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NEWS (RACE)

2023.07.31

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MTB全日本DHIで新型GLORYに乗る及川選手がマスターズチャンピオンに

2023年6月7日に世界同時発表となった2024年モデルの新型GLORY ADVANCEDは、GIANTファクトリーオフロードチームが数年間開発に関わり、ワールドカップで好成績をおさめている高性能ダウンヒルバイクです。 新型GLORYの国内デビュー戦となったのは、7月23日に岐阜県郡上市のウイングヒルズ白鳥リゾートで開催された「全日本選手権マウンテンバイク選手権 2023」で、男子マスターズに参戦した及川功申選手が予選からライバルを圧倒するタイムで優勝しました。 全日本選手権のために整備されたウイングヒルズ特設コースは、ハイスピードコーナーや激しいロックセクションが存在する国内でも高難度のダウンヒルコースで、試走で転倒し負傷してしまう選手が続出する中、及川選手も前日の公式練習前半で肋骨と肩を負傷してしまいます。 その後、セッティング幅の広い新型GLORYをコースに合わせてベストな状態に調整した及川選手は、怪我の痛みに耐えながらも前日のタイムドセッション、レース当日の予選、決勝すべての走行でタイムを短縮して、初のマスタークラス全日本チャンピオンの称号を手にしました。   及川功申選手コメント 「全日本選手権への出場に向け、3か月間本格的にトレーニングを行ってきました。痛みに耐えながらのレースとなりましたが、優勝できてホッとしています。新型のGLORYは総合性能が高いだけでなく、調整幅が広いのでコースに合わせて簡単に乗り味をカスタマイズできるのが魅力です。特にコーナーでの反応性が良いので、今回のレースで自信をもって攻め切ることができました。3つのFLIP CHIPシステムで細かくポジションが設定できるため、最初はセッティングに苦労するかと思いましたが、各々の特徴がわかりやすいので、自分に最適なポジションをすぐに見つけることができました。」   及川選手 GLORY ADVANCED セッティング サイズ:S/Mサイズホイール仕様:マレット(前29インチ、後27.5インチ) FLIP CHIPポジションBB:HighREAR DROPOUT:LongHEADSET:Short(-5mm) フロントフォークエア圧:69psiHSC:0LSC:1LSR:15戻しHSR:6戻し リアショックスプリング:400lbsHSC:0LSC:1LSR:11戻しHSR:2戻し タイヤ前:Maxxis Assegai 29x2.5 WT 3C MaxxGrip DH(1.6bar)後:Maxxis Assegai 27.5x2.5 WT 3C MaxxGrip DH(1.6bar)   及川功申 プロフィール 2004~2006年にTEAM GIANTに所属してダウンヒル(DHI)のエリートクラスで活躍。 選手引退後は監督兼メカニックとしてTEAM GIANTに5年間携わり、選手2名をダウンヒルチャンピオンに導く。 2012年にジャイアントストア港北を開業した後、現在ではジャイアントストア3店舗を経営中。

2023.07.05

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カーター・ウッズがチームを率いてワールドカップで勝利!

