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NEWS (RACE)

2023.02.22

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シクロクロス東京 男子エリートTOP35にTCXライダーが参戦

2月11日(土)、12日(日)に東京都・お台場海浜公園で5年ぶりに開催された「シクロクロス東京2023」は、初日に7000人、2日目に9500人の観客を動員して盛り上がりを見せました。 大会2日目に行われた国内最高峰JCXシリーズの最終戦「男子エリートTOP 35」クラスは、ランキング35位以内の選手と、前日の36位以降の選手によるレースでの上位3名のみに参加資格が与えられ、合計30名の選手がスタートラインに並びました。その内、7名の選手がGIANT TCXとともに、お台場海浜公園の砂浜と林間区間のテクニカルなコースに挑みました。 TCXを駆りシクロクロス東京に挑んだ6名の選手に、TCXを選んだ理由やこだわりポイント、シクロクロス東京のバイクセッティングや感想などを伺いました。   岩田祐樹(36隊/cyclespaceHalo) 身長172cm / 体重 65kgTCXフレームサイズ:Sレース結果:11位JCX総合ランキング:32位 東海地区を中心に活動する岩田さんは、シクロクロス歴18年のベテラン選手。初日のレースで2位になりTOP35の参加資格を獲得後、翌日もパワフルな走りで最高尾から順位を上げる走りで11位になり、TCX選手権でも堂々の2番手に。 Q) TCXを選んだ理由価格とスペックと性能のバランスです。特に軽さが気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂に重点を置きつつ、林間の根っ子でパンクしないようなバランスの空気圧にしました。前:CHALLENGE CHICANE TU 1.30 bar後:VITTORIA TERRENO DRY TU 1.30 bar Q) レースを振り返って今シーズンはシクロクロス東京でTOP35エリートレースに出ることが目標だったので、初日に参加資格を獲得して実現できたのは良かったです。ここでしか味わえない特別な雰囲気の中でベストな走りができました。   山田 誉史輝(PAXPROJECT) 身長172cm / 体重 55kgTCXフレームサイズ:Sレース結果:13位JCX総合ランキング:17位 MTB選手として第一線で活躍した山田さんは、27歳にしてシクロクロス歴19年のベテラン選手。今シーズンはJCX10戦中8戦に参戦して、UCIポイントを獲得するなど全レースで安定した成績を残している。 Q) TCXを選んだ理由価格とスペックと性能のバランスが決め手で、新型発表初年度に2台購入しました。直進安定性や振動安定性など色々ある中でも、コーナリング性能がとても気に入っています。自分の行きたいラインに素直にバイクが曲がってくれるので扱い易く。オフロードならではの、路面変化での急なライン変更にも対応しやすいからです。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂区間だけに合わせるならもっと低い空気圧にしますが、コーナーの多い林間でタイヤが潰れすぎないようにしたかったのでこの空気圧にしました。前後:DUGAST SMALL BIRD TU 1.45 bar Q) レースを振り返ってスタートループで遅れてしまい、そこから追い上げるレースとなってしまいました。得意ではない砂なのでミスも多く、前とも思ったように差が詰まらなく苦しかったですが、多くのPAX応援団のおかげで踏ん張ることが出来ました。沢山のご声援ありがとうございました。   松田 賢太郎(無所属) 身長171cm / 体重 65kgTCXフレームサイズ:Mレース結果:14位JCX総合ランキング:12位 シクロクロスは「平凡な日常の生活に必要な程よい刺激になっている」と語る松田さんは、MTB XCOをメインに活動し、5年目のシクロクロスでもJCX蔵王大会で5位に入るなど近年着実に力を付けてきている選手。 Q) TCXを選んだ理由価格、スペック、性能のバランスが良いのと、販売店や友人に勧められたから自信をもって購入できました。レースでも練習でも使い倒せる耐久性とスペックが気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂区間が多いのとそれ以外のセクションはドライコンディションで路面も硬かったのでドライタイヤを選択しました。前後タイヤ:Challenge Chicane TU 1.50 bar Q) レースを振り返ってスタートは上手く決まりましたが、その後思い通りに行かず苦戦するレースでしたが、諦めずに走り途中から順位を上げることができたので満足です。 また、都市部でのレースならではのたくさんの応援の中で走ることができ最高の気分でした。   重田 兼吾(Team CUORE) 身長175cm / 体重 59kgTCXフレームサイズ:Mレース結果:22位JCX総合ランキング:19位 シクロクロスは「沢山の仲間との繋がりを作ってくれた大事な存在」と語る重田さんは、過去JCXシリーズで表彰台経験もある実力派。「シゲゴン」の愛称で呼ばれファンも多い28歳。 Q) TCXを選んだ理由価格、スペック、性能のバランスが良いため。ハンドリングにクセがなく、意のままに操れるところが気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング他の選手とはだいぶセッティングが異なりますが、砂のレースの時はフロント高めリア低めのセッティングにしています。色々試してみて、体重が乗るリアタイヤは空気圧を低めにしてトラクションがかかるようにして、フロントは比較的高めにして沈み込みさせすぎず、砂を掻いていくようなイメージの方が速いと個人的に感じています。前タイヤ:IRC SERAC CX EDGE TLR 1.90 bar後タイヤ:IRC SERAC CX EDGE TLR 1.55 bar Q) レースを振り返って圧倒的に周りの選手に比べてフィジカルが弱く、砂浜のストレートで抜かれてしまい辛かったです(泣)。来シーズンはもう少し力つけて臨みたいと思います。モアパワー!!   折橋 孝治(MiNERVA-asahi) 身長171cm / 体重 53kgTCXフレームサイズ:Sレース結果:25位JCX総合ランキング:27位 ヒルクライムからシクロクロスに転向した折橋さんは、身長171cmで体重53kgと超軽量級のボディーを武器に、上りがキツイコースを得意とする。 Q) TCXを選んだ理由スペック、性能のバランスが良いのと、カラーもGIANTブランドも好きだからです。実際乗ってみて、速くて軽くてカッコ良いので気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティングチューブラータイヤの選択も考えたが、使い慣れた機材の方がトラブルなく確実に扱えるため、チューブレスタイヤでいつも通りの空気圧で走りました。前後タイヤ:IRC SERAC CX TLR 1.45 bar Q) レースを振り返ってTOP35の参加資格はギリギリでしたが、このレースを走れたのは嬉しかったです。シーズン締めくくりのレースを、大勢のギャラリーの中で走れて楽しめました。レース内容は、序盤良い位置で走れたけど、後半はお台場の砂に沈みました。来シーズンはさらに良い順位を狙っていきます。   斎藤 朋寛(RIDELIFE GIANT) 身長166cm / 体重 53kgTCXフレームサイズ:XSレース結果:15位JCX総合ランキング:13位 走り方を工夫して機材の性能を最大限に引き出すことで、フィジカル差を補えることに気づいてシクロクロスに魅了されてしまった45歳。全国のTCX乗りと繋がりたい思いから #TCX友の会 を作った、自称TCXを日本一愛するGIANT JAPAN中の人。 Q) TCXを選んだ理由2014年に初代TCX DICSに乗ってから上位で走れるようになり、新型となった2021モデルでは待望のXSサイズも出たことで、自分の人生で無くてはならない存在です。特にOD2によるハンドリング性能と、圧倒的な泥はけ性能がお気に入りです。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂区間と林間区間どちらも大事なレイアウトのお台場だけど、今年は砂区間が比較的走りやすかったので、通常よりは0.1bar低いが低すぎない空気圧に。リアタイヤは秘蔵のSERAC CX SANDを導入して砂区間の走行抵抗を減らすことができました。前:IRC SERAC CX EDGE TLR 1.35 bar後:IRC SERAC CX SAND TL 1.35 bar Q) レースを振り返って ゼッケン15番で3列目スタートだったけど、砂区間の中盤で皆と別ラインを走行したことで一気に順位を上げ1周目を8位で通過。中盤まで10位前後で走行した後、レース後半に砂区間で転倒した際に脚が攣ってしまい順位を落としてしまったのが悔やまれるレースでした。しかし、5年ぶりに開催したシクロクロス東京で、たくさんの観客に応援してもらいながら走れた1時間は最高の時間でした。応援ありがとうございました!   画像提供 : Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

