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NEWS (RACE)

2022.09.30

RACE

【シマノレーシング】JPT群馬9月大会Day1で中井選手が2位に!

9/23(金・祝)に群馬県の群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットで開催された「Jプロツアー(JPT)第13戦 群馬CSCロードレース9月大会 Day-1」にシマノレーシングが参戦しました。 3日連続で開催された3連戦の初日は、6kmサーキットを反時計回りで25周する150kmで争われました。 6周目に出来た逃げ集団に、中盤メイン集団から単独で飛び出した中井選手がブリッジを成功させて合流します。レース後半、メイン集団とのタイム差を広げた逃げ集団のメンバーでゴールスプリント勝負になり、中井選手は惜しくも2位でゴールしました。 以下、シマノレーシングのレポートを掲載します。   シマノレーシングレースレポート JPT群馬CSCロードレース9月大会 Day-1場所:群馬サイクルスポーツセンター(6km サーキットコース 反時計回り)距離:6.0km × 25周 = 150km出場選手:湊諒、横山航太、中井唯晶、風間翔眞、尾形尚彦、重満丈、佐藤宇志、天野壮悠 Jプロツアー第13戦「群馬CSCロードレース9月DAY-1」に出場しました。 レースはアタック合戦の中から6周目に横山選手、重満選手を含む15名の逃げが形成されます。好調の中井選手を逃げに送り込むために、シマノレーシングはメイン集団を牽引し逃げとのタイム差を詰めます。その後、タイム差が縮まったメイン集団から中井選手が逃げに単独ブリッジを成功させます。 レースは後半になりメイン集団と逃げ集団はタイム差が広がり、逃げ集団での勝負になります。ラスト2周で中井選手がアタックするも決まりません。 ゴールは、10名のスプリント勝負になり、好調の入部選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝。中井選手は惜しくも2位でのゴールとなりました。   リザルト 1位 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) 3時間47分29秒2位 中井唯晶(シマノレーシング) +0秒3位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) +0秒 9位 横山航太 +6秒15位 風間翔眞 +5分18位 湊諒 +5分50秒22位 重満丈  +6分2秒DNF 天野壮悠DNF 尾形尚彦DNF 佐藤宇志   中井選手コメント この日は天候も悪く、距離も150km、気温も低くサバイバルなレース展開が予想されました。ライバル勢の愛三は不在、マトリックスからは2名のエントリーでした。つまり、集団の中で人数確保ができるのは、シマノとシエルブルーと弱虫ペダルでした。シマノの作戦としては、自分もしくは風間を含んだ3名以上を逃げに送りこむことをチームの目標としていました。レースが始まりアタック合戦になり、10数名の逃げが形成され、弱虫ペダル、シエルブルーは複数名乗せており、シマノからは横山選手と重満選手が乗りました。自分と風間が逃げにいない状況のため、集団をコントロールし、タイム差を30秒ほど見える距離に広げすぎないようにし、自分もしくは風間のジャンプアップのためにチームメイトのアシストで備えました。タイム差が近づいたところで、単独でアタックし、追走しました。2周かけて追いつき、その時点で残り周回半分ほどでした。ラストに向けて少しずつ人数が減っていきましたが、逃げ切りが濃厚となり、最終スプリントに備えました。弱虫ペダルの入部選手が力があるのが分かっていたので、マークしていましたが、最終のスプリントでそのマークを外されてしまい、先行を許して2位という悔しい結果になりました。

2022.09.27

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ロード世界選手権でマシューズが3位表彰台を獲得!