カナダのカーター・ウッズ(Carter Woods)がイタリアのバル・ディ・ソーレで行われた最新のMTBワールドカップで圧倒的なパフォーマンスを見せ、U23男子カテゴリーのショートトラック(XCC)とクロスカントリー(XCO)のレースで優勝しました。ウッズは、2023年のワールドカップシーズン前半において、あらゆるMTBレースの種目で成功を収めており、GIANT Factory Off-Roadチームの存在を輝かせています。 ウッズは、今年チームに加入した新人ライダーであり、現在のカナダナショナルチャンピオンとして、クロスカントリーレースの若手トップ選手の一人として台頭しています。22歳の彼は、スイスのレンツァーハイデで行われたXCワールドカップ第2戦でXCOでは2位、XCCでは3位となり、2つの表彰台を獲得しました。今回のイタリアでの2つの勝利により、ウッズは現在、XCCランキングで2位、XCOランキングで3位となっています。 ウッズは、木曜日のXCCレースで強力なスプリントを見せ、バル・ディ・ソーレでのレースを制しました。彼はAnthem Advanced Pro 29、Giant Rev ProヘルメットとCharge Proシューズを使用し、ペースの速い20分間のレースで常に先頭集団にいました。最終周回では4人のライダーによるバトルが展開され、ウッズが最も強力なスプリントでフランスのルカ・マルタンとアドリアン・ボイシュを抑え、それぞれ2位と3位に入りました。 「テクニカルなロックガーデンがあり、ギャップが形成されていたので、エネルギーを節約するかただ前に行くか迷いました」と、勝利後にウッズは語りました。「しかし最後の周回の展開を見て、私はただ前に進むことにし、小さなギャップを作りました。上りでアタックし、そのギャップを保ったまま最終のストレートに入り、最後まで突き進みました」。 2日後、ウッズはXCOレースでも再び躍り出ました。「XCCで優勝して自信がついたので、クロスカントリーでも挑戦したいと思っていました。厳しいスタートの後、自分が追いかける立場になりましたが、数周後には先頭集団に入ることができました。1人の選手が先頭からアタックしましたが、私は安定したペースで行くことを選びました。このテクニカルなトラックでは、小さなミスだったとしても、そこからあっという間に戦えなくなってしまうことがあるからです」。 ウッズはポジションを保ち、最終周回で攻撃を仕掛けました。「3位にアタックして、先頭が見える中で2位を確保した時、最後の半周しか残っていないところで『前輪がパンクした』という声が聞こえました。それから私は全力を出して勝利しました。XCCとXCOのダブル優勝を達成するのは信じられないことです。今は1か月後の世界選手権に向けて集中しながら、故郷で過ごす時間を楽しみにしています」。   男子エリート XC 今年新たにチームに加入したベルギーのイェンス・シューマンス(Jens Schuermans)も、オーストリアのレオガンでは4位、バル・ディ・ソーレでは5位と、ワールドカップシーズンの前半から安定した成績を残しており、第4戦を終えて現在はランキング13位に位置しています。現在のベルギーナショナルチャンピオンであるシューマンスは、シーズン後半に向けてワールドカップでの表彰台を目指しています。 エリート男子カテゴリーのチームのもう1人のライダー、フランス人のアントワーヌ・フィリップ(Antoine Philipp)は、チェコ共和国のノヴェメストで行われたXCOワールドカップシリーズのオープニングラウンドでクラッシュし、左親指の骨折を負ったため次のラウンドを欠場しました。フィリップは懸命にトレーニングを重ね、順調な進歩を見せています。彼はオーストリアの第3戦で復帰し、XCOで50位でフィニッシュ、バル・ディ・ソーレの第4戦では23位に飛躍しました。 Photos: Robin Nevrala   ダウンヒル GIANT Factory Off-Roadチームは、ダウンヒルレースでも新たな選手を迎えています。オーストラリアの兄弟、ルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)とレミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)が加わりました。現在のオーストラリアのエリート男子DHナショナルチャンピオンであるルークは、タスマニアで行われた初のワールドカップエンデューロレースで歴史的な勝利を収め、ワールドカップのダウンヒルレースに向けても意気込んでいましたが、残念ながらスイスのレンツァーハイデでのトレーニング中のクラッシュで鎖骨を骨折してしまいました。ルークはスコットランドで来月開催されるUCI世界選手権での復帰を目指して、リカバリーに努めています。 一方、ルークの弟であるレミは、エリート男子クラスでの初のワールドカップダウンヒルシーズンを、印象的にスタートさせました。新しいGlory Advancedチームバイクに乗るレミは、バル・ディ・ソーレでトップ10フィニッシュを果たし、エリートとしてのワールドカップ参戦がわずか3回目ながら、素晴らしいパフォーマンスを見せました。18歳のレミは、シーズン後半にトップ20ランキング(総合19位)をキープし、成績を上げ続けることを目指しています。 「前回のレオガンでの19位から、順位を上げることを期待してバル・ディ・ソーレのレースに臨みました。決勝ラン直前に雨が降り始め、心配せずにはいられなかったです。途中で大きなミスをしてほぼクラッシュしかけましたが、そこから一層頑張ってゴールまで突き進み、順位を取り戻しました。タイムは保たれ、エリートワールドカップで3回目のレースで、10位でフィニッシュすることができました。この結果をとても嬉しく思い、努力を続ければさらに上位を目指せると感じています」と、レミは語りました。 チームの3人目のDHスペシャリスト、フランス人ライダーのレミ・シリオン(Rémi Thirion)も、バル・ディ・ソーレでの最後のラウンドで素晴らしい結果を残し、15位でフィニッシュしました。   エンデューロ 今年初めてUCIワールドカップに組み込まれたエンデューロレースでは、ユン・デニアー(Youn Deniaud)がチームのリーダーとしてReign Advanced Proチームバイクで活躍しています。このフランス人ライダーは安定した走りを見せ、最初の5戦で4回の総合トップ10フィニッシュを果たしました。デニアーは現在、シーズン後半の最後の2戦に向けて総合ランキングで8位に位置しています。 デニアーのチームメイトであるカナダのマッケイ・ヴェジーナ(Mckay Vezina)も国際的なエンデューロレースで強さを見せ、好調なシーズンを送っています。彼は数回のトップ20フィニッシュを果たし、7戦中5戦終了後の総合ランキングで17位に位置しています。   E-MTB 最後に、チーム唯一のE-MTB競技者であるオーストラリア人のジョシュ・カールソン(Josh Carlson)は、E-EDRワールドカップで素晴らしい成績を収めており、エリート男子総合ランキング10位に位置しています。彼はTrance X Advanced E+ E-bikeに乗り、最後のラウンドであるイタリアのバル・ディ・ファッサで自己最高位の4位フィニッシュを果たしました。 Photos: Sven Martin

2023.06.28

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ジェイコ・アルウラーがツール出場メンバーを発表!

