーキ仕様をラインナップしています。
コンマ数秒でも確実に短縮することを課せられたエアロホイールシステムは、フランスのAero Concept Engineering(ACE)の空力専門家によるCFD研究と風洞試験、および実際の路上テストによって開発されました。CADEXのパートナーチームとアスリートは、過去1年間のプロタイムトライアルとアイアンマンレースにおける、優勝と表彰台獲得を目指してこれらのホイールを使用してきました。 このシリーズには、4スポークモデルとフルディスクモデルの2種類があります。 どちらもクラス最高のねじり剛性と空力性能を備え、精密に機械加工されたハブ内部構造によりベアリング摩擦を低減し、最大効率を実現しています。 CADEX 4-Spoke AeroとCADEX Aero Disc Wheelsystemともに、チューブレスとチューブラータイヤ仕様をラインナップしています。
軽量化を念頭にパワー伝達と快適性を向上するというCCCチームの高い要望を満たすため、最新のカーボン製造技術を駆使して最先端のサドルを製造しました。それがCADEX Boost Saddleです。ベースには新しいAdvanced Forged Compositeフレームを使用することで、不要なたわみを排除し、パワー伝達を最大化しています。 レールは、ベースと一体デザインとなっており、レールの接続部をライダーの体重がかかる場所ではなく、後方のベース部に配置することで、一般的なプレッシャーポイントを解消しています。 先端が切り取られたベース形状は、CCCチームのバイオメカニクスの専門家とプロレーサーによって開発・微調整され、長時間のトレーニングとレースにおいても完璧なフィット感と快適さを提供します。 最後に、コンタクトポイントの2つの独立したポケットには、流動的な粒子が含まれており、ライダーの独自の骨盤接触状態に成形されることで、プレッシャーポイントをさらに緩和し、しっかりした快適な感触をもたらします。
比類ない転がり効率と確かなハンドリングを実現するために、全く新しいシリカベースのコンパウンドから研究を始め、我々は最終解に到達するために多数のブレンド、タイヤ形状、トレッドデザインをテストしました。 ラボテストとCCCチームライダーによるテストを経て生まれたCADEX Race Tubeless Tireは、妥協のない高性能と信頼性を提供します。 単層の超しなやかなケーシングは、チューブラーとほぼ同じ感覚と思えるほど。それに加えて、Race Shield Kevlar素材による優れた耐パンク性能と転がり効率がよいことから、より低い空気圧で走行することを可能にします。
CADEXコンポーネントは、2年間の保証と5年間のクラッシュリプレイスメントプログラムを含む「White Glove Serviceプログラム」によって保証されています。
製品情報や品質保証に関する詳しい内容は、CADEXウェブサイトwww.cadex-cycling.comにてご確認ください。
<CADEXについて>
CADEXは、ホイールシステム、タイヤ、サドル、その他のコンポーネントを含む高性能サイクリングコンポーネントブランドです。 新製品の開発・改良に参加するワールドクラスのトップアスリートがCADEX製品を実際にレースで使用します。