ウロンゴンで開催された2022年UCIロード世界選手権の男子ロードレースに、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのマイケル・マシューズ(Michael Matthews)が、オーストラリア代表として出場しました。マシューズは、ガッツある追走とスプリントでホームの観衆を沸かせ、銅メダルを獲得しました。 距離266kmに及ぶレースは、ニューサウスウェールズ州の海岸地帯で行われ、長く混沌とした戦いとなりました。オーストラリアチームのリーダーであるマシューズは、レース後半に小集団に分かれた際にも決して諦めずに、奮闘しました。CADEX 50 Ultra WheelSystemを搭載したPropel Advanced SL Discを駆るマシューズは、チームメイトの助けも借りてスプリントを行い、メダル獲得に手が届く位置へつくことができたのです。 レースを振り返って、マシューズは以下のようにコメントしています。 「母国オーストラリアの観客の前で表彰台に上がることができ、これ以上の喜びはないよ。残念ながら、胸に虹色はないけれど、努力が足りなかったわけではないんだ。今日のチームワークは素晴らしかったし、自分のレースをして3位になれたんだから。 はじめの数周は、観衆の声援を受けて集団の前方で走っていたけれど、その後レースモードに切り替えた。ラスト2周になると観客の盛り上がりは一段と増し、登りをハイスピードで駆け上がっても脚の痛みを感じないほどの応援だった。とても特別な気分で、涙があふれてきたよ。」 優勝したベルギーのレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)は、最後の25kmで単独アタックをかけて独走勝利しましたが、その背後では優勝候補とされていた選手たちによる激しい表彰台争いが繰り広げられていました。レース無線もなく、6時間を超える長丁場のレース終盤にはプロトンもバラバラになり、選手達にとって状況を読み取るのが難しい状況でした。7月のツール・ド・フランスで単独ステージ優勝を果たし、開催国代表としての期待を背負っていたマシューズは、最終スプリントに差し掛かるタイミングで集団に追いつき、着々と前へ出ていきました。 「ただひたすら、集団を追い続けていたよ。最後の500メートルになってもね。スプリントで10位以内に入るのは無理だろうと思っていたら、フランスチームが(クリストフ)ラポルトのために並んでいるのが見えたので、その後ろに飛び乗ってスプリントで自分の力を発揮したのさ。その後も、自分が何位でフィニッシュしたのかよく分からなかった。数分後に3位だとわかったよ。」 マシューズは、2015年にアメリカで開催された世界選手権 男子ロードレースでも銀メダルを獲得しており、現在3つの世界選手権メダルを獲得しています。しかし彼は、ウロンゴンでの今回のメダルが一番だと言っています。 「ホームでのレースは間違いなく、最も特別なものだ。年々、自転車競技のレベルは高くなっていると思う。ここで銅メダルを獲得できたことは、信じられないくらいだよ。」 この銅メダルは、マシューズにとって今大会2つ目の銅メダルでした。最初のメダルは、TTミックスリレーで獲得しました。 CADEX Aero WheelSystemを装着したTrinity Advanced Pro TTバイクを駆るマシューズは、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのチームメイト、ルーク・ダーブリッジ(Luke Durbridge)、そして女子チームのアレクサンドラ・マンリー(Alexandra Manly)とジョージア・ベイカー(Georgia Baker)を含む6人チームの一員でした。 また、同じくチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのチームメイトであるイタリアのマッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)は、TTミックスリレーで銀メダルを獲得しています。 Photos: Cor Vos photo

2022.09.16

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【シマノレーシング】ツールド北海道 第3ステージで中井選手が2位に