チーム ジェイコ・アルウラーは、2023年のツール・ド・フランス出場メンバーを発表しました。このメンバーは、スプリントと山岳ステージに重点を置いたバランスの良い布陣となっており、世界最高峰のステージレースにに向けて集中力を高めています。 今年すでに6勝を挙げているフルーネウェーヘンは、自信に満ち溢れステージ優勝を目指す準備を整えています。 第110回ツール・ド・フランスは、7月1日にスペインのバスク地方で始まります。ビルバオとサン・セバスティアン地域で2つの山岳ステージを経て、フランス南西部に進入し、ピレネー山脈へ進みます。ツアー序盤に、早くも重要な戦いを迎えるという異例のスタートとなります。最初の山頂フィニッシュも1週目に含まれています。 今年のチーム ジェイコ・アルウラーは、スプリントステージと山岳ステージの両方に対応できる布陣となっています。オランダの強力なスプリンター、ディラン・フルーネウェーヘンは、過去ツール・ド・フランスで5つのステージ優勝を果たしており、今年もステージ優勝を目指します。一方、イギリスのクライマー、サイモン・イェーツは、山岳ステージでチームリーダーとして活躍するでしょう。 イェーツは今年のツールに向けて、レース出場数を減らしてトレーニングに重点を置いてきました。 「スプリントステージと山岳ステージともに目標を掲げており、大会に向けて懸命に努力をし準備したことが、昨年同様に良い結果となるよう願っています。このレースはあらゆる面で最も激しくチャレンジングなレースのひとつであり、それゆえに特別なものとなり勝利はさらにこの上ない喜びとなるのです」とチームのゼネラルマネージャー、ブレント・コープランドは述べています。 6回目のツール出場となるフルーネウェーヘンとイェーツに加えて、ベテランライダーも出場メンバーに含まれます。オーストラリアのルーク・ダーブリッジは、9回目のツール・ド・フランス出場となります。また、デンマークのクリストファー・ユールイェンセンは、6回目のツール・ド・フランスのスタートを切ります。 スロベニアのルカ・メズゲッツは、フルーネウェーヘンのスプリントを支える重要選手です。 スロベニアのルカ・メズゲッツは、フルーネウェーヘンの信頼できるリードアウト役として、4回目のツール・ド・フランス出場を果たします。また、過去複数回アメリカのタイムトライアルチャンピオンに輝いたローソン・クラドックは、3回目の出場となります。さらに、オーストラリアのクリス・ハーパーとオランダのエルマール・レインデルスは、今年初出場となります。   スプリント勝利を目指して フルーネウェーヘンは今年、Propel Advanced SLチームバイクですでに6勝を挙げており、プロトンをコントロールできるチームメンバーのサポートを得て、自信を持ってスタートしています。 「ルカ・メズゲッツや他のリードアウトトレインとの連携が非常にうまくいっており、レースに自信を持って臨んでいます。体調も良く、チームも強い。もちろん、ステージの最後の数メートル次第だけどね。できる限り最善の準備をし、勝利を目指すチーム体制で臨みます。今年のツールは良い大会になると思いますし、チームスピリットも非常に高く、ジロ・デ・イタリアでの成功を見た後、やる気に満ちています」とフルーネウェーヘンは述べています。   山岳での野望 6年ぶりにジロ・デ・イタリアをスキップし、ツール・ド・フランスに向けて準備を進めているイェーツは、バスク地方での山岳スタートを楽しみにしています。クライマーにとってのチャンスが早い時点で訪れ、初日からの活躍を目指しています。 「紙面上ではとても良いコースで、自分にとても合っているように見えます。バスク地方でのレースが大好きなので、そこからスタートする今年のツールは非常に特別に感じます。狭い道路、急な上り坂、素晴らしいバスクのファンたち、それらは本当に忘れられないものになるでしょう。今年はツールの準備として、レース出場を減らし、トレーニングを重視しました。良い感触があるので、楽しみですね」とイェーツは語りました。 ローソン・クラドックは、山岳ステージでイェーツをサポートする重要なライダーのうちの一人です。 山岳ステージでのイェーツの主なサポートメンバーは、ハーパーとクラドックです。ダーブリッジとユールイェンセンは、平坦区間でのパワーとコントロールを提供し、重要な上りへのアプローチで良いポジションにつけるよう、イェーツをサポートします。 ベテランライダーのルーク・ダーブリッジは、チームに貴重な経験とパワーをもたらします。 ユールイェンセンはこれまでに5回ツールに出場しており、平坦ステージでのコントロール役を担います。   バイクとギア チーム ジェイコ・アルウラーのライダーは、ステージのルートや地形によって最適なバイクとCADEX WheelSystemsを選択します。フラットなステージやスプリントにはPropel Advanced SLが使用され、山岳や起伏のあるステージではオールラウンダーのTCR Advanced SL Discが使用されます。そして、重要な第16ステージのタイムトライアルにはTrinity Advanced Pro TTマシンが用意されています。 第16ステージの個人タイムトライアルでは、Trinity Advanced Pro TTバイクを使用します。 ギアについても、ライダーは数種類のGIANTヘルメットやシューズを選ぶことができます。スプリンターの多くはPursuitヘルメットを最も選ぶ傾向にありますが、クライマーや総合優勝候補のライダーは通常、Rev Proを好んで使用します。イェーツを含む一部のライダーは、新しいSurge Proシューズを使用する予定です。   以下は、チーム ジェイコ・アルウラーが発表したツール・ド・フランス出場メンバーと、ライダーの統計情報です。 <2023 Team Jayco-AlUla Tour de France roster> 選手名 国籍 ツール出場回数 ローソン・クラドック(Lawson Craddock) USA 3 ルーク・ダーブリッジ(Luke Durbridge) AUS 9 ディラン・フルーネウェーフェン(Dylan Groenewegen) NED 6 クリス・ハーパー(Chris Harper) AUS ー クリストファー・ユールイェンセン(Chris Juul-Jensen) DEN 6 ルカ・メズゲッツ(Luka Mezgec) SLO 4 エルマール・レインデルス(Elmar Reinders) NED ー サイモン・イェーツ(Simon Yates) GBR 9   <Tour de France Team Stats> 最年少選手: クリス・ハーパー(28歳) 最年長選手: ルカ・メズゲッツ(34歳) ツール初出場選手: クリス・ハーパー、エルマール・レインデルス ツール最多出場選手: ルーク・ダーブリッジ(9回) エルマール・ラインダースは、ツール・ド・フランスに今年初めて出場します。 Photo:Cor Vos