2023.01.26

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U23シクロクロス全日本チャンピオン 柚木選手とサポート契約

GIANTは、2023年全日本選手権シクロクロスのU23カテゴリーを制した柚木伸元選手(朝明高校)とシクロクロス競技での機材サポート契約を締結しました。 ロードレース、シクロクロス、マウンテンバイクと幅広く活動する柚木選手は、BMXで身に着けたテクニックとロードレースで鍛えたフィジカルを武器に、シクロクロスのトップカテゴリーで活躍しています。特にシケインと言われる障害物を自転車に乗ったまま越える「バニーホップ」の技術は国内最高レベルで、他の選手が苦戦する高さのシケインも難なくクリアする姿に魅了されるファンが多い選手です。 柚木選手は、2月3日~5日にオランダで開催されるシクロクロス世界選手権U23カテゴリーに全日本チャンピオンとして参加します。   柚木選手コメント このたび、GIANTとサポート契約を結ぶことになりました柚木伸元です。今までもGIANT TCXで走ってきましたが、これから新型TCXとSLR 1ホイールでさらに上を目指して走ります。今年はU23カテゴリーの1年目で世界選手権に参加する貴重な機会を頂いたので、世界のコースと各国の強豪選手から沢山の事を学び吸収して次に活かせるようにしたいです。目標の40位以内を目指して全力で挑戦してきますので、応援よろしくお願いいたします。 柚木 伸元(ゆのき しんげん) 生年月日:2004年11月5日身長:171cm体重:58kg主な競技カテゴリー: シクロクロス、ロードレース使用機材:TCX ADVANCED PRO 主な戦績 【シクロクロス】2019年 全日本選手権 U17 優勝2020年 全日本選手権 ジュニア 2位2021年 全日本選手権 ジュニア 優勝2023年 全日本選手権 U23 優勝 【ロードレース】2022年 西日本チャレンジ 優勝2022年 全国高等学校選抜大会 5位2022年 全日本選手権 ジュニア 8位2022年 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)8位2022年 四日市全国ジュニア 2位2022年 UCI JUNIOR NATIONS CUP 「TOUR DE DMZ(韓国)」総合7位、第5ステージ2位 【マウンテンバイク XCO】2019年 JOC選抜大会 U18 2位2020年 全日本選手権 ユース 優勝2021年 全日本選手権 ジュニア2位2022年 全日本選手権 ジュニア 3位 【BMXレース】2013年 世界選手権出場 画像提供 : Kensaku SAKAI/FABtroni+camera, bikintv

