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11月3日(日)に開催された「ツール・ド・東北2013 in 宮城・三陸」。
私たちジャイアントはオフィシャルテクニカルサポーターとして、
大会前日と当日の2日間に渡って大会運営のお手伝いをして参りました。
宮城県石巻市の石巻専修大学をスタート/ゴールとして女川町から南三陸町までを巡る当イベント。
今回は、160km、100km、60kmの3クラスに、合計で約1300人のサイクリストが参加されました。
参加の皆様が快適にサイクリングを楽しんでいただけますように、そしてトラブルに負けずゴール
まで帰ってきていただけますように。そんな思いで石巻の会場へ向かいました。
・11月2日(土):大会前日
素晴らしい快晴に恵まれた土曜日。私たちは大会受付開始の1時間以上前にはメカニックブースをスタンバイいたしました。ただ、この週末は東北が紅葉狩りで賑わう3連休の初日とあって道路が大渋滞していたようで、14時までにメンテナンスしたバイクは12台に留まりました。その後は次々と参加者が到着され、15時を過ぎてから日没までは休む間もない忙しさでした。この日は最終的に66台のバイクをメンテナンスさせていただきました。
受付済みの参加者にメンテナンスを行いました
変速調整不足のバイクが多かったようです
話題の「PROPEL」を展示しました
中西哲生さんのバイクをセッティング中
・11月3日(日):大会当日
まだ真っ暗な5:00頃からブースをスタンバイいたしました。空が白み始めた5:50頃からメンテナンス希望者が一気に来場され、スタート直前に駆け込まれる参加者も目立ちました。6:30にグランフォンドの先頭がスタートした後も続々と詰めかけ8:00頃まで続きました。結局前日とほぼ同数の65台のバイクをメンテナンスさせていただきましたので、もうてんやわんやという感じでした。今回はサイクリングをサポートするメカニックカーを各クラスの最後尾から1台ずつ追走させましたので、7:10に1台目、8:05に2台目、8:45に3台目という具合にスタッフと機材が会場を出てしまい、メディオフォンドの後半スタートあたりのメンテナンス対応がちょっと大変でした。
当大会はYahoo! さん主催ということでSoftbank携帯の機動力が運営にも活かされており、メカニックカー各車にGPS携帯が配られ、レモネードさんの位置情報システムによって大会本部が各車の位置情報を把握。トラブル発生箇所に一番近いメカニックカーに電話とメールで出動要請をするという方式がとられたのは流石でした。筆者はグランフォンドの最後尾からスタートした1台目のメカニックカーを運転していましたが、スタート直後からパンクや変速不良などのサポート要請が続き、道すがら対応していきましたので、18km地点にある第1エイドステーション「女川町地域医療センター」に到着時点で9:00を回っていました。その頃にはグランフォンドの大部分はもう第2エイドを通過していましたので、走行距離が一番長い参加者へのサポートが至らなかったかもしれないという反省点が残りました。これは来年への課題とさせていただきます。
その後は他のメカニックカーとの位置を調整しながらコース上を移動し、最終的にはグランフォンドのタイムアウトライン直後をゴールまで随行いたしました。最後まで諦めずに走る参加者、そして参加者を長時間サポートし続けるボランティアの皆様の姿がともに印象に残りました。本当に良い大会だったと感じます。
また、被災地とサイクリストをより深く長く結びつけるために様々な取り組みがなされているのもこのイベントの大きな特徴です。特に「ツール・ド・東北 応“縁”団」は、このイベントでの「ご縁」を経済的な効果につなげている点でとても実効的だと感じました。これは私たちの活動では無いのですがぜひ紹介させてください。
来年も東北の地でサイクリストならびに地元の皆様とご一緒できるのを楽しみにしています。
必ずお会いいたしましょう。