2023.06.20

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ジェイコ・アルウラーがツアー・オブ・スロベニアで圧倒的な強さを見せる!

チーム・ジェイコ・アルウラーが、UCIプロシリーズのステージレースで5日間にわたって開催されたツアー・オブ・スロベニアで圧倒的な活躍を見せ、3つのステージ優勝と総合優勝を果たしました。 ツアー・オブ・スロベニアは、ツール・ド・フランス直前の最終準備となるレースのひとつに数えられています。このステージレースで、チームのスプリンターであるディラン・フルーネウェーヘン(Dylan Groenewegen)が、最初の2ステージで勝利しました。コロンビア出身、プロ2年目のクライマー、ヘスス・ダビド・ペーニャ(Jesús David Peña)は、混沌とした第4ステージでプロとして初めての勝利を収めました。また、チームの総合成績リーダーであるフィリッポ・ザナ(Filippo Zana)は個人総合優勝を果たしました。 フルーネウェーヘンは190kmの第1ステージで、CADEX WheelSystemを搭載したPropel Advanced SLを駆り、2023シーズン5勝目を飾りました。チームメイトたちは残り20kmの地点で4名の逃げ集団を捕え、フルーネウェーヘンにフィニッシュスプリントのチャンスを作りました。 「チームメイトたちは一日中逃げ集団を追い、僕を有利な位置にもっていくために頑張ってくれました。ルカ(Luka Mezgec)は素晴らしいリードアウトをしてくれました。彼は本当にやる気に満ちています。トレーニングキャンプの後、コンディションも良く、今日のリードアウトは完璧でした」とフルーネウェーヘンは語りました。 フルーネウェーヘンは、続く第2ステージでも勝利し総合首位を守り、間もなく開催されるツール・ド・フランスに向けて、好調さをアピールしました。 「少し上りのある厳しいスプリントだったよ。ツールに向けての良い準備になったし、2連勝できた。チーム全員に感謝している」とフルーネウェーヘンはコメントしました。 第4ステージでは、レースの舞台が山岳地帯に入り、いくつかの1級山岳が待ち構える厳しい日となりました。ペーニャは序盤のクラッシュから復帰し、コバリッドの最後の10kmの上りで攻撃を仕掛けることができました。 チームメイトのザナも先頭でクラッシュに見舞われましたが、ペーニャはザナを追い越して単独で逃げることができました。今年のジロ・デ・イタリアでステージ優勝した実力を持つザナは、2位でフィニッシュし個人総合成績でトップに立ちました。 「ヨーロッパで初めて勝利でき、本当に本当に嬉しいです!」とコロンビア出身のペーニャは語りました。「脚の調子も良く、チームが僕にチャンスを与えてくれました。フィリッポがクラッシュしたのを見たとき、彼のために留まる必要があると思いましたが、監督は大丈夫と言い、ステージ優勝を目指すようにと言われました。私にとって重要なプロとして初めて手にしたステージ優勝であり、ザナの2位も素晴らしい結果です。」 最終ステージは、ブルフニカからノボ・メストへの143kmのコースで、チームはザナのリードを守るために懸命に戦い、ザナは勇敢な走りを見せました。バーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチは、最後の10kmで攻撃を開始し、追いついたザナは同タイムでゴールし2位に入りました。 「今日はとても暑かったし、最後の上りはとても厳しかった。モホリッチがアタックしてきたので、追いつこうとしましたが、非常に難しかったです。彼がステージ優勝し、僕は総合優勝を果たしました。完璧なレースでした。チームメイトに感謝します。素晴らしい5日間で、毎日一緒によく働きました」とザナはコメントしました。