2023.01.24

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イェーツとマシューズが、サントス・ツアー・ダウンアンダーで躍動

ジェイコ・アルウラーのサイモン・イェーツ(Simon Yates)は、オーストラリアで5日間にわたって開催された、サントス・ツアー・ダウンアンダー最終ステージを制し、チームに今季初優勝をもたらしました。イェーツは個人総合2位、マイケル・マシューズ(Michael Matthews)はポイント賞を獲得し、シーズン最初のツアーの幕を閉じました。 第3ステージで優勝を逃したイェーツは、第5ステージで優勝を果たした。Cor Vos photo CADEX WheelSystemを搭載したPROPEL ADVANCED SL DISCを使用したイェーツは、第3ステージで優勝まであと少しのところにまで迫り最終ステージでついに優勝を果たすなど、シーズン序盤から目覚ましい活躍を見せました。マウント・ロフティへの最後の登りでは、オーストラリア出身の2位のジェイ・ヴァイン(Jay Vine)、3位のベン・オコーナー(Ben O’Connor)を抑えての優勝でした。 イェーツはこうコメントしています。「感無量だ。とても嬉しい。我々チームは総合優勝を目指してここに来たけれど、本当によく頑張ったので満足して次に進めるよ。」 イェーツはシーズン序盤から素晴らしい活躍を見せ、オーストラリアで初優勝を飾った。@sprintcycling photo イェーツはステージレースの中盤、第3ステージの重要なコークスクリューの登りで勝負を仕掛け、惜しくも優勝には届かなかったものの、残り2ステージを残して総合3位に浮上。総合優勝の候補に躍り出ました。翌日もその勢いは衰えず、さらに順位を上げて総合2位となり、最終ステージでは総合優勝獲得に狙いを定めていました。 アデレードの丘陵コースで行われた第5ステージは、イェーツ、ヴァイン、オコーナーの3人による総合優勝をかけた戦いとなりました。最後の数キロでイェーツが先にアタック。これに追従したヴァインとオコーナーとのスプリント勝負の末に、イェーツがフィニッシュ地点でヴァインをパスし、最終ステージで優勝。そして、ヴァインに次ぐ総合2位を獲得しました。 総合2位を獲得したサイモン・イェーツ @sprintcycling photo 「距離の短いステージで、マウント・ロフティを何周かする、僕の好きなサーキットレースだったんだ。チームメイトは今回も素晴らしく、全員が自分の役割を果たした。最後の上り坂でうまくラインを合わせて、ヴァインをパスして優勝した。ここオーストラリアで優勝できてうれしいよ!」とイェーツは語りました。 オーストラリア出身のマイケル・マシューズは、ポイント賞を獲得した。Cor Vos photo ポイント賞を獲得したオーストラリア出身のマイケル・マシューズは、こうコメントしています。 「この1週間は、特に僕個人にとってはジェットコースターのような1週間だった。でもチームとしては、できることはすべてやったと思うし、ステージ優勝、ポイントジャージ、そして総合2位を獲得することができた。僕たちにとって良いシーズンスタートになったと思う。ハードでアグレッシブなレースができたし、ここオーストラリアで再びレースができるのは本当に嬉しい。」

2023.01.19

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2023シクロクロス全日本選手権レポート

1月14日(土)- 15日(日)、愛知県稲沢市の国営木曽三川公園ワイルドネーチャープラザで「第28回 全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス」が開催されました。 会場となるワイルドネーチャープラザ(WNP)にある木曽川独特の河岸砂丘「祖父江砂丘」を取り入れた、アップダウンあるサンドセクションと林間セクションを含む1周2.5kmの特設コースで、2023年の全日本チャンピオンを争いました。 日本一を決める決戦には、GIANT TCXやLiv BRAVAに乗る多くのライダーも参戦して、どのカテゴリーも見ていて感動する素晴らしいレースばかりでした。 男子U15クラスでは、伊藤隆聖選手(Sonic-Racing)がゴールスプリントで惜しくも敗れての2位に。 男子ジュニアクラスでは、佐々木琢人選手(宮城県泉高等学校)が2位に。 男子U23クラスでは、前年度ジュニアチャンピオンの柚木伸元選手(朝明高校)が、U23クラス初年度のレースを独走で制して、全日本チャンピオンジャージを獲得しました。おめでとうございます! なお、柚木選手は、2月にオランダで開催される世界選手権に日本代表選手として参加します。 女子エリートクラスでは、Liv Brava Advanced Proに乗る小川咲絵選手(AX cyclocross team)が2周目から独走で自身初となる女子エリート全日本チャンピオンに。Livアスリートの渡部春雅選手(明治大学)は4位でゴールしました。 >>シクロクロス全日本選手権でLiv BRAVAライダーが大活躍!(Livサイトへ) 参加資格を持つ50名の選手がスタートした男子エリートクラスでは、横山航太選手(シマノレーシング)が二列目スタートからプッシュして一時は2位まで順位を上げたものの、特徴的な砂区間での走りに差が出て4位でフィニッシュしました。なお、男子エリートクラスでは、14名の選手がGIANT TCXでこの全日本選手権に挑みました。 大会初日の14日(土)、男子マスターズ50(MM50:50~59歳のカテゴリーレース)クラスには、弊社社員チーム「RIDELIFE GIANT」の湯浅勉が参戦。直近2年の全日本での成績が3位、2位と続いた湯浅は、優勝を目指して走りますが、強いライバル達に及ばず3位でレースを終えました。 二日間、各カテゴリーで新チャンピオンが誕生した全日本選手権シクロクロス。会場のワイルドネーチャープラザでは優勝争い以外でも様々なドラマを見ることができました。この後2ヶ月続く国内シクロクロスシーズンでも、全国各地のシクロクロッサーがベストな走りをできることをお祈りいたします。 レース画像提供 : Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