9/9(金)~11(日)に北海道の道央地区で開催された3日間のステージレース「ツールド北海道2022」にシマノレーシングが参戦しました。 最終日の9/11(日)、182kmの距離で争った第3ステージで、前半に構成された逃げ集団に横山、中井、風間選手の3名を送り込んだシマノレーシング。途中、風間選手がドロップするものの、横山、中井両選手を含む逃げ集団は最後まで逃げ切りスプリント勝負に。中井選手が今村選手(チームブリジストンサイクリング)とゴールを争いますが、僅差で敗れて2位でゴールしました。 以下、シマノレーシングのレポートを掲載します。   シマノレーシングレースレポート ツールド北海道2022 第3ステージ場所:北海道・道央地区距離:182km出場選手:湊諒、横山航太、中井唯晶、風間翔眞 ツールド北海道第3ステージは、俱知安町から苫小牧市までの182kmで行われました。ここまでで結果に結びつけられていないチームは、最終日のラストチャンスに全てをかけてスタートしました。 レースはスタートから積極的にシマノレーシングが攻撃を仕掛けます。最初のアップダウン区間で形成した10名の逃げに、チームからは、横山選手、中井選手、風間選手の3名が入ります。前日の門田祐輔選手のステージ優勝でリーダーチームとなった、EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームが3分のタイム差でコントロールを続けます。 逃げ集団は順調に走り、125km地点の最後のKOMを通過し、ゴールまでの50kmの下り基調のコースに入ります。メイン集団では、愛三工業レーシングチームも集団牽引に加わり、残り10kmで2分未満までタイム差が縮まりますが、逃げ集団の逃げ切りが濃厚となります。最終局面に横山選手と中井選手が残り、横山選手が中井選手の為にアシストに徹して、中井選手の力を温存させます。 最後は逃げ集団でのスプリント勝負になり、第1ステージでも力をみせた今村駿介選手(チームブリヂストンサイクリング)と競り合いゴールしましたが、中井選手は惜しくも敗れ2位でのゴールとなりました。 リザルト 1位 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) 4時間14分35秒2位 中井唯晶(シマノレーシング)3位 マルコス・ガルシア(キナンレーシング) 4位 横山航太 +3秒24位 湊諒 +1分4秒37位 風間翔眞 +14分26秒 横山航太選手コメント スタートから逃げたいチームが多く、2人が先行しているところにブリッジする形で10人の逃げが決定。その中に3人と最多の人数で入ることができたので、逃げ切ることを第一優先に考えつつ距離を消化していきました。終盤、他のチームからの攻撃もありましたが、ラスト25km程で逃げ集団でのスプリントが濃厚になったので中井に貯めてもらっていました。僕はローテーションに回り、最終コーナーからロングスパートしましたが決定打にならず、最後、中井が今村選手を追い込んだものの、ステージ優勝に届きませんでした。ステージ優勝を目指してできる限りのトライはできたと思いますが、あと少し力足りずでした。今後もレースが続くので引き続きトライしていきたいと思います。応援ありがとうございました。 野寺秀徳監督コメント 3年ぶりの開催となるツール・ド・北海道は、初日の結果により総合成績の目標が絶えるというネガティブな雰囲気でスタートすることになりました。TOJ等でも初日に崩れる傾向にあり、調整の方法に疑問を感じていましたが、レース以前からのパワーデータ解析の結果、現状の力不足が最も大きな要因であることを再認識しました。状況を受け入れたうえで2日目以降できることに全力でフォーカスし、第3ステージでは強敵に阻まれ勝利には届きませんでしたが最高の形を作り出すことに成功。チームとして戦う意義を明確につかんだ感覚があります。今後のレベルアップに向け収穫のある大会であったことは間違いないと考えています。

2022.09.08

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トライアスロン・ロングディスタンス日本選手権で小田倉選手が優勝!

9/4(日)新潟県佐渡島で開催された「第26回 トライアスロン・ロングディスタンスナショナルチャンピオンシップ」で、GIANTがサポートする小田倉真選手(三井住友海上/東京)が優勝しました。 ロングディスタンスに初挑戦した小田倉選手は、国内トップ選手17名が出走したレースで2kmのスイムを2位で終えると、平坦基調の80km+起伏が激しい28kmによる計108kmのバイクコースに「PROPEL ADVANCED SL DISC」+「CADEX 65 DISC TLホイール」を選択してトップタイムを出しレースをリードします。小田倉選手は得意のランで、21.1kmをトップタイムで走り抜けて優勝しました。 小田倉選手コメント 以前から興味があったロングディスタンスに初めて挑戦しました。苦手なバイクパートを強化していくなかで、ドラフティングができず単独走となるロングディスタンスで走力を確認したい思いもありました。機材は、佐渡の108kmのコースプロファイルを最速で走る抜けるために、エアロロードのPROPELと65mmハイトのCADEXを選択しました。他の全参加者がTTバイクを選択する中、唯一ロードバイクで走りましたが、後半の上り坂を含めてPROPELの性能を十分に発揮してバイクラップを最速で終えることができました。最後のランニングでも100km以上走行したとは思えないほど脚が残っていて、最後まで崩れることなく優勝することができました。 来年はパリ五輪に向けてオリンピックディスタンスに集中しますが、世界ロングディスタンス選手権やアイアンマン70.3への挑戦も考えていきたいと思います。

2022.09.01

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グローブスがブエルタ・ア・エスパーニャでスプリント勝負を制す!

チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのカーデン・グローブス(Kaden Groves)は、ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージでスプリントを決め、自身初のグランツールステージ優勝を獲得しました。 エルポソ・アリメンタシオンからカボ・デ・ガタまでの191.2kmの第11ステージは、スプリンターたちの活躍が期待される1日でした。スペイン南部を走るほぼ平坦なルートは、うだるような暑さと横風でライダーたちを苦しめました。残り26kmで3人の逃げ集団が捕まると、ステージ優勝を狙うチーム同士の位置取り争いが始まります。その結果、バイクエクスチェンジ・ジェイコは最も良い位置を取り、グローブスはこれまでのキャリアで最大の勝利を手にすることになりました。 CADEX WheelSystemを搭載した新しいエアロロードバイク、Propel Advanced SLを駆るグローブスは、チームメイトの完璧なリードアウトに続き、残り約100メートルでスプリントを開始。オランダのスプリンター、ダニー・ファンポッぺルとベルギーのティム・メルリールを抑えて、フィニッシュしました。 「残り50mから100mの地点で、他の選手よりも余力を残せていた。そして有難いことに、良い位置からスプリントを始めることができたんだ。グランドツアーで初めて優勝できたのは、この上ない喜びだよ。ここで勝てたのは本当に嬉しいし、まだまだステージは続くよ」と、グローブスは語っています。 グローブスは今シーズン、ツアー・オブ・ターキーとボルタ・ア・カタルーニャでもステージ優勝しており、今季3つ目の勝利となりました。 この日、総合5位につけていたチームリーダーのサイモン・イェーツ(Simon Yates)は、スタート前に新型コロナウイルスの陽性反応により、ツアーを棄権せざるを得なくなりました。グローブスがもたらした今年のブエルタでの初勝利は、エースのリタイアによって失望していたチームを盛り上げました。 「関係者全員にとって、本当に感動的な一日だった。サイモンの欠場という知らせで目が覚めたが、そこから気持ちを切り替えるのは大変なことだ。しかし、みんなは集中力を高め、体制を立て直し、カーデンをフィニッシュさせるための素晴らしい計画を立ててくれた。全員が自分の役割を果たし、全員が素晴らしい仕事をし、リードアウトも完璧だった」と、チームのスポーツディレクターであるジーン・ベイツは語っています。 「みんなに感謝しなければならない。ルーク(Luke Durbridge)は一日中走り回ってくれ、強風のために早めに準備をした。もう少し早くから横風が吹くと思っていたけれど、最後の4キロで先頭を引くまで何もなかった。みんなが完璧な仕事をしてくれたから、僕が前方で余力を残しておくことができたんだ。」 ブエルタ・ア・エスパーニャは、本日の第12ステージに続き9月11日にマドリードで幕を閉じます。

2022.08.30

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ブルメンフェルトが新型プロペルでワールドカップの表彰台を獲得!