2023.05.26

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ザナがジロ・デ・イタリアでグランツール初ステージ優勝!

フィリッポ・ザナ(Filippo Zana)は、2023年最初のグランツールであるジロ・デ・イタリアの第18ステージで優勝し、彼のレースキャリア中最大の勝利を挙げました。この勝利によってチーム・ジェイコ・アルウラーは、ジロ2つ目のステージ優勝を獲得しました。 チーム全体にとって大きな日となったジロ・デ・イタリア第18ステージ。ジェイコ・アルウラーのエディ・ダンバー(Eddie Dunbar)は総合順位争いで地盤を築き、個人総合4位に上昇しました。 優勝したザナは、イタリアのロードナショナルチャンピオンジャージを着用し、自身のPropel Advanced SLチームバイクを駆って、山岳地帯の160kmのステージで逃げ切り、ティボー・ピノ(Thibaut Pinot)をスプリントで下しました。これは24歳の彼にとって初めてのグランツールのステージ優勝であり、地元での勝利でした。チームにとってはマイケル・マシューズ(Michael Matthews)の第3ステージ優勝に続く2つ目の勝利です。 ザナはこうコメントしています。「僕にとって、このジロ・デ・イタリアは夢のようなものです。地元ヴェネトで、沿道からは多くのファンが応援してくれました。ワールドツアーチームに参加させてくれたチームに感謝しなければなりません。僕のレベルをここまで引き上げてくれました。」 スプリントデーとなった水曜に続き、第18ステージはドロミテを舞台にした決戦となりました。序盤から多くのアタックが繰り広げられ、カテゴリー1のパッソ・デッラ・クロゼッタの後、ザナは7名の逃げ集団に加わり、最終30kmでの3つの山岳を通過するまでアドバンテージを保ちました。 逃げ集団の中で、ステージ優勝はザナと引退前の最後のシーズンで優勝を狙うベテラン、ピノとの戦いになっていきます。2人は最後の登りで後続を引き離し、約1分のギャップを保ったまま最後の登りの急坂に突入。ザナは、そこから完璧な動きをし、残り約200メートルで最後のスプリントを開始しました。 ザナはレース後、このように語っています。「こんな機会はめったにないと思っていたので、最後の瞬間まで遅れないように、すべてを出し切ろうと思った。イタリアのナショナルチャンピオンジャージを着てジロ・デ・イタリアのステージで勝つなんて、信じられない気持ちだよ。」 一方、ステージ優勝争いのすぐ後ろで、ザナのチームメイト、エディ・ダンバーも素晴らしい1日を過ごしていました。チーム・ジェイコ・アルウラーに加入して1年目、2度目のグランツールに出場した26歳のダンバーは、3週間のグランツールで個人総合の順位を上げ続けています。第16ステージで総合8位から5位に浮上し、第18ステージではさらに1つ順位を上げ、山岳では素晴らしい走りを見せました。 「プリモシュ・ログリッチがアタックしてきたとき、僕はただ自分のペースで走っていた。ジョアン・アルメイダがやってくるのもわかっていた。一日一日を大切に過ごしている。このような勝利はそうそうあるものではないし、この勝利はチームの皆のおかげだと思う。おめでとう!」 Photo: Cor Vos photo

2023.05.16

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WTCS横浜でGIANTアスリート達が健闘!