2023.01.12

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GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM 2023年の体制を発表!

GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは、新しいMTBワールドカップカレンダーに焦点を合わせ、エキサイティングな若き才能と経験豊富な優勝経験者によって強化した2023年のチーム体制を発表しました。 18歳のレミ・マイヤースミスは、現在オーストラリアのU19男子ダウンヒル・ナショナル・チャンピオンである。レミは、昨年ジュニア時代にDHワールドカップシリーズで5つの表彰台を獲得している。 2023年のGIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは、クロスカントリー(XC)、ダウンヒル(DH)、エンデューロに参戦する10名のアスリートで構成されています。新しいメンバーには、ナショナルチャンピオン、オリンピック期待の星、そして世界で最も権威のあるマウンテンバイクレースのトップ選手達が名を連ねています。 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMのマネージャーであるセバスチャン・ボイトンは、このように語っています。「今年はチームにとって、様々な面で非常にエキサイティングな1年になるでしょう。5名の新しいアスリートの参加はもちろんのこと、ライダーにとってチームの体制が変わることは大きなことですから、スムーズな移行を実現することが最優先事項でした。彼らの第一印象や自信に満ちた姿を見るのは、本当に素晴らしいことです。これは、業界をリードするスポンサーと昨年から引き続きチームに参加する5名のアスリートがGIANTと協力して新しいバイクを開発したことの証しです。これからの展開が楽しみです。」   クロスカントリー XCチームには、エリートとU23カテゴリーのワールドカップで活躍が期待される3選手が新加入します。ベルギーのエリート男子XCチャンピオン、イェンス・シューマンス(Jens Schuermans)は、2度のオリンピック出場(2016年、2020年)を果たし、ワールドカップで5回の表彰台を経験しています。シューマンスは2022年ワールドカップを総合12位で終え、今年はさらに高い目標を掲げています。 オリンピックに2度出場し、現在ベルギー ナショナルチャンピオンに輝いているイェンス・シューマンスは、今季のチームにさらなるパワーをもたらしてくれるだろう。 「GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMに加入することは、私にとって本当に特別なことだと感じています。2022年シーズンは好調で、ワールドカップで何度かトップ10に入ることができましたが、一方で表彰台のチャンスを2~3回逃してしまいました。表彰台は私の目指すところであり、このワールドクラスのチームとスタッフがその目標を達成する手助けをしてくれると信じています。新しいAnthem Advanced Pro 29erを数週間前からテストしていますが、この新しいレースマシンには本当に満足しています。」 2人目のアレクサンドル・バルマー(Alexandre Balmer)は、GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMでのXC競技とTeam Jayco AlUlaでのワールドツアーロードレースを両立するマルチタレントです。22歳のスイス人は、2018年世界選手権ジュニアカテゴリーで、XCとチーム・リレーで金メダルを獲得しています。同年バルマーは、ジュニアとしてヨーロッパ選手権のXCも制しており、ロードではスイス選手権を何度も制しています。 元XCジュニア世界チャンピオンのアレクサンドル・バルマーは、ロードレースとUCIワールドカップシリーズを行き来する予定だ。 XCチームの3人目の新戦力は、カナダのカーター・ウッズ(Carter Woods)です。21歳の彼は、昨シーズンにU23カナダ男子ナショナルタイトルを獲得し、U23ワールドカップシリーズで総合2位となるなど、ブレイクを果たした選手です。ウッズは1年を通して一貫してトップ選手として活躍し、ワールドカップで1勝といくつかの表彰台を獲得しました。今年はワールドカップでの優勝と、U23世界選手権のタイトルを獲得することを目指しています。 今年から現カナダ男子U23 XCナショナルチャンピオンのカーター・ウッズが加入。21歳の彼は、U23ランクでワールドカップ優勝と表彰台を目指す。 XCチームは、新加入の3名とアントワーヌ・フィリップ(Antoine Philipp)の計4名で構成されます。フランス出身のフィリップは、昨年初めてワールドカップ エリートでトップ10に入る成績を収め、順位を上げています。 XCライダーのアントワーヌ・フィリップは、昨年初めてエリート男子でワールドカップトップ10入りを果たし、2023年にはさらに上を目指す。Michal Cerveny photo XCライダーたちは、レースのコンディションや地形に合わせてバイクを選択します。テクニカルなコースではフルサスペンションのAnthem Advanced Pro 29erを、滑らかで高速なXCレーストラックではXtC Advanced SL 29erを使用します。   DH・エンデューロ グラビティチームには、DHとエンデューロの両種目に秀でたオーストラリア人兄弟、ルークとレミ・マイヤースミスが新たに加わります。20歳のルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)は、すでに両種目で素晴らしい実績を残しています。昨年は、ワールドカップDHのエリート男子で2度のトップ10入りを果たし、オーストラリアで開催されたエリート男子DHナショナルチャンピオンシップでは4位に入賞しました。エンデューロレースでは、2022年エンデューロワールドシリーズのU21カテゴリーで5勝し、総合優勝を果たしました。 マイヤースミス兄弟の兄であるルークは、2022年DHワールドカップシリーズで2回のトップ10入りを果たし、2022年エンデューロワールドシリーズのU21カテゴリーで優勝している。 ルーク・マイヤースミスはこう語っています。「2023年からGIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMに参加することができ、本当に光栄だよ。僕はGIANTのバイクに乗って育ったから、すべてが始まった場所に戻ってくるのは本当にクールだ。すでに数週間、新しいバイクに乗り、とても気に入ったよ。気持ちを切り替えて、今年こそはと意気込んでいるんだ。」 