現アイアンマン世界チャンピオンのクリスティアン・ブルメンフェルト(Kristian Blummenfelt)は、ノルウェーで開催された2022ワールドトライアスロンカップ・ベルゲンで、新しいレースバイクPropel Advanced SLを使用して2位を獲得し、プロ男子で最も速いバイクスプリットを記録しました。 ノルウェー出身のブルメンフェルトは、ベルゲンの通りに並んだ2万人以上の地元ファンの前で印象的なパフォーマンスを披露しました。現在、彼は10月にコナで開催されるアイアンマン世界選手権のタイトル防衛に重点を置いていますが、ショートのトライアスロンの経験も豊富で、アイアンマンでの活躍に加えて東京オリンピック金メダリストであり、2021年世界トライアスロン選手権シリーズ優勝者でもある、ノルウェーのスーパースターなのです。 並み居る強豪を前に苦戦を強いられたブルメンフェルトでしたが、スタートからそのスピードとパワーを見せつけました。彼は、750mの短いスイムを先頭のニコロ・ストラーダ(イタリア)から約20秒遅れで終えました。そこから新しいレースバイク、Propel Advanced SLに乗り換えたブルメンフェルトは、順位を上げ始めすぐに先頭グループに追いつきました。 今夏のツール・ド・フランスで発表された新しいPropelは、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコが使用して2つのステージ優勝を獲得しました。この新型Propelは、前世代よりもさらに空力的に優れており、また大幅な軽量化と効率性の向上も実現しています。ブルメンフェルトのバイクは、新しいCADEX 50 Ultra WheelSystemとCADEX Aeroタイヤがアッセンブルされ、そのエアロ効率とスピードをさらに高めています。また、東京オリンピック金メダル、アイアンマン世界選手権、トライアスロン世界選手権など、彼の近年の活躍を記念したカスタムグラフィックが施されています。 このバイクを使用して、ブルメンフェルトは20. 8kmのバイク区間で31分ジャストという最速のスプリットを記録しました。石畳のセクションやテクニカルなコーナーがある地元のコースに慣れていたブルメンフェルトは、そのまま先頭に立ち12名の先頭グループを牽引し、第2トランジションまで追走グループに45秒の差をつけました。 先頭集団は5kmのランで徐々に絞られ、最後の上りでブルメンフェルトとドリアン・コニンクス(フランス)が優勝を争うことになりました。コニンクスはブルーカーペットが敷かれたゴール前の最後の上り坂で速度を上げ、スリリングなスプリント勝負の後、ブルメンフェルトを抑え、ゴールしました。 「今年はロングディスタンスのレースが多かったけど、1年中ベルゲンのために準備してきたんだ。地元ベルゲンで、多くの観客の前でレースができたことが本当に嬉しい。信じられないくらいだよ」と、ブルメンフェルトは語っています。 またブルメンフェルトと同じノルウェー出身で、GIANTがサポートするトライアスリートのグスタブ・イデン(Gustav Iden)は、15位入賞を果たしました。 新しいPropelについて、詳しくはこちらをご覧ください。

202207.27

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チームBEX、ツール・ド・フランスを大成功のうちに締めくくる

チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのディラン・フルーネウェーヘン(Dylan Groenewegen)は、パリでのツール最終ステージで力強い2位フィニッシュを決め、2022年のツール・ド・フランスの締めくくりに花を添えました。3週間のグランツールを終え、チームは2つのステージ優勝と4つの2位フィニッシュを獲得した成功を祝いました。 「今日のチームは本当に素晴らしかった。スプリントを開始するのが少し早すぎたけど、他に選択肢はなかったと思う。ラッキーな時もあれば、今日のように2番手になるときもあるのさ」とフルーネウェーヘンは最終ステージを終えた後に語りました。 あと少しのところでパリでの勝利を逃してしまったことは残念でしたが、今年最大のステージレースで、フルーネウェーヘンをはじめチームのライダー達は多くの活躍を見せました。 「7ヶ月前にチームと契約したが、今大会では最高の仕事を成し遂げられた。この大きなチャンスに、本当に、本当に感謝しているよ。チームは2つのステージで勝利を収めており、本当に誇りに思う。」 ここからは、2022年のツール・ド・フランスを大成功のうちに締めくくったチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコの名場面を振り返ってみましょう。   ステージ優勝を目指して フルーネウェーヘンとマイケル・マシューズ(Michael Matthews)はツアー全体を通してチームを引っ張り、それぞれ1勝といくつかの2位を決め、ステージ優勝を獲得するというチームの目標を達成しました。 デンマークのセナボーで行われた第3ステージでフルーネウェーヘンが優勝すると、チームの勢いは増し物事が動き始めました。CADEX WheelSystemを搭載した新しいPropel Advanced SLチームバイクに乗ったフルーネウェーヘンは、ベルギーのワウト・ファンアールトとツール・ド・フランスのポイント賞を7度獲得したペテル・サガンを破り、2019年以来のツール ステージ優勝を果たしました。 「ディランにとって大きな勝利だ。チーム移籍は決して簡単なことではないが、今シーズン、彼はよく働いてくれたし、彼の周りには本当に強力で献身的なアシストがいる」と、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのヘッドスポーツディレクター、マット・ホワイトは語りました。 チームの次の大きなチャンスは、バンシュからロンウィまで220kmを走る厳しい第6ステージでやってきました。マシューズは力強い走りを見せて、過去2大会のディフェンディングチャンピオンであるタデイ・ポガチャルに次ぐ2位でフィニッシュ。ポガチャルは、マシューズを上り坂のスプリントで引き離しイエロージャージを獲得しています。2日後の第8ステージでは、ワウト・ファンアールトに続く2位でフィニッシュし、再び勝利に近づきました。 「最善を尽くしたよ。チームは僕を好位置へ導くために素晴らしい走りをしたし、また2位になった。うまくいけば、勝利が手に入るはずだ」とマシューズは2度目の2位獲得の後に語りました。 その2日後の第10ステージでは、ツール・ド・フランス今年初出場のニック・シュルツ(Nick Schultz)が僅差で2位に。 チームメイトのジャック・バウアー(Jack Bauer)と共にこの日のメイン集団に入ったシュルツは、上り坂フィニッシュのレースで適切な動きをみせ、ムジェーヴへのアプローチをクリアすると、マグナス・コルト(Magnus Cort)との劇的なスプリント争いとなり、最終的には数センチの差で惜しくも敗れて2位を獲得しました。 「ほぼ完璧だったが、マグナス・コルトは以前グランツールでステージ優勝しているし、彼の方が1枚上手だったよ。2位は本当に嬉しいけど、正直動揺してるよ。ツール・ド・フランスのステージで勝つチャンスはなかなかないけど、これからも挑戦し続けて、チャンスをつかみたいね」とシュルツは語りました。   マシューズが大躍進 すでに2度の2位フィニッシュを飾ったマシューズは、ツール開幕から積極的な走りを見せており、勝利を収めるのは時間の問題でした。ツール・ド・フランスのポイント賞を過去に獲得しタフなクラシックタイプのレースに秀でていた彼は、次のチャンスとしてサンテティエンヌからマンドまでの第14ステージに目を向けていました。第14ステージはフランス南部の中央山塊を通過する192kmのコースで、5つのカテゴリー山岳を含み獲得標高は3,400m以上にもなります。レースは灼熱の太陽のもとで開催され、非常にタフなレースとなりました。 序盤にできた大規模な逃げ集団に加わったマシューズは、ゴールまで50km地点で単独アタックします。その後、メンデ飛行場への最後の上りに差し掛かったところで3人が合流しました。 最後の上りでアルベルト・ベッティオルがアタックして、一時離されてしまったマシューズでしたが、その後ペースアップして最後の1kmでベッティオルを引き離すことに成功しました。CADEX WheelSystemを搭載したGIANT Propel Advanced SLエアロロードバイクで独走してフィニッシュラインを通過したマシューズは、両手を広げて空を見上げ5年ぶりのツールステージ優勝を味わいました。 「これは僕のキャリアの中でもかなり重要な勝利だと思う。これまで、ジェットコースターのような浮き沈みをたくさん経験して、何度も打ちのめされたけど何度も立ち直ってきた。自分が単なるスプリンターではないこと、今日のような走りもできることを皆に示したかった。そして、最後の上り坂からフィニッシュまでの間は、娘と妻のことを考えていた。私の夢を叶えるために、彼女達がどれだけ犠牲を払ってくれているか。今日、その理由を彼女達に示すことができたと思う」とマシューズは語りました。 パリでのフィニッシュ後、チームオーナーのジェリー・ライアンは、今まで彼が見てきた中で最強のチームだったと語りました。 「素晴らしいツアーだったし、私が関わってきたチームがこれほど上手く、メンバーが一丸となって仕事をしているのを見たことがない。初日から今日までの絆は、とても特別なものです。2つのステージ優勝と4つの2位、来年また戻ってきて、もっと強くなれる。これから先がとても楽しみだよ。」

2022.07.19

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ツール・ド・フランス第14ステージでマシューズが優勝!