5/13(土)に開催された「2023ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会」に、GIANTおよびCADEXファミリーのクリスティアン・ブルメンフェルトとグスタブ・イデン、GIANT JAPANライダーの小田倉真選手(三井住友海上)と梶鉄輝選手(JPF)らトップアスリートが出場しました。 パラトライアスロンレースレポート パラトライアスロンには、梶鉄輝選手(JPF/兵庫)が3年連続で出場しました。梶選手の属するPTS5-Mカテゴリーは、世界の強豪アスリート11名がスタート。全体5位でスイムアップの後、GIANT TRINITY ADVANCED PROに乗り得意のバイクパートへ。チューブラータイヤ仕様のCADEX TTホイールを駆り、濡れたテクニカルコースを着実に走り抜けた梶選手は、11名中3位の好タイムでバイクパートを完了。最終ランパートで全力を尽くし7位でゴール。昨年から1つ順位を上げる快走で締めくくりました。 梶選手コメント「世界の強豪相手に手応えのある走りができました。スイムは少し温存しつつも大きく順位を落とすことがなく、成長を感じられました。昨年と同様雨のレースでしたが、シクロクロスで培ったバイクコントロールでライバルより優位に立てたと思います。CADEXの4スポークホイールは高速でありながらブレーキ性能も優れていて、ミス無く走ることができました。」   エリート男子レースレポート 東京五輪の金メダリストであるクリスティアン・ブルメンフェルト、2022アイアンマン世界選手権勝者であるグスタブ・イデンのノルウェーコンビが優勝候補として注目を浴びたほか、2022年全日本チャンピオンの小田倉真(三井住友海上/東京)が出場。13時から始まるエリート男子レースに、世界の強豪60名がスタートラインに並びました。 3名は全員が新型PROPEL ADVANCED SLにCADEX 50 ULTRAホイールを使用し、雨の降りしきるバイクパートへと果敢に挑みました。トランジションで遅れたブルメンフェルトは、第2パックから独力でジャンプアップを果たすと、先頭パックを積極的に牽引する力強い走りを披露。小田倉選手もパック前方でレースを進め、ライバル達の出方を伺います。イデンも第2パックを長時間牽引し、ランパートでの挽回を狙います。 先頭グループが続々とランパートへ移行すると、50秒以内にトップ10がひしめき合うタイトな展開へ。合計4ラップのランコースで全力を尽くし、ブルメンフェルトが8位、小田倉選手が24位、イデンが39位で完走。終始雨が降り続く悪天候の中、11名がリタイヤを喫する厳しいレースとなりました。 ブルメンフェルト選手コメント「スイムとトランジションで少し遅れてしまったけれど、バイクセクションでは、すごく速く走ることができて、遅れを取り戻すことができたよ。それと、ランの10kmをもっと集中して走りきっていかなくてはいけないという課題が見えたね。先週もその前のレースもOKなレースだったし、今日もOKなレベルだったよ。ただ、やはりポディウムに上がれなかったことは残念だ。今回はトレーニングが足りていなかったから、次のレースでは調子を取り戻して、ポイントをしっかり取っていきたいね。」 イデン選手コメント「今日は十分なパフォーマンスが発揮できず、スイム、バイク、ランすべてのパートで苦しんで、思うようなレースができなかったよ。このレースはすごく大事なレースだったんだ。なぜなら、今年はパリオリンピック選考のラストシーズンで、1シーズン目の昨年は、アイアンマン世界選手権のチャンピオンになることができたけど、オリンピックディスタンスのポイントは付かないからね。これからまたオリンピックディスタンスにしっかり移行していけるよう、組み立て直していくよ。」 小田倉選手コメント「スイムで出遅れてしまったので、タフな展開になってしまいました。それでもプロペルとCADEXホイールのおかげでバイクセクションにおいて先頭集団に追いつくことができました。ただ、その分脚も使ってしまったので、ランでは力を出し切れず、目標としていたオリンピックランキングとしてのポイントはとる事ができませんでした。これから始まる第2期のオリンピック選考で、コンスタントにポイントを獲得できるように頑張っていきたいと思います。」   ブルメンフェルトとイデンはレース直後もファンサービスに尽くし、数多くの観客の声援に応えました。その後は、GIANT / Liv / CADEXファミリーによるプレスカンファレンスへとゲスト出席。レース、メディア対応、ファン交流会とタイトなスケジュールにも終始笑顔で対応し、日本国内ファンとの時間を過ごしました。 翌日開催されたファンミーティングの様子は、別記事にてお届けします。

2023.05.08

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マシューズがジロ・デ・イタリアの第3ステージで勝利!