ルークの弟で18歳のレミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)は、現U19オーストラリアDHナショナル・チャンピオンです。昨年はジュニアとしてレースに参加し、ワールドカップで4つの表彰台を獲得、DH世界選手権では銀メダルを獲得しています。 マイヤースミス兄弟は、フランスのDHのベテラン、レミ・シリオン(Rémi Thirion)に加わります。シリオンはワールドカップで表彰台を数回と、1回の優勝経験があります。3名ともGlory Advancedを使用し、チームの技術スタッフとともに新シーズンに向けて次世代モデルの開発・テストにも取り組む予定です。 DHレーサーのレミ・シリオンは、2022年に怪我と闘いながらも、イタリアで開催されたワールドカップファイナルでトップ10入りを果たした。以前のワールドカップ優勝や表彰台を獲得した調子を再び取り戻したいところだ。Sven Martin photo エンデューロレースでは、フランスのユン・デニアー(Youn Deniaud)とカナダのマッケイ・ヴェジーナ(Mckay Vezina)が、2023年も継続してチームに参加します。昨年デニアーは、フランスのルダンヴィエルで行われたファイナルでのステージ優勝を含め、EWSの最後の2ラウンドでベストリザルトを記録しました。 昨年のEWS最終戦でステージ優勝し、2022年EWSプロ男子ランキングで総合16位となったデニアーは、Reign Advanced ProとともにUCI MTB World Cup Enduroを目標に戦う。Sven Martin photo ヴェジーナも、3回のトップ20フィニッシュを達成し、堅実なEWSシーズンを送りました。両選手は、レースバイクのReign Advanced Proに加え、イベントによって、より短いトラベルのTrance X Advanced Pro 29erも使用する予定です。 カナダのエンデューロレーサー、マッケイ・ヴェジーナは2022年、ウィスラーでの15位を含む3回のトップ20入賞を果たし、これまでで最高のEWSシーズンとなった。Sven Martin photo チームを締めくくるのは、E-bikeレースに参戦しているオーストラリアのジョシュ・カールソン(Josh Carlson)です。E-エンデューロ オーストラリア選手権で過去3回優勝しているこのベテラン選手は、2023年のUCI MTBワールドカップE-エンデューロシリーズを目標にしています。カールソンは、主にReign E+ ProとTrance X Advanced E+ でレースに出場しています。 ベテランのジョシュ・カールソンは、E-エンデューロレースで3度のオーストラリアチャンピオンに輝き、2023年にはReign E+ ProとTrance X Advanced E+でUCI MTBワールドカップE-エンデューロイベントを目指す。   チームパートナー バイク機材については、FOXサスペンション、Maxxisタイヤ、Shimanoドライブトレインおよびブレーキコンポーネント、MRPチェーンガイド、HTペダル、PROコックピットコンポーネントなど、2022年からのスポンサーシップの殆どを継続しています。さらに、GIANT ホイール、サドル、ミニツールなどのコンポーネントやギアも追加されます。また、パワーメーターのスポンサーとして、新たにStagesサイクリングが加わりました。 アパレルについては、スイスのCuoreとのパートナーシップを継続し、XCとグラビティレーサーのレースキットを供給します。100%はフルフェイスヘルメット、ボディープロテクション、アイウェア、グローブを供給し、GIANTはXC用のREV PRO、トレイル/エンデューロ用のRAIL SXとREALMなどその他のヘルメットを供給します。また、GIANTはXC用シューズ「CHARGE PRO」、トレイル/エンデューロ用シューズ「LINE」、DH用シューズ「SHUTTLE」などのフットウェアを供給します。 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMの最新情報は、InstagramとFacebookでご確認いただけます。   2023 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM Alexandre Balmer (SUI), XC【アレクサンドル・バルマー(スイス)、XC】Josh Carlson (AUS), E-bike【ジョシュ・カールソン(オーストラリア)、Eバイク】Youn Deniaud (FRA), Enduro【ユン・デニアー(フランス)、エンデューロ】Luke Meier-Smith (AUS), DH and Enduro【ルーク・マイヤースミス(オーストラリア)、DH/エンデューロ】Remy Meier-Smith (AUS), DH and Enduro【レミ・マイヤースミス(オーストラリア)、DH/エンデューロ】Antoine Philipp (FRA), XC【アントワーヌ・フィリップ(フランス)、XC】Jens Schuermans (BEL), XC【イェンス・シューマンス(ベルギー)、XC】Rémi Thirion (FRA), DH【レミ・シリオン(フランス)、DH】Mckay Vezina (CAN), Enduro【マッケイ・ヴェジーナ(カナダ)、エンデューロ】Carter Woods (CAN), XC【カーター・ウッズ(カナダ)、XC】   2023 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM スポンサー Suspension forks/shocks: FOXWheels: GiantTires: Maxxis Pedals: HTDrivetrain & Brakes: ShimanoBar/Stem: PROSaddle: Giant and PROSeatpost: FOX dropper and PRO seatpostsCycling Computers: Giant/Stages CyclingPower meters: Stages CyclingGrips: ODIChain guides: MRPTire insert: CushCoreCycling shoes: GiantRace kits: CuoreCycling eyewear: 100%Helmet: Giant & 100% (full-face)Protection: 100%Gloves: 100%Other: Park Tool, Finish Line lube and cleaning products, Stan’s tire sealant, GoPro cameras, Thule gear