ツール・ド・フランス2022は、いよいよ最終週を迎えます。マイケル・マシューズ(Michael Matthews)の第14ステージ優勝をはじめとする、数々の見せ場を生んだチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのツール2週目を振り返ります。 今年のツールで開幕から積極的な走りを見せたマシューズは、第6ステージと第8ステージで2位を獲得しました。過去のツールでポイント賞を獲得している31歳のマシューズが、その攻撃的なスタイルで勝利を収めるのは時間の問題でした。 第14ステージはフランス南部の中央山塊を通過する192kmのコースで、5つのカテゴリー山岳を含み獲得標高は3,400m以上にもなります。レースは灼熱の太陽のもとで開催され、非常にタフなレースとなりました。序盤にできた大規模な逃げ集団に加わったマシューズは、ゴールまで50km地点で単独アタックします。その後、メンデ飛行場への最後の上りに差し掛かったところで3人が合流しました。 最後の上りでアルベルト・ベッティオルがアタックして、一時離されてしまったマシューズでしたが、その後ペースアップして最後の1kmでベッティオルを引き離すことに成功しました。CADEX WheelSystemを搭載したGIANT Propel Advanced SLエアロロードバイクで独走してフィニッシュラインを通過したマシューズは、両手を広げて空を見上げ5年ぶりのツールステージ優勝を味わいました。 「これは僕のキャリアの中でもかなり重要な勝利だと思う。これまで、ジェットコースターのような浮き沈みをたくさん経験して、何度も打ちのめされたけど何度も立ち直ってきた。自分が単なるスプリンターではないこと、今日のような走りもできることを皆に示したかった。そして、最後の上り坂からフィニッシュまでの間は、娘と妻のことを考えていた。私の夢を叶えるために、彼女達がどれだけ犠牲を払ってくれているか。今日、その理由を彼女達に示すことができたと思う」とマシューズは語りました。 第3ステージでディラン・フルーネウェーヘン(Dylan Groenewegen)がスプリント勝利した後、第14ステージでのマシューズの優勝は、チームにとって今大会2勝目となりました。チームはステージ優勝を目指してツールに臨み、選手達はそれぞれの役割を担い懸命に戦ってきました。 僅差で2位を2回獲得したマシューズに続いて、チームで唯一のツール初参加ライダーであるオーストラリアのニック・シュルツ(Nick Schultz)は、第10ステージでチームメイトのジャック・バウアー(Jack Bauer)と共にこの日のメイン集団に入り、148kmのステージを2位で終えました。 シュルツは上り坂フィニッシュのレースで適切な動きをみせ、ムジェーヴへのアプローチをクリアすると、マグナス・コルト(Magnus Cort)との劇的なスプリント争いとなり、最終的には数センチの差で惜しくも敗れて2位を獲得しました。 「ほぼ完璧だったが、マグナス・コルトは以前グランツールでステージ優勝しているし、彼の方が1枚上手だったよ。2位は本当に嬉しいけど、正直動揺してるよ。ツール・ド・フランスのステージで勝つチャンスはなかなかないけど、これからも挑戦し続けて、チャンスをつかみたいね」とシュルツは語りました。 「挑戦し続ける」これが今年のツールでチームが掲げるスローガンであり、ピレネー山脈に向かうレースは7月24日のパリでのフィニッシュまで、まだまだ多くのドラマが見られるはずです。 Photos: Cor Vos photo, Getty Sports photos

2022.07.07

GEAR

高木三千成選手(さいたまディレーブ)が「SURGE PRO」を使用開始

国内プロロードレースリーグ「JCL(ジャパンサイクルリーグ)」で活躍する高木三千成選手(さいたまディレーブ)が、GIANT史上最軽量かつ効率的なロードシューズ「SURGE PRO」を7月から使用してレースを戦います。 これまで多くのロードシューズを使用してきた高木選手に、SURGE PROの決断理由とシューズの特長についてコメントいただきました。   高木選手のコメント SURGE PROを一度試したときに、軽量性と足を包み込むようなフィット感に惹かれました。特に気に入っているのは、ダイレクトかつパワー伝達に優れている点です。特長的なアウトソールは剛性が高いだけではなく、レーシングモデルにありがちな過剰な硬さがなくて自然に踏み切ることができます。クリート取り付けエリアには高い剛性を与える一方で、ロール方向へしなやかに捻じれることで足への負担を軽減してくれます。どのようなスタイルにも合うシンプルなデザインも気に入っています。SURGE PROを履いて参戦するレースが楽しみです。   高木選手プロフィール 氏名: 高木 三千成(たかぎ みちなり)生年月日: 1993年4月16日身長: 175cm体重: 58kgチーム: さいたまディレーブタイプ: オールラウンダーシューズサイズ: 42   新型ロードシューズ SURGE PRO および Liv MACHA PROの試着ツアーを全国のジャイアントで開催中です。 詳細は以下ニュースでご確認いただけます。 https://www.giant.co.jp/news/gear/7123 <試着ツアー日程・会場> 日程 会場 住所 URL 7/8(金)- 10(日) ジャイアントストア名古屋 愛知県長久手市砂子101 https://giant-store.jp/nagoya/ 7/15(金)- 17(日) ジャイアントストア二子玉川 東京都世田谷区玉川1-10-7 https://giant-store.jp/futakotamagawa/ 7/22(金)- 24(日) ジャイアントストア仙台 宮城県仙台市若林区荒井東1-4-3 https://giant-store.jp/sendai/ ※試着可能時間は、各会場の情報をご確認ください。