チームジェイコ・アルウラーのライダー、マイケル・マシューズ(Michael Matthews)は、メルフィでのゴールに向かう上りスプリントで、マッズ・ペデルセンとカデン・グローブスを引き離し、スリリングなレースを制しました。 マシューズは、上りのスプリントフィニッシュを得意としており、そのパワーとスピードを活かして今年最大の勝利を手にしました。 チームの見事なサポートによって、ゴールへの難しいアプローチで有利な位置につけることができたマシューズは、猛然とスプリントを繰り出し、2019年のロード世界チャンピオンであるペデルセンや、今シーズン複数の優勝を挙げている強力なスプリンター、グローブスを抑えました。 マシューズは常にマークされていましたが、彼のフィニッシュスプリントには敵う相手はいませんでした。 この勝利は、マシューズにとっては感慨深いものでした。彼は今年最初のグランツールに向けて、多くの困難に直面していたのです。ミラノーサンレモや春のクラシックレースシーズンに向けて準備をしていた3月、コロナ陽性のテスト結果を受けて競技から離れることになりました。 マシューズはこうコメントしています。「正直言って、言葉にならない。この2か月間で経験したことを考えると、チームのために勝利を収めることができて、とても嬉しいよ。」 ヴァストからメルフィへ南下する213kmの第3ステージは、最終40kmまでほとんどが平坦で、最後に2つのカテゴリー付きクライムとゴールまでの坂が待っていました。チームジェイコ・アルウラーは、最後の数キロでのバトルになることを予測して序盤の2人のブレークを許し、その後巻き返しを図りました。

2023.05.02

EVENT

2023ハマトラFESに出展いたします

CADEXとGIANTは、5/13(土)~14(日)、2023ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会にあわせ、象の鼻パーク Bゾーンにて開催される「ハマトラFES」に出展いたします。 CADEXブースでは、クリスティアン・ブルメンフェルトのアイアンマンディスタンスSub7への挑戦を支えるべく開発された究極のトライアスロンマシン「CADEX TRI FRAMESET」を日本で初めて展示。マッシブなダウンチューブに設けられたストレージや、素早く簡単にセッティングが可能なコクピットなど、間近にご確認いただくことができます。その他にも、「CADEX 50 ULTRA WHEELS」などのコンポーネントを多数展示いたします。 GIANTは、先月発売されたばかりの「TRI COCKPITシリーズ」を実際に取り付けた新型PROPELや、TCR、TRINITYのハイエンドモデルを展示いたします。 5月13日(土)のワールドトライアスロンシリーズ男子エリートにはCADEXアスリートのクリスティアン・ブルメンフェルト、GIANTアスリートのグスタブ・イデンと小田倉真選手が出場。パラトライアスロンシリーズには梶鉄輝選手が出場いたします。CADEXブースでは、レース観戦が楽しくなる応援グッズを先着100名様にプレゼント。選手たちにエールを送りましょう! 当日は、2023ハマトラFESのCADEX・GIANTブースにぜひお越しください。

2023.04.02

RACE

MTB XCO竹内遼選手と機材サポート契約

GIANTは、マウンテンバイク・クロスカントリーオリンピック(XCO)の国内トップ選手である竹内遼選手と機材サポート契約を締結しました。 マウンテンバイク(MTB)およびシクロクロスをメインに活動する竹内選手は、幼い頃からオフロード競技を経験し、2015年のアジア選手権MTB XCOジュニアクラスで優勝して頭角を現します。 2021年にはエリートクラスで全日本選手権3位に入り、翌2022年には国内シリーズ戦で2勝、アジア選手権に日本代表として参戦するなど、国内MTBレースシーンを牽引するトップアスリートです。 「おりょう」の愛称で親しまれ、ファンも多い竹内選手は、今シーズンANTHEMとともに2024年のパリ五輪出場を目標に活動します。   竹内選手コメント このたび、GIANTとサポート契約を結ぶことになりました竹内遼です。オリンピック選考に関わる大切な年に、活動体制を一新するというチャレンジの中で、自分のパフォーマンスを最大限引き出すことができる機材を選びたいと考えました。そこで、世界最高峰の舞台で進化を続けるGIANTのバイクに乗りたいと強く感じました。ANTHEMの印象は、荒れた路面や急な登坂でもギアをかけていける高い追従性と、前110mm、後100mmストロークとリンクシステムからなるダウンヒルでの安定感が魅力的なバイクです。それでいて上りでは一切もたつきや重さを感じることがないので、想像を超える性能にびっくりしています。現代のXCレースに必要な要素をすべて持っているGIANT ANTHEMとともに今シーズン活動できることを嬉しく思います。 竹内 遼(たけうち りょう) 生年月日:1997年11月10日身長:168cm体重:57kg主な競技カテゴリー: MTB XCO、XCE使用機材:ANTHEM ADVANCED PRO 29ER (Sサイズ)Instagram: https://www.instagram.com/yo_yo_ryo_/ 【主な戦績】マウンテンバイク XCO2022年 Coupe du Japon 菖蒲谷 : 優勝2022年 Coupe du Japon 八幡浜 : 優勝2022年 アジアMTB選手権 : 10位2022年 JCF MTBナショナルランキング : 4位 写真提供 : Ryuta Iwasaki

2023.03.27

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ルーク・マイヤースミスがエンデューロワールドカップ初優勝!

GIANT FACTORY OFF-ROADチームのルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)は、タスマニアで初開催されたUCIマウンテンバイク エンデューロワールドカップで、6ステージ中3ステージで勝利し、総合優勝を飾りました。 ルーク・マイヤースミスは、Reign Advanced Proを駆り、エンデューロ ワールドカップ初戦で歴史的勝利を収めた。Sven Martin photo ルークの弟、レミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)は、男子U21カテゴリーで表彰台に上がり、フランスのユン・デニアー(Youn Deniaud)はエリート男子レースで9位に。チームから3名の選手が、トップ10入りを果たしました。 また先週末は、現在のベルギー男子XCOチャンピオンであるイェンス・シューマンス(Jens Schuermans)が、オーストリアのUCI C1クロスカントリーイベントであるKamptal Trophyを制しました。 シューマンスは、Anthem Advanced Proでシーズン序盤の好調さをアピールした。Robin Nevrala photo マイヤースミス兄弟は今年、新体制のGiant Factory Off-Road Teamに加入し、すぐに活躍の場を広げました。昨年のU21エンデューロ ワールドシリーズで総合優勝した 兄ルークは、20歳にして初めてタスマニアでエリートカテゴリーのレースを経験しました。彼の躍進は、チームにEWS/ワールドカップレベルでの初勝利をもたらしました。 第6ステージのフィニッシュ後、祝福されるマイヤースミス兄弟。Sven Martin photo ルークはレースで勝利した後、このように語っています。「素晴らしい日だ、言葉にならないよ! 1日を通してスムーズで安定した走りを続け、それが功を奏してトップに立つことができた。Reign Advanced Proは、リア27.5インチ、フロント29インチのマレットセットアップを選択したよ。」 今大会は、10年間続いたエンデューロ・ワールドシリーズからワールドカップにステップアップし、新しいUCIマウンテンバイク ワールドシリーズの6種目の1つとして、初めて開催されたものです。ライダーは、ダーウェントバレーのユーカリ林の中で、6つのステージに挑戦しました。総距離は54kmで、1200mの上り坂と3000mの下り坂が続きます。 ルークはオープニングステージで2位となり、その後3つのステージで勝利を収め、終日安定した走りでトップ4以下に順位を落とすことはありませんでした。 「一日を通して路面状況はかなり悪化したけど、慎重さを保ってなんとかミスなく速い状態を維持することができたよ。自分の走りにだけ集中し、結果にとらわれないようにしていたんだ。」 最初の5ステージのうち2ステージを制したルークは、この日最長のステージ6をトップで迎えました。「リードしているのに最終ステージで最後尾に下がったことは、間違いなくプレッシャーになったよ。でも、なんとか持ちこたえて、初めてのエリートカテゴリーレースでトップに立つことができたんだ。」 ルーク・マイヤースミスは、チームに、EWS/ワールドカップレベルで初めての優勝をもたらした。Sven Martin photo さらに、ルークの弟であるレミも Reign Advanced Proを駆って、兄と同じく3つのステージで優勝。男子U21で2位となり、この日 活躍をアピールしました。 18歳のレミ・マイヤースミスは、男子U21で驚異的なスピードと冷静さを見せ、銀メダルを獲得した。Sven Martin photo チームは来週末、タスマニアのダービーで開催されるエンデューロ ワールドカップ第2戦に参加する予定です。   シューマンスがXCレースで優勝 オーストリアで開催されたUCI C1イベント、KTMカンプタールトロフィーでイェンス・シューマンスが優勝を飾った。Robin Nevrala photo オーストラリア勢がタスマニアにいる間、2023年にチームに加わったもう1人の選手、イェンス・シューマンスは、オーストリアで大きな勝利を収めました。シューマンスは、ランゲンローイスで開催されたKTMカンプタルトロフィーに出場し、最高ランクのレースで今シーズン初勝利を収めました。 Anthem Advanced Pro、Giant Rev Proヘルメット、Charge Proシューズを使用し、勝利したシューマンスは、こう語ります。「このレースは、急な登りが長く続く厳しいコースで知られており、フィジカルなレベルで自分が今どのくらいの力を持っているのかを測る、良いテストになりました。シーズン序盤の自分の調子と、新しいレースバイクのスピード感に満足しています。」

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