2022.10.26

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ヴルーウェンベルダーとカールソンがナショナルチャンピオンに!

アメリカのルーク・ヴルーウェンベルダー(Luke Vrouwenvelder)がUSAサイクリングマラソンMTBチャンピオンシップで優勝し、オーストラリアのジョシュ・カールソン(Josh Carlson)は、E-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップでタイトル防衛に成功。2022年シーズンの締めくくりに、GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは2つの大きな勝利を獲得しました。 ヴルーウェンベルダーは序盤からアタックをかけ、後続の選手を抑えて初優勝を飾った。Photo:@fotoweaver メリーランド州フレデリックで開催された39.2マイルのマラソンMTBチャンピオンシップで、ヴルーウェンベルダーとチームメイトのステファン・ダヴースト(Stephan Davoust)が圧倒的な走りを見せ、それぞれ1位と2位を獲得しました。 ヴルーウェンベルダーは、ガンブリル州立公園のテクニカルなXCコースにマッチするAnthem Advanced Pro 29ERで完璧なパフォーマンスを披露し、勝利を手にしました。ノースカロライナ出身で東海岸の地形に慣れ親しんでいた彼は、序盤からリードを奪いレース中もライバルを寄せ付けない走りを見せました。 27歳のヴルーウェンベルダーは、Anthem Advanced Pro 29ERで東海岸のテクニカルな地形を走破した。Photo:@fotoweaver 「戦略はシンプルなものだった。早い段階でペースを上げ、後ろを振り返らないようにした。自分のペースで走り、東海岸の岩や木の根はAnthem Advanced Pro 29ERの性能に任せたよ」と、GIANT Rev ProヘルメットとCharge Proシューズを着用したヴルーウェンベルダーは語りました。 ダヴーストが優勝し、ヴルーウェンベルダーが2位となった昨年とは打って変わり、圧倒的な強さを見せたヴルーウェンベルダーは、3時間20分05秒のタイムを記録し、2位のダヴーストに約3分、3位のカーソン・ベケット選手に6分以上差をつけ、初優勝しました。 「ナショナルチャンピオンシップでの勝利は、シーズンの最後を飾るにふさわしいものだと思う。今年の素晴らしい締めくくりで、ステファンと表彰台を共有できたことが嬉しいよ。」 昨年のチャンピオンであるダヴーストは銀メダルを獲得し、チームにワン・ツー・フィニッシュをもたらした。Photo:@fotoweaver   カールソンが3連覇を達成 チーム唯一のE-bikeスペシャリストであるジョシュ・カールソンは、オーストラリアE-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップ2連覇中のディフェンディングチャンピオンとして参戦しました。男子レース中にビクトリア州の会場を激しい雨が襲いましたが、カールソンはReign E+レースバイクで濡れた滑りやすいコースコンディションを克服し、GIANT Lineシューズを使用して優勝しました。 ビクトリア州で開催されたオーストラリアE-エンデューロナショナルチャンピオンシップで、カールソンは再び圧倒的な強さを見せた。Piper Albrecht photo 3年連続でタイトルを獲得したカールソンは、次のように語っています。「今日はタフな一日だったよ。コースはひどいウェットコンディションに見舞われ、厳しいレース展開となった。各ステージはきつい上りに荒々しいセクション、タイトなコーナーがうまくミックスされていた。」 Reign E+は、走行するコースの特徴に合わせてジオメトリを2段階で調整できるリンクシステム「FLIP CHIP」を備えています。このレースでカールソンは「HIGH」ポジションを選択し、ヘッドチューブとシートチューブの角度を急にすることで素早いハンドリングとよりアグレッシブなクライミングポジションを実現しました。 激しい雨のため厳しいコンディションとなる中、カールソンは8つのステージをコンスタントに走り抜き、タイトルを獲得した。Piper Albrecht photo 「800Whのエナジーパックシステムを使用し、8つのステージを走り切りました。2022年のシーズンをEWS-Eランキング8位で終え、E-エンデューロ オーストラリアナショナルチャンピオンのタイトルを守ることができ、とても嬉しいよ!」 カールソンはオーストラリアE-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップで3連勝を達成した。Piper Albrecht photo

2022.10.14

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XTERRA世界選手権パラで梶選手が優勝!

10/1(土)にイタリア・トレンティーノで開催された「XTERRA」で、GIANTがサポートするパラアスリートの梶選手(JPF)が優勝しました。 XTERRA世界選手権はイタリアのドロミテ山脈を大胆に使い、エメラルドグリーンの綺麗な湖を泳ぐスイムパートに、MTBバイクパートは距離32kmで獲得標高900mのコースを走り、最終のランは湖の周りと山を繋ぐハイスピードなコースで開催されました。 レース日は気温10℃前後で寒く、MTBコースは5℃まで冷え込みました。さらにレース前日まで降り続いた雨で、MTBコースはよりテクニカルになる厳しいコンディションで行われたレースで、梶選手は万全の寒さ対策を行い、持てる力を存分に発揮します。 MTBコースではGIANT XTC ADVANCED SLとともに、他の選手が降車して押している泥の上りも、シクロクロスで得たスキルで乗車してクリアしていきます。また頂上付近では粘土質な赤土がバイクに詰まり、ほとんどの選手がタイヤが回らなくなるトラブルが発生する中、十分なタイヤクリアランスのXTCに乗る梶選手はノントラブルで走り抜けます。最終のランパートでは、バイクで飛ばし過ぎたため数回脚を攣ってしまったものの、そのままゴールまで走り抜けて、見事パラカテゴリーで優勝しました。

2022.10.12

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日本トライアスロン選手権で小田倉選手が優勝!

10/9(日)東京都お台場で開催された「第28回 日本トライアスロン選手権」で、GIANTがサポートする小田倉真選手(三井住友海上/東京)が2位に50秒差をつけて独走で優勝しました。 スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmで争った日本選手権に参戦した小田倉選手は、スイムを第2パックで全体の6位で終えるとバイクパートで約15名の先頭集団に加わります。 途中1名が抜け出しますが、集団の前方でスピードをコントロールしながら落ち着いてバイクパートを終えます。 得意の最終ランパートで小田倉選手は、4周回中の2周目にトップに追い付いた後、ゴールまで独走で走り抜けました。 小田倉選手コメント 今回で9回目の日本選手権で優勝することを目標に臨みました。 バイクコースは、平坦基調だけどタイトコーナーや180°ターンが一箇所含まれており、平坦の順行性能に優れるPROPELにスピード変化にも対応しやすいCADEX 42 DISCホイールをを装着して臨みました。 レースでは、予想通り優勝候補としてマークされ、集団内で牽制する展開が続きました。後半、一人の選手がアタックしましたが、一人だったのと、この後のランニングの展開を考えて見過ごすことにしました。その後はあまりタイム差を開かせないように集団を上手く利用しながらコントロールをして、タイム差を想定内に収めてバイクパートを終えることが出来ました。バイクパートでエネルギーロスを最小限に抑えることができたので、ランパートでは前半から思い通りの走りをすることができました。4km地点で先頭に追い付いた後は、独走状態で優勝する事が出来ました。 今までレースで日本人トップの成績は何度か経験しましたが、優勝はあまり経験がなかったため、素直に嬉しい気持ちです。 この経験を活かして、この後出場するワールドカップ(宮崎)、世界選手権シリーズ最終戦(アブダビ)に向けて目標を達成出来るように頑張って参ります。 Photo : Ryota Nakatani

2022.10.11

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グスタブ・イデンがアイアンマン・コナでコース新記録を樹立し優勝!

GIANTがスポンサーを務めるトライアスリート、グスタブ・イデンは、ハワイ島コナで開催された2022アイアンマン世界選手権で、初出場にして優勝という歴史的なパフォーマンスを披露しました。 アイアンマン・コナのコースレコードを10分以上更新したイデン。 @santarastudios - @lalobadillo photo イデンは7時間40分24秒という素晴らしいタイムでコナを制覇し、ドイツのヤン・フロデノ(Jan Frodeno)の7時間51分13秒の記録を、10分以上も塗り替えました。さらにはマラソンのコースレコードも更新し、26.2マイルを2時間36分15秒で走りきり、1マイル平均6分台を記録した史上初の男性ランナーとなりました。 イデンはTrinity Advanced Proで完璧なペースを保ち、ランで優勝を狙える位置につけていました。 @santarastudios - @carla.nagel photo アイアンマン世界選手権のディフェンディングチャンピオンとしてレースに参加し、イデンのトレーニングパートナーで、同じノルウェー代表のクリスティアン・ブルメンフェルトは、コナでのこれまでの最速タイムを更新しながら、3分強の差で3位に入り、共に表彰台に上がりました。 イデンとブルメンフェルトを応援しようと、ノルウェーのファンが大勢集まりました。 @santarastudios - @takervazquez photo ランパートで台湾のお寺にちなんだ「幸運の帽子」をかぶり、無敗をキープしていたイデンは、レースを振り返って以下のコメントをしています。「非常に厳しいレースだったよ。サム・レイドロウ(Sam Laidlow)に追いつくまではすべてが順調に進んでいた。ところが彼を追い越したとき、まるでこの島が僕を倒そうとしてるかのように、順調にいかなくなった。でも、僕の帽子はこの島の伝説より強いと思ったよ。」 イデンはスタートから強さを見せ、この日のプランを決して崩すことはありませんでした。彼は20名ほどの先頭集団で2.4マイルのスイムを終えると、Giant Trinity Advanced ProとCADEX Aero WheelSystemで112マイルのバイクに挑みました。フランスのサム・レイドロウがバイクでペースを上げ、イデンとブルメンフェルトが追走グループでハイペースを維持しました。 レイドロウはバイクでコース新記録を樹立し、イデンとブルメンフェルトは約6分遅れで、第2トランジションを通過しました。ランでは2人とも1マイル6分以内を記録し始め、トップのレイドロウは平均6分13秒でした。19マイル手前、有名なエナジーラボの区間付近でイデンが動き出し、ブルメンフェルトを置き去りにしました。 19マイル地点でイデンが動き出すまで、トレーニングパートナーの2人はランパートの大半を一緒に過ごしていました。@santarastudios - @carla.nagel photo この時点で、イデンがレイドロウを捉えてトップに立つことは、ほぼ確実と思われました。イデンはさらにペースを上げ、22マイル地点でついにレイドロウに追いつくと、彼の肩をたたき親指を立て、通り過ぎました。 「今日は、自分のプランをうまく実行できた。クリスティアンがエナジーラボの坂を上がってきたとき、僕は少しの間待って、風が変わったタイミングでペースアップしたんだ。初出場だけど、かなり堅実な計画だったと思うよ。」 イデンはレイドロウに2分の差をつけて優勝し、ゴールテープを握りしめながらその快挙を祝いました。ブルメンフェルトはオーストラリアのマックス・ノイマン(Max Neumann)を抑え3位でフィニッシュし、友人でもあるイデンと共に表彰台に上りました。 イデンは、無敗の幸運の帽子でアイアンマンの栄冠を手にしました。 @santarastudios - @carla.nagel photo

2022.09.30

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【シマノレーシング】JPTまえばし赤城山ヒルクライムで湊選手が2位に!

9/25(日)に群馬県前橋市の赤城山で開催された「Jプロツアー(JPT)第15戦 まえばし赤城山ヒルクライム」にシマノレーシングが参戦しました。 群馬県内で3日連続開催されるJプロツアーの最終日は、赤城山を舞台に21.5kmのヒルクライムで争われました。 以下、シマノレーシングのレポートを掲載します。   シマノレーシングレースレポート まえばし赤城山ヒルクライム場所:前橋合同庁舎エリアから赤城山総合観光案内所までの特設コース距離:21.5km(標高差 1313m、平均勾配 6.4%、最大勾配 9.4%)出場選手:湊諒、風間翔眞、尾形尚彦、天野壮悠 群馬3連戦の最後に、Jプロツアー第15戦「まえばし赤城山ヒルクライ」に出場しました。シマノレーシングは、クライマー中心のメンバー構成でレースに挑みました。 レースは、中盤までに人数が減るも、シマノレーシングは、湊選手、風間選手、尾形選手、天野選手の4名全員が残ります。そこから、尾形選手が単独でアタックを行います。 残り5kmを切るタイミングで尾形選手は吸収されますが、ライバルチームに足を使わせ、チームメイトの力を温存できました。 残り3kmで7名まで絞られたメイン集団から、フランシスコ・マンセボ選手(マトリックスパワータグ)がアタックし、そのまま後続とタイム差を広げて優勝。後続は、今季限りで引退を表明している、湊選手が得意の赤城山ヒルクライムで最大のパフォーマンスを発揮し、2位表彰台を獲得しました。   リザルト 1位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) 57分47秒2位 湊 諒(シマノレーシング) +13秒3位 加藤辰之介(イナーメ信濃山形) +15秒 6位 風間翔眞 +31秒10位 天野壮悠 +1分17秒12位 尾形尚彦 +1分47秒<   湊選手コメント 群馬3連戦の最終日、過去3回出場し2回4位となっているヒルクライムレースで自分にとって相性の良いレースです。とは言え直近のトレーニングやレースの登りで数年前の身体の感覚ほど良い感触を掴めていなかった為、優勝を目指すと言うより有償候補の選手(マトリックスパワータグ、マンセボ選手/群馬グリフィン、金子選手)に出来るだけ脚を使わずに着いていく。と言う目標を設定して臨みました。チームで綿密な作戦は立てずに各々似たような目標設定だったと思います。 レースが始まってからはメーター上のパワー値の割に身体が軽く、調子の良さを感じました。10人ほどに絞り込まれる終盤に差し掛かるタイミングにシマノレーシングが全員残っていたので精神的余裕もありリラックスして終盤を迎える事ができました。マンセボ選手や金子選手の人数を絞り込む為のペースアップにも対処できましたが残り3キロ、マンセボ選手のアタックには反応出来ませんでした。徐々に広がるマンセボ選手と2位集団の差。ゴールまでのラストスパートが持ちそうなタイミングで力を振り絞りアタックしましたが13秒届かずマンセボ選手とのレベルの差を痛感しました。 終わってみれば8年間のJPT戦の中でベストリザルトでしたが嬉しさよりも驚きの方が大きかったです。引退を目前にして結果を残せたのは集中力を切らさずに最後まで競技に向き合おうと意識していたからかもしれません。ですが今シーズンはチームで勝利が無いので残り数戦で勝利を掴みたいです。 応援ありがとうございました!

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