2022.07.04

RACE

ツール3日目 フルーネウェーヘンがスプリント勝負を制する!

デンマークのセナボーで行われたツール・ド・フランス 第3ステージで、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのディラン・フルーネウェーヘン(Dylan Groenewegen)がスプリント勝負を制し、チームに2022年のツール・ド・フランス最初のステージ優勝をもたらしました。 今年からチームに加入した29歳のフルーネウェーヘンは、CADEX WheelSystemを搭載した新しいGIANT Propel Advanced SL エアロロードバイクでレースに臨み、感動的な勝利を収めました。彼のキャリアの中で5回目のツール・ド・フランスでのステージ優勝であり、2019年以来の勝利となりました。 「ディランにとって大きな勝利だ。チーム移籍は決して簡単なことではないが、今シーズン、彼はよく働いてくれたし、彼の周りには本当に強力で献身的なアシストがいる。今日の結果を見れば、彼らがいかに献身的であったかがわかるだろう。彼らはディランに勝つためのあらゆる機会を与え、ディランはそれをうまくやり遂げたのだ」と、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのスポーツディレクター、マット・ホワイトは語りました。 「このような良い状態で再びツール出場でき、チーム、そして家族や友人に感謝しなければならない」と、フルーネウェーヘンはレース後に彼の勝利を支えたチームメイトの功績を称えました。 バイレからセナボーまで182kmを南下する、ほぼ平坦な第3ステージはスプリンター対決となることが予想されましたが、まさにその通りの展開となりました。レース序盤、デンマーク人ライダーのマグナス・コルトは単独で逃げ、この日のKOMポイントをすべて獲得してマイヨアポワ(山岳賞)ポイントを積算。多くの地元ファンを魅了しました。 残り53kmでこの日最後のKOMを登った後、スプリンター選手勢が主導権を握る時が来ました。コルトはすぐに集団に捕まり、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコは集団の先頭で走り続け、フルーネウェーヘンのためにポジション争いを繰り広げました。フルーネウェーヘンは、第2ステージのスプリントで結果を残せなかったことに落胆しており、チームは強い意志でこの戦いに立ち向かいました。 「昨日は思い通りにいかなかったが、早く次に進まなければならない。それが、人生でもスポーツでも、何かを成し遂げる秘訣なのです。メンバーたちは、昨日の失敗の後でもまったくひるむことなく、ディランに100パーセントのコミットメントをしてくれました」とホワイトは言います。 フルーネウェーヘンは最後の10kmを目まぐるしい速さで走り抜け、2位から4位に入ったワウト・ファン・アールト、ヤスパー・フィリプセン、ペテル・サガンら世界最速のスプリンターを抑えて完璧な動きを見せました。 「昨日は自分の不甲斐なさに少し腹が立った。今日は、長時間集団内で身動きがとれないまま、残り9キロのところで落車に少し巻き込まれた。それでも、チームが僕を良い位置に戻してくれ、冷静に対処することができた。最終局面で僕は右側にいて、アームングルンダール(ヤンセン)が左コーナーのすごくいい位置まで運んでくれた。そこでの位置取りでは少し苦しんだけど、勝つのに十分なところまで上がることができた。この勝利がまだ信じられないよ」と、優勝したフルーネウェーヘンはコメントしました。 戦いの舞台はデンマークからフランスへと移り、ダンケルクからカレーまでの172kmのクラシックな丘陵コースに設定された第4ステージで、火曜日に再開